33話:おにぎりは当たり?ハズレ?
@ナレ君視点@
ども〜。久々?の登場のナレ君です。私視点って事は当然、何かをやりますよー。
そ・し・て!今は悟家の住人‥じゃなくて、悟の家に住んでる者達と、烈&ジャルス&クレーと私が、リビングでテーブルのそ版に有るソファーに座っています。そしてテーブルには大量のおにぎり(150個位)が置いてあります。なぜこんな事になっているかですか?それは・・・・・
〜ベタに回想を見てみよう!〜
「悟居る〜?」
「目の前に居るが・・・何か用かー?」
「いや〜、実は勇者社で新しく、お煮霧を販売しようとしてたんだけど‥」
「お煮霧!?」
「お煮霧はおにぎりの商品名で、その味見を悟に頼もうと思ってね〜。」
「別にいいぞ。今日の飯当番は俺だったし。」
「ありがと〜。」
「当然だが、お前もだぞ。」
「OK〜・・・・・・・・えぇー!?」
「お前の会社の商品だろ。やっぱり何か有るだろ?」
「もちろんだよ〜。中身が何が入ってるか分からないようにするんだ〜。」
「・・・・・良いアイディアだな。だが中身の具が悪ければ、駄目なものは駄目だぞ。」
「ハズレ有りだよ〜。」
「おぉ、そうか。ハズレでも食えるものだよな?流石に。」
「食べようと思えば、食べれるものだよ〜。ちゃんと〈お煮霧を食べる際は、自己責任でお願いします。お煮霧を食べて何か問題があっても、勇者社は一切責任を取りません。〉って書いて有るしね〜。」
「責任取れよ!それ以前に、そんなの書かないと駄目なような物を入れるなぁぁぁ!!!!!」
「一応、普通のも混じってるから大丈夫だと思うし、皆もOKしてくれたから問題ないって〜。」
「皆って?」
「烈とジャルスとクレーとウィルと水魅と私の後ろに居る、ナレ君だよ〜。」
約半数の人は事情を知らないようですけどね。
「ナレ君居たのか!?ってか事情を話してやれよ!」
「来たら話すつもりだよ〜。あと、結局悟は出るの〜?」
「主人公として登場しない訳ないだろ。」
「よっ、流石は主人公〜。」
〜回想完了!〜
まぁそういう訳で皆居ます。
食べる順番は、主人公の悟から時計回りで、ウィル・私・クレー・ジャルス・烈・水魅・魅異で、また悟に戻るの繰り返しだそうです。気絶したら罰ゲーム有りなので、絶対に勝ち残らないと。
ちなみにウィルと魅異は、食べる番が来る度に変身します。
「まずは俺からか。よしこれだ!」
[ムグムグもぐもぐ。]
「・・・・・おっ、カレーだ。」
セーフのようです。チッ。
「次は私の番ですか・・・これにします。」
「ムグムグ‥ゴホッゴホッ!!]
「わ、ワシャビ味です・・ゴホッ!」
ワサビと言いたいようです。でも・・・まだマシな方ですね。
【次は私ですか・・・・・・・じゃあこの下に有るやつで。】
区別をつけるために【】を付けてます。
[モグモグ・・・・・ボォォォ!!]
【辛ぁぁぁぁい!!!】
く、口から火を吹いています!そのくらい辛いんですって!!多分唐辛子・・・
「ってか普通火なんか吹かないだろ!?」
コメディですから火くらいは吹けます。
「俺か。正直嫌だけど、出番少ないからなー。これにするか。」
[もぐもぐムグムグ。]
「美味くはないぞ、コレ!多分ミント味・・・普通におにぎりには合わないな!」
私も同意です。変なコラボですね。
「次は僕だねー。コレにするよ。」
[むぐむぐ‥]
「は、ハズレだね・・・ソーダ味のスライムみたいなのだったよ・・・」
ジャルスがハズレを引くとは珍しいですね・・・スライムが入ってるのは珍
しくないですけど。
「次は俺だぜぇぇぇ!!!コレだぁ!!」
[むぐむバコォォォォン!!!]
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
皆さんの予想通りのハズレでしたね。予想が外れた人も居ましたか?
「しかも神経麻痺つきだよ〜。」
「そんなものつけるなぁぁぁぁぁ!!!」
魅異の真実に対して、悟がツッコんでます。
「次は私があんな風に・・・絶対嫌だよぉぉぉ!!」
「食べないなら、食べないといけない個数を増やすよ〜」
「うぅっ・・・じゃあコレで・・・」
[むぐむぐ」
「あっ、砂漠の砂味だ。予想外のこの味は、まさにオアシス〜。」
まったく意味が分かりませんが、変な事を言ってるのは確かです。
「次は私だよ〜これでしょ。」
[もぐむぐ。」
「これは空港味!OISIIYO〜〜〜♪」
ローマ字については置いておいて・・・空港味って気になるんですけど!
〜40分後〜
ども。ナレ君2です。ええっと全員食べ終わったようです。状況を確認すると・・・
・悟=撃沈
・ウィル=気絶寸前
・ナレ君=自己崩壊
・クレー=黒焦げ
・ジャルス=混乱
・烈=意識不明
・水魅=錯乱
・魅異=健康
って感じになってます。
「よし、コレは商品化しよう〜。」
とか言ってる元凶が1人居ます。
「ナレ君2も今度食べよう〜。」
無理です!(即答)
次の日、7周目くらいに最初に気絶した烈の家には、大量のお煮霧が送られてきて、配達の人に無理矢理食わされたらしいです。