帯祝い 戌の日
帯祝いに行ってきた
帯祝いとは
戌が多産でお産が軽いことにあやかり
2週間に1度ある戌の日に
安産を祈願する日本の風習らしい
当日でなくてもその近辺で都合の良い日に行っていいと
もはや形骸化している
我は妊娠するまでこの習わしを知らなかった
雑誌を読んで知ったものの
じゃあ腹帯を買って巻こう
くらいの軽い気持ちだった
その旨を告げると義母が驚いた
「え?神社行かないの? 行きなさい」
そんなわけで行ってきた
我は己の受験のときも祈願に行かぬ
神がよくわからないのだ
手術前や緊急事態、神に祈りたいような危機に陥っても
全て友や主人の顔を思い浮かべて祈ったくらいだ
こんな我が行ってもいいものだろうか
不安だった
安産祈願してもらったものの
宮司の様子がおかしかった
祈祷の際、それまで淀みなかったのが嘘のように
言葉がぴたりと止まった
住所が読めなかったようで
絶句したのだ
4秒ほどだが
絶句すること、2回
沈黙が苦しかった
その後は何もなかったかのように
するすると流れていった
やはり先ほどは異状だったのだ
何故下読みをしない
ぶっつけで読むとかそんなんでいいのか
我はそうでもないが
他の人は真剣かもしれないではないか
初めての祈祷は
がっかりした
意識が低いんだなと感じてしまった
神とは
神に仕えるとは
なんなのだろう
気を取り直し
妊婦帯を買いに行った
正しく巻いたら、5日前からの腰痛が軽減した
素晴らしい
苦しむ妊婦さんが多かったのだろう
その方たちの意見のおかげで商品が開発され
こうして恩恵に与ることが出来た
我が苦しむ経験も
いつか誰かの役に立つといい
そう思えば
乗り越えていける




