あたたかい言葉
妊婦だとわかってもらえるようになり
声をかけられることが増えた
飲食店で20歳くらいの青年に
「いつ予定日ですか?」
「2週間後です」
「えっ。そうっすか」
「はい」
「なんて言ったらいいかわからないんですけど……元気な子を産んでください」
と言ってもらったときには驚いた
帰宅して主人に一連の流れを話すと
「この時代に、人によってはセクハラととらえかねん。その若者すごいね」
いや、全くセクハラとか思わなかったが
そうか、そういう考えのひともいるのか?
世知辛い世の中である
あの青年は将来すてきな父親になるだろう
母親世代の女性からは
「産んでからが始まりよ」
と励まされる
重みのある言葉である
はい。肝に銘じます
検診からの帰り
バス停で父親と同年代の男性から声をかけられた
そこから育児の話を聞いた
「最初が肝心だ。おむつ替えとかさせた方がいい。そういうのやって男は父親になったとわかってくる。女の人は産んで母親って思うかもしれないが、父親は難しいんだ」
「最初の1~2ヶ月は寝不足になると思う。ぐーすか寝てたら、妻に「わたしだけの子じゃないのよ!」って言われた」
とか。バスに乗っても
隣に座ってアドバイスをくれた
終点でバスを降りると
その男性は
「じゃ。元気な子を産んでね」
と言って駅へ向かった
みんな通りすがりの
見知らぬひとなのに
なんてあたたかいんだろう
優しい言葉をかけてくださる
ありがたい
きっと出産まで
もう少しだ




