入学試験とかとか
今から入学試験があります、転移魔法で一瞬で来れるので遠い感じはないですが、馬車だと王都から一か月ほど掛かるので距離はあります。
「お兄様とクウは、どの学校を選びましたか?」
「やっぱり、冒険者学校かな」
「同じ」
「それでは私も冒険者学校です」
「フィナがそれでいいならいいけど」
「お、お兄様と一緒が良いんです」
可愛いな〜
(「シスコンですね」)
ここで学園の説明をしようか。まず学園の種類だが、騎士学園、魔法学園、冒険者学園、土木学園、工学園が存在する。その中に騎士学校2000人3校、魔法学校4000人3校と2000人1校、冒険者学校4000人16校、土木学校12000人3校の学校がある。この中で騎士学校と魔法学校の3校、土木学校は国別だ。
「それじゃあ、冒険者学校に行こうか。」
「はい、お兄様」
学校受付はまだ早い時間だというのにすごい人の数だ。
「じゃあ並ぼうか」
「はい」
受付は10つほどあるのにすべて10人以上並んでいる。
「冒険者志望ですか?」
鍛冶や料理、魔道具作成なども冒険者学校なためだ。
「そうです」
「冒険者登録はどういたしますか?」
「1人分お願いします」
クウはCランクで俺はBランクだ、あれ以来Bランク級は見ていない。
「では、こちらに記入をお願いいたします」
「はい」
前書いたのと同じ内容だった。
「それでは受験学校は第一学校の第7会場になります」
「わかりました」
3人とも同じ学校のようだ。
扇状の200人以上入りそうな教室で大学の講義室みたいだ、もう満室に近い。
「それでは時間になったので、試験を開始しま〜す♪」
すごくハイテンションな先生だ。
筆記試験は地理20分、薬学20分、魔物学30分、数学40分、科学40分。数学は四則演算、科学は中学生、他は基礎レベルだった。
「次は、実技でーす。戦える格好で第2修練場に集まってくださいね〜」
「じゃあフィナ、クウ行こうか」
「はい」
「うん」
歩いて20分くらいかかった。
「広いな、色々と。」
今度は1000人以上収容できそうな空間に結界が貼ってある。
「ホントに大きいですね」
「今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをして貰います」
映画のようだ。
「それじゃ、結界の中で殺しあってくださいねー」
入るときに違和感がした、世界が違うのかもしれない。
(「結界魔法の一種です。マスターも可能ですよ。」)
「ま、首が落ちても死なないんで、安心していいですよ♪。それでは......開始‼」
<索敵>では600ほどの反応があります、強そうなのは20程です。
一応今のステータスです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ルーク(7歳11ヶ月)
―スキル―
武術、魔導、創造、光速多重思考、魔力支配、魔力回復、再生、身体強化、理解吸収、忍、ALICE、鑑定眼、威圧、状態異常耐性、
―ギフト―
全能神
―称号―
人神/人族/公爵家三男/トラベラー/戦士/創造魔導士/
―――――――――
状態異常耐性:Ⅱ
<毒耐性、麻痺耐性、石化耐性、魅了耐性、威圧耐性>などの統合上位スキル
―毒を持たり、常闇の森で獲得した物です。
―――――――――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
フィナ(7歳11ヶ月)
―スキル―
魔法、魔力操作、並列思考、持久力強化、察知
―ギフト―
全魔、精霊の友
―称号―
ハーフエルフ/第一王女/魔に愛されし者/ブラコン
―――――――――
魔に愛されし者:称号
魔力量が大幅に増加する。
―――――――――
ブラコン:称号
兄が近くに居れば心技体大幅上昇。
―――――――――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
クウ(7歳9ヶ月)
―スキル―
武術、魔術、忍、身体強化、破壊眼
―ギフト―
妖狐
―称号―
獣人族(狐)/武闘家/生還者/救われた者
―――――――――
生還者:称号
心技体に大幅補正
―――――――――
救われた者:称号
救ってくれた者に対して、妄信的になる。
尚且つ、近くに居れば心技体に大幅補正。
―――――――――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ステータスは隠蔽の魔道具で隠しています。
もちろん職員以外には王族だということも伏せてありますよ。
なんでかって?
王族だと思われるといろいろ面倒だし、制限も多いのです。
まあ、負ける気はしない。まずは...もちろん傍観です。
「も、もうやめてくれ。Uaaaaa」
「降参しま...」
「ゆるじでぐれー」
色々とダメな言葉が聞こえています。笑いながら相手の四肢をもぎ取る8歳児がいます。
将来が心配です。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ジャック・キリサキ(7歳6ヶ月)
―スキル―
武術、闇魔法師、思考強化、忍、スロー眼
―ギフト―
切断
―称号―
人族/医師/狂人/勇者の孫
―――――――――
スロー眼:Ⅱ
魔眼。対象の体感時間を遅くする。
―――――――――
切断:Ⅲ
切ることに特化する。
切断に関連するスキルに影響。
―――――――――
医師:Ⅰ
生物を切るときに冷静になる。
―――――――――
狂人:Ⅰ
戦闘時興奮するが、戦闘力の上昇。
興奮には例外が存在する。
―――――――――
勇者の孫:Ⅰ
成長率中補正、スキルが取得しやすくなる。
―――――――――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
大罪人級の異世界人のような気がします。
人数が半分以下になったので、そろそろ動きます。
キリサキさんは放置で、10人ほどで固まっているところに、まずはど真ん中に。
「『テレポート』」
「な、なんだ!」
まずは一人、手刀で軽く撫でます。
「く、」
次に4方に魔力弾。
「「「「ぐは、」」」」
一人耐えたようです。のこり6人
「くらえ、『ファイアーボール』」
強度の甘すぎますね。
DooooN‼
「やったか?」
(「死亡フラグですね。」)
「『雷化』」
魔法になる魔法です。精霊化とも言います。
まずは足で人なぎ。
「ぐ、」
「避けろー‼」
「「「「なんだ‼」」」
「「足がー!」」
(「可哀想にマスターやりすぎです。」)
「あれ?...」
電気を帯びた衝撃刃が飛び、周りにも被害が。反省はしているが、後悔はしていない。
「終了です!」
フィナとクウはまだ力に振り回されているふしがあった。あとキリサキさんも残っている。不思議だがフィナ達と戦ったら余裕で勝ちそうに見える。
「それでは筆記試験の教室に移ってくださ。」
「お兄様どうでした?」
「ああ、ちょっと物足りないくらいかな。」
「フィナはどうだ」
「私はギリギリでした。」(シュン)
「そうか、頑張ったな」(なでなで)
「えへへへー」
かわいいなー
「ジー」
「どうした?クウ」
「ジー」
「クウも頑張ったな」(なでなで)
「ん、」
「それじゃ「君、すごかったね」そ、」
あの、キリサキさんだ。
「ありがとうございます、そちらこそ楽しそうでしたね」
「あ、わかった?。えへへ」
この人は、関わっちゃダメな人だ。
「今度一戦どう?」
「遠慮しておきますよ」
「そうか、残念だね〜」
結構あっさりだ。
「それじゃ、移動しましょうか」
「そう(ですね)だね」
やはり遠い。
「じゃあ、僕はこれで」
「はい、また会いましょう」
「うん、またね」
俺たちが最後みたいだ。
「今日はこれで終わりでーす。明日の入学式には、遅れないでね♪」
「フィナ、クウ。じゃあ帰ろうか」
「はい♪、お兄様」
「うん。」
泊まるところがない人は寮を貸すそうだが、今日ぐらいは家に帰ってもいいだろう。
「『ゲート』」
ルーク達は、部屋の人間が唖然としているのに、気付かなかった...