28話:異常なニュースにツッコミ!
@悟視点@
[ドゴォォォォォォォォン!!]
「おっはよぉ〜!」
「朝からうるさいわ!」
[バシィッ!]
ハエ叩き普通にHIT!
「えっと、グヒャラッ!」
一瞬、やられた時の言葉を考えなかったか!?
「で、何のようだ?ついでに今日は出かけないからな。」
「ガーン」
「口で言うな、棒読みするな。」
「えー‥」
「今日は家に居たいから、お前は何処かに行ってろ。」
「しょうがないなー、でもボケ役が私だけだと思ったら間違いだからね~。」
なんか不吉な言葉を残して出て行ったが。・・・大丈夫だろ‥多分な。
「さて、どうするかな〜」
やっぱり寝るか、出かけるか、テレビでも見るかだな。
寝るのは眠くないので没。出かけるのは馬鹿魅異と会う可能性も有るから没。って事はテレビだな。だが今の時間帯は、面白い番組はやってないはず‥まぁいいか。
[ピッ・・・が現在トップです!」
スポーツ実況ニュースか?
[チャンピオン追いつけない!そのままチャレンジャーのウィル選手が優勝でs‥ピッ]
・・・なんか凄く身近な人をテレビで見えたんですけど!
スライムのでっかい塊の中を、酸素ボンベ無しで走り抜けてくウィルが見えたよ、マジで。ってか家を出るまで魅異だったよな!?ってかスライムの塊の大きさが2000mって書いてあったぞ!
「も、もう1回見てみるか・・・」
[ピッ・・・次は勇者ニュースのお時間です。]
勇者ニュース!?
[今回は、スライムの塊の中を抜けて来たウィル選手と疑われている、魅異さん(本人)を取り調べようと思います。」
なんで取り調べ!?
[ウィル?そんな人は知りませんね。我が社との関係はまったくありません。]
口調が変だ!
[だが1つだけ教えといてやろう!俺は見たんだ!そのウィルとか言う奴は、悟という偽善者の家に泊まりに行く所をな!]
また口調が変わった!そして死ね!魅異は1回死んで地獄に落ちろ!・・・でも地獄を征服するだろうな。地獄に住む皆さんが可哀想だ!
[なるほど。おっと、カメラマン達が、悟さん宅に向かいました!]
何ぃぃぃぃ!
[そうですか・・・彼は・・・・・死んだ方が良いのかもしれません。・・・カメラマンの方々、・・・彼は大斧ではあまりダメージはありませんが・・・どうかお気をつけて。・・・そして地獄の皆さん・・・・・・ごめんなさい。」
口調変わった!ってかお前の事だろ!大斧どころか、不老不死効果無視の宇宙消滅銃攻撃でも平気な顔してただろ!
[ピンポーン!ピンポーン!]
「来たぁぁぁ・・・・・(小声」
[反応が無いようです。留守なのでしょうか?]
[フッ‥奴の事だ、居留守でも使って影で怯えてるんだろ。」
うぜぇぇぇ!もう今回は口調を変えてもNOツッコミだ!
[ピンポーン!ピンポーン!ブッブー!]
最後のはハズレかよ!?
[反応が無いようですが、本当に居留守を使っているのでしょうか?]
[もう私には時間が無い!家に帰らせてもらう!]
[えぇっ!?そんな急な!]
[給料は半額の10万セルでよい。ではさらば!」
[魅異さんちょっと待って下さい‥って消えた!?]
[ドゴォォン!]
「ただいま〜」
「新技!ハエ叩きに映えた滝!」
ダジャレですけど何か?
[ブァシィィン!]
「アゴボオボボ!!また新技ー?」
この技は周りの水分をハエ叩きに吸収させて滝のように相手を叩く技だ。水圧で相手がつぶれる事も有る。
「何でテレビなんかに出てるんだよ!?しかも俺の誤解を招くような事を言いやがって。」
「特に反省はしないけど、ゴメンねー。代わりに外のカメラマンを埋めておいたから。」
「・・・・・まぁいいや。ってか助けに行く気分じゃないしな。今日の夜飯作るのは魅異だろ。早く作っといてくれ。」
「分かってるって〜。」
結局夜飯はスライム系の料理だった。うん案外美味い。
ちなみに朝気付いたが、カメラマンはバイトで来てた烈だった。やっぱりオチにはこいつが出るな。テレビを見るときは気をつけよう。