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2.ふたつめの扉

ふぅ……。このは中学校で、だいぶ体力が削られました……。

それでは、次に真ん中の扉を開けてみましょう。



ガチャッ。

作者「お邪魔しまーす……。あれ、ここ、音楽室ではなさそうだな。つーか、家?誰かの部屋?」


ガチャッ。

紀穂「うわっ!」


作者「あっ、紀穂ちゃん! お邪魔してます!」


紀穂「ホントに邪魔。」


作者「(イラ……ッ)ま、まあ、そういう企画なんで、ちょっとは我慢してもらえるかな〜?」

(お、落ち着け自分!ここで怒ったらこの企画が崩壊してしまうぞ!)


ガチャッ。

志穂「あ!美織さんだ〜! こんにちは〜!」


紀穂「は!?あんたなんで私の部屋に来たの!?あんたの部屋はあっちでしょ!?……チッ。邪魔なやつがきた。(小声)」


作者「まぁまぁ紀穂ちゃん。今回だけは志穂ちゃんへの恨みを忘れてあげてください(汗)」


紀穂「おい作者。お母さんに紅茶ちょーだいって頼んできて。レモンティーで」


作者「あ、あの、作者って言うのはいいんですけど、私の名前は美織です。それに、私お邪魔してるものであって、つまりそちらから受けたらお客…」


紀穂「あーもう!つべこべ言わず行ってこい!」


作者「はわわわ……。し、志穂ちゃん、たすけ…」


志穂「美織さ〜ん! 志穂はミルクティー!」


作者 「(くっ。なんなんだこの双子はッ! 悪魔か!)

い、行ってきます……」


--------

作者「あ、あの。私、この物語の作者の、美織と申します……」


母「あら、美織さん。もう来ていたの?」


作者「は、はい。あの、紀穂&志穂さんから頼まれたんですけど……」


母「ふふっ。紀穂はレモンティー、志穂はミルクティーね?美織さんはどうなさる?」


作者「あ、ミルクティーでお願いします」


母「ごめんなさいね。あの子たち、お客様に頼むなんて。申し訳ないわ」


作者「は、はぁ……」


母「でもね、志穂はもちろん、紀穂もね、美織さんが来ること、とても楽しみにしていたみたいなの」


作者「え、そうなんですか?」


母「そうよ。だから、仲良くしてやってください。

はい。できたわよ」


作者「あ、ありがとうございます」



--------

紀穂「遅いッ!」


作者「ひぃ!すみません……。(本当に楽しみにしてたのかな?)」


志穂「わぁ〜!美織さん、ありがと〜!」


ガチャッ。

奏&智花&エリ「「「こんにちは〜!」」」


作者「あ、奏ちゃん、智香ちゃん、エリちゃん!」


志穂「やっほぉ〜!」


紀穂「おい作者! もっかい紅茶頼んでこい!」


作者「も、もう帰りますよぅ〜!」


奏「えー、もう帰っちゃうの?」


智花「まだ全然話してないのにー」


エリ「私ももっと作者さんと話をしたいですー!」


作者「また後でくるので、その時にゆっくり話しましょう〜!

それでは、『若里中学校吹奏楽部〜10年前の記憶〜』

より、紀穂さん、志穂さん、奏さん、智花さん、エリさん、紀穂&志穂'sお母様でした〜!」


紀穂「おい、作者!」


作者「ぴゃっ!な、なんでしょう?」


紀穂「その、10年後の、私って、どんな感じなの?」


作者「うーん、一言でいうと、」


みんな「「うんうん」」


作者「ビフォーアフターだね」


紀穂「蹴り飛ばされたい!?」


作者「い、いえ!さよならー!」

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