82/84
テニスボール
「もっと促進剤入れますね」
「はい」
これを繰り返し
どんどこ痛みが増していく
「いまどこ痛い?」
「お尻の辺りが」
「うん。下がってきたね」
「旦那さん、テニスボールお尻に当ててください」
「はい」
痛みが来ると
「当てて」
と頼み
主人にぐーっとテニスボールを肛門に押し当ててもらう
テニスボールを開発した方は
まさかこんな用途を想定していなかっただろう
陣痛のいきみ逸らしに
テニスボールを使用した
先駆者は誰なのだろうか
痛くて、痛くて
痛みを逸らすことが出来て
本当に助かったのだが
落ち着いて考えてみると
不思議である




