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13話:ボケとボケとツッコミ

@悟視点@


[ドゴォォォォン!]


いきなり爆発!?ウィルがそんなことするはずは無いから犯人は‥


「おっはよー!昨日のお祝い会で、寝不足になってない~?」


「お前のせいで眠気が吹っ飛んだわぁぁぁ!!」


昨日お祝い会で聞いた話だが、魅異とウィルは気分で交代するらしい。どうせならウィルを出してくれよ〜。あと今日は校長のノリで高校は休みだ。


「何のようだ?」


「ノリ」


[パシィィン!]


ハエ叩き炸裂!当然の結果だ。


「じょ、冗談だよ~。今日は部活が有るから、悟も巻き込もうと思ってさ〜。」


「・・・・・・」


無言でハエたたきを構える。


「しょうがないんだって!理由も有るから聞いてよ~!」


「理由は?」


「私の入ってる部活は何か知ってるでしょ~?」


え〜っとー何だっけ。


「覚えてない。」


「戦闘系クラブの高等槍部こうとうそうぶだよ〜。」


高等槍部・・・思い出した。部員が魅異を含めて4人のあの部活か。


「思い出したが‥何故俺が行く必要が有る!?」


「いや〜。そこのツッコミ役2名が出かけてるから、一人連れてくるように言われたんだよねぇ。」


あの部活は決闘とかする+ボケ役のリーダーがなぁ。


「いや・・・止めとk」


「行けば出番が増えるよ〜。」


「よし行く!」


まぁしょうがないよな。俺は主人公だし。




〜高等槍部練習会場〜




「さて、魅異はどんなツッコミ役を連れてくるかなー?」


[バキィィン!!]


「あっ、窓から来た。」


「着地成功!」


「俺を踏むなぁぁぁ!!!」


何で窓から入るんだこいつは!?


「あっ、磐捌いわさばき 隠納いんなさんだね~。」


「やっと来たんだ、魅異ー‥ツッコミ役は?」


「た・・・助けてください。」


あの人は磐捌 隠納さんと言って3年で高等槍部のリーダー。

言っとくけど、槍の扱いは半端じゃない。魅異ほどではないが、大ボケで常識ハズレ。


高等槍部は基本槍部の試験を合格しないと入れないらしい。毎月テストを数百人はやってるが一人も入れない事が多い。


ってか二人は何か話してるし。


「それでね〜、お偉いさんを脅して、車を20台ほど奪い取った事が有るんだよ〜♪」


「流石ね魅異ー。私なんて、警察署を3軒同時に一人で乗っ取った位よ。」


俺なら絶対に参加できない会話だ。言っとくが二人の言ってる事は真実だぞ。


「よし!今から特星現代エリアの警察署を乗っ取りに行くよ~!」


何を言ってるんだ馬鹿魅異!あとウィルの事を忘れるな!


「流石は我が後輩、グッドアイディアー♪武器はゴボウとかにして、防具はレタスとか♪」


いやいや、全然グッドじゃ無い!ってか、野菜の装備って相手を馬鹿にしてるだろ!?


「それじゃあ私は‥伝説を告げる槍・クウディース ランス ファーストで行くよ~。」


それはもはや槍じゃない!団扇だ!


「魅異・・・一体その伝説の武器を何処で!?」


「企業秘密だよ〜、フフフーン♪」


「だが私のこの槍もなかなかよ〜。」


「そ、それは幻とも言われるレア度MAXを超える超レア槍・・・秋香しゅうか金灯槍きんとうそう!?」


・・・スイカじゃないか。


「よく分かったわねー。売れば今なら60億セルくらいの値段が付くほどよ。」


凄く高っ!?スイカにそんな値段が付くのか!?っとそれより‥


「あのー、部活動はしないんですか?」


「あっ、そういえば忘れてた。」


リーダーとしてそれでいいのか?


「それじゃあ、決戦しようよ〜。」


「久々に魅異とのバトルもしたいしねー。」


魅異とバトルしたいって・・・どんだけ凄いんだアンタ。


「じゃあ悟は見学ね〜♪」


「来てもらって悪いけどちょっと待っててね。」




[バトル開始!?]


聞くなよ!


「槍魔術・・タマネギの汁の雨!」


タマネギの汁!?‥あっ、隠納さんの特殊能力は槍魔術と言って、槍を持ってるときだけ使える能力だ。


「私流槍魔術、お菓子の家への引きこもりー!」


魅異の使ってるのは特殊能力じゃないぞ。ってかお菓子の家!?


あと俺は練習場の隅(魅異達との距離200m)に居るから、大きな効果音しか聞こえないぞ。


「ならば槍魔術・・スライムの落とし穴!」


「ぎゅぎゃー!」


スライム!?絶対に落ちたくない!そして何故ぎゅぎゃー!?


「私流槍魔術、スライム加工術〜!」


[うにぇ〜〜〜〜〜〜〜!!]


何か膨らんでる!!!!


「私流槍魔術・特技、スライム弾け飛び爆弾〜〜!!」


[〜〜〜〜〜〜バァッチャァァァァァン!!!!!]




























[ヒュゥゥゥゥ〜〜〜〜〜]



「すぐに終わったな。それより・・・死ぬかと思った。」


いやマジで。だって500m位の練習場が軽く吹っ飛んだんだぞ。普通は死ぬと思うよな?


「そこまでの距離は飛んでないようだな〜。あいつら無事か?」


それにしても、特技レベルの技であの威力とは‥魅異は人間じゃないな。100%位の確立で。


俺達は技の種類で奥義とか分ける奴が何人か居るんだが(俺は違うが)、その分け方は普通の技、特技、奥義、極技、その他自称で分けられている。

って事は魅異は今まで全力ではなかったと言う事だ。(レジェントofバトルとか)


「アイツ・・・人間じゃないって!多分。」


暗くなってきたし今のうちに帰るか。















・・・ちなみにウィルは、今日は1日中寝てたらしい。

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