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平凡な日常なはず(笑)  作者: チノ
第一章 新しい人生のそれから
3/11

誕生とかとか

 真っ暗だな。子宮の中か?

 

 周りがうるさいな、誰かいるのか?

【スキル<察知>を取得しました】

 

 え?頭に声が響いたぞ、クオンに似ている。

 (ステータス)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

???・??? (0歳0ヶ月) 

―スキル―

察知、鑑定眼


―ギフト―

全能神


―称号―

トラベラー/人神 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 増えている、ついでに(鑑定)

――――――――――

察知:Ⅰ

周囲の気配がわかる。

――――――――――

取得簡単すぎるだろ。



 眩しい!あたりが急に明るくなった。


「=*q&*Kk+%-」

 何を言っているんだ?周りもうるさい。


【スキル<理解>を取得しました】

「わたし*-こ/mか。」


【スキル<吸収>を取得しました】 

 

「お、おー。リリー生まれたか」

 なんて、チート。金髪のイケメンが入ってきた。父親か?


「旦那様ドアは静かにお開けください」

 茶髪で落ち着いた雰囲気の女性だ


「ベルよ今日くらいは堅いことはいいだろうよ」

 金髪のイケメンに似ているが、少し年上に見える


「国王様そう言われましても、ルーク様が驚いてしまいますよ」

 あの金髪は国王なのか、結構な身分の家に生まれたようだ。

「そうですよ、国王さ、「フィリス様の御子も産まれました、フィリス様にの女の子です」ま。」

「おう、そちらもか。今日は何とも運がいいのだ。」

 妹? 


「おめでとうございます、ルイス様」

「で、ルイスとルディ、この名はなんとするのだ?」

「はい、父様。男なので『ルークフロイス』と使用と思います。」

「こちらは『オルフィナ』と名付けようかと思います。」

 そうか、フィナたんか〜。妹じゃないのは残念です。



――――――――――――――――――――



生まれてから一か月が経とうとしている。


 今は結構落ち着いてきたのだが。

 生まれて間もない頃は色々な人が代わる代わる顔を見に来た。

 豪勢な甲冑を身に着けた人や、真っ黒いマントの魔女、はたまたでっぷりと太った豚のような人間(ちゃんと人族だった)やキツネ耳に三股の尻尾を持った獣人なども来た。

 最近は兄と思われる二人組が良く顔を見せに来る、僕の黒髪とは違い、父親に似た金髪の好青年だ。


 そして今日はフィナたんと一緒に教会に来ている、なんでも身分証の作成と登録をするとかで本人の血液が必要なそうだ。



 そしてまた僕は見慣れた白い空間に来ている。あれは手続きを滞りなく終わらせ最後に身分証の腕輪を貰いお布施を預けに来た時に、この世界に来たようだ。


 目の前にはどっかの魔法学校にいる校長先生みたいな爺さんが立っていた。


「初めましてになるかの、ルークくん」

「そうだな、あんたはこの世界の神かい?」

「大体の事情は知っているようですね」

「まあな、あんたが出した条件のせいで、俺の記憶がないってことくらいわな。」

「まあ私だけではないですけどね」

「それは他にも関わったやつが、居るということか?」

「そうですね。」


「なぜそんな事をしたんだ?」

「元々の君の知識はこの世界の発展に薬で有るとともに毒でもあるのだよ」 

 クオンの言う通りだったな。


「本当に迷惑なことだ」

「恨んでいますか?」

「まあ気にしてないって言ったら、嘘になるが。元々は俺がこの世界に来たがったのが始まりだしな。しょうがないだろ。」

「ありがとうございます、そのお詫びと言っては何だけど何かギフトをあげるよ」

「それは、物か?それとも」

「なんでもいいですよ」

 スキルは取得できるしな、物も今の状態じゃ使えないよな。


「ちょっと考えさせてくれ。」

「どうぞ」


「それじゃあ、この世界の知識をくれよ。」

「それなら良いですよ」

「良いのかよ、てかできるのか?」

「まあ、この世界に元々ある知識ならあげられます。」

「じゃあくれよ」

「はい、じゃあやりますね。」

「『Update』」


「・・・・・」


「なにも起きないぞ?」

「弾からるようですね」

「そうか」

クオンが鑑定できなかったのと同じような理由か?


「他の方法をとりますね」

「他にもあるのかよ」

「はい、『Update』が記憶を送るものだとしたら。これはあなたに記憶を見てもらいます、勉強してもらうに近いですかね?」

「面倒だな」

「体感時間は長いですが実際の時間ではそんなにかからないので安心してください」

「『Read』」


「できたようですね。」

「そうだな」

「それではまた、会う時があったらですが」

「いつかな。」


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