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ぶじ産めるだろうか  作者: 我
妊娠中期 5ヶ月まで
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イカリノスイッチ

イカリノスイッチ♪

ピタゴラスイッチ♪ のように陽気に言いたい


身体は安定期といわれる時期に入ったものの

情緒不安定

甚だしい


一昨日、昨日、本日

苛々しては感情を爆発させ

泣いている


我は昔から混乱すると

涙が止まらなくなる

泣くと、一気に楽になる


泣くことは脳科学的に良いと実証されて

説が広がり

ものすごく助かった

家族が理解を示してくれるようになり

泣いても怒られなくなったのだ

学者さんは恩人である


怒りと悲しみはベクトルが違うだけで

本来同じだとされる

我は普段ほぼ怒りは感じない

が、しょっちゅう悲しむ


最初は怒りと悲しみは同じという意見は

受け入れられなかった


そんなわけない

我はひとを攻撃していない

怒っているひとと一緒にしないでほしい

と考えていた


だが、やはり同じだ

己だけならストレスを勝手に溜めて終わりだが

他者と一緒にいれば

相手の感情を害してしまう

きもちは伝わる

だから泣くと怒られたのだ


久しぶりに会った父と

チャンネルを巡って大喧嘩になった

父は驚き

そして激昂した


我は言い返せない

違和感を

その場では言語化できず

数時間経ってやっと

変だと思った理由を理解できる


たいへん、鈍い


鈍いがゆえに周囲と軋轢を生じず

暮らしてこれたのだろう


時は流れるどんどんと

不服を申し立てるなら、後出しは無理だ

その場で言い返せないなら黙るしかない


何故こんなに理解が遅いのだ

と己を責めて終わりだ

布団の中で自己嫌悪の時間をどれだけ過ごしたか


思春期に

己の主張を伝えることが出来たなら

家族も我の成長を認めてくれたかもしれない


考え方も成熟しただろう

が、我はぼんやり過ごしてしまった

ぼんやりしている事にすら気がつきもせず


ここ3日間

怒りの感情を持て余している

しかし

何故か普段よりも反応が早い

父に言い返せた

主張が出来た


大号泣の末

落ち着いた後

チャンネルを変えたことを詫びた


帰り際

父が謝った

信じられなかった

父は謝罪しないひとだと思っていた


仲がこじれるほど

両親も姉も決して謝らない

長いこと

なんなんだろうこの大人たちは?と不思議だった


一方、我は納得いかずとも

場の空気を緩和すべく

謝っていた

己の奥底の気持ちは

沈めて見向きもしない


みっともないくだらない

しょーもない喧嘩をした

1日経って

ついに喧嘩したぞ!と嬉しくなった


自分が変われば相手も変わる

あの有名な言葉を

体感できた


電話越し

母にマタニティブルーではないかと

指摘された

もしや……


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