表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/12

プロローグ

 この作品は、俗にライトノベル(軽小説)と言われる物であり、中高生向けに書いた物です。その為、一般的な文学作品を好まれる方が読まれると、小馬鹿にされたような印象を受ける恐れがあります。

 また作中には一部卑猥な描写が含まれます。これもライトノベルというジャンル上は仕方のないことであり、決して作者が常々こういう事を妄想している訳ではありません。ですので、どうか読了後に作者に冷たいコメントしないで下さい。いや、マジで。

 以上の点をご留意の上、楽しく読書に励んでいただきたいと思います。

プロローグ

 

 「せんぱーいっ!」

 底抜けに明るい声が後ろから聞こえて、わずかに残っていた眠気が一気に吹き飛ぶ。

 振り向くとそこには、僕が愛して止まない、目に入れても痛くない、世界と引き換えにしてでも守りたい、可愛い可愛い後輩の姿があった。ぴょこぴょこと揺れるツインテールが、ほんのり桜色に上気した頬が、小股で走る細い足が、ヒラヒラとはためくスカートが、彼女の全てが愛らしい。後ろから差す朝日までもが、彼女の可憐さを引き上げる為の演出に見えてしまう。

 ああ、僕はなんて幸せ者なんだろう。こんな可愛らしい彼女と一緒に登校できるなんて。

 ここ最近感じたことのない充足感を胸に抱きながら、僕はゆっくりと、彼女の方へと歩み寄っていく。

 本当に、ついこの間までは、自分がこんな幸福を享受できるとは想像もしていなかった。

 そう。全ての始まりは昨日の夕方、放課後の河原での出来事だった……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ