判断がつかない
痛い
痛みを紛らわすために部屋の中を歩く
どんどん強くなっている気がする
だが、陣痛というのはまだこんなものではないのだろう
おしるしが増え続けており
ピンクからどんどん赤くなった
……わからぬ
これはもしや出血か?
おしるし通り越したのか
判断がつかず電話する
「痛みはどうですか?」
「痛いですが、まだ耐えられます」
「間隔はどうですか」
陣痛時計で測った間隔と持続時間を詳細に告げる
「細かいですね!すごいです!」
「いえ……アプリを使いました」
「ああ」
そんなにあからさまに
がっかりせんでも……
「バラバラですね」
「はい」
「出血したり、痛みに耐えられなくなったり、間隔が規則的になったらまた電話してください」
「わかりました」
「痛くて歩いて紛らわしています」
「寝てください。少しでも休んで欲しいので」
「いえ、痛くて眠れません」
「目をつぶって横になるだけでも違うので」
「(それができないくらい痛いのだが)……はい」
横になってみる
やはり痛い
これはどうしたものか
部屋の中がどんどん明るくなる
夜明けだ
いたいいたい
主人が起きてきた
「痛い。どんどん強くなってきているが、間隔は不規則だし電話してもいいのか判断がつかない」
「よし。病院行こう」
「え。だって」
「電話してみよう。それで違ったらごめんなさいって言おう」
電話をかけた
「赤ちゃんの動きはどうですか?」
「昨日に比べて全然動いていません」
「胎動を感じないってことですか?」
「あまり……1時間で1回くらいで。痛くてわからないのかもしれませんが」
「わかりました。来てください。診てみます」
「診察します。来てください」
主人に病院へ連れて行ってもらった




