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入学初日の終わり

どうも!できたので載せます。

今回も、ギャグのみです!

なんかギャグばっかだと楽しいには楽しいですが、

文章が飽きられてこないか心配です。

って、あれ、あとがき?

じゃないのだ!11話!!!




あっ、万事屋幻想殺し更新しました。

夕方、下校時刻。

本日の一大イベントである入学式も終わり。残りの教科書販売と身体測定が終われば、入学初日などもうやるべき事は何も残っておらず。授業もなければ、まだ部活に所属していない1年生が学校に残る理由はないので、新入生である大河も夏火も他の新入生や同じく用事が済んだ先輩達と同様に帰ろうと、まずは下駄箱へ行くところだった。


「あ~散々な一日だった…」

「結局、お互いに教科書二人分も運ぶことになるとはな…」


二人とも疲れた感じに肩を落として呟いていた。教科書販売のおりに、夏火は賭けのジャンケンに負け大河の分と自分の分を運ぶことになり、運ぶ事を免れた大河は保健室での失態を付け込まれ、愛川と小夜月の分を運んだので、どちらかが楽になるはずだった賭けジャンケンは、結果だけ見れば二人とも通常の2倍運ぶ原因となってしまったのだ。


「あそこでジャンケンしなきゃ、一人分で済んだかもしれないな」

「言うなよ…勝った俺が空しくなる…」


大河は肩を落としているが、夏火の意見も尤もだった。

もし、あそこで大河がジャンケンをせずに、夏火と二人で普通に買いに行けば大河は保健室にも行かずに面倒な騒動にも巻き込まれなかったはずなので、少なくとも二人分運ぶなんて事にはならなかったはずだ。とは言え、後悔先に立たず。今更後悔しても過ぎた過去は戻ってきやしないので、二人はこれ以上この会話をするのは止めた。


「まぁ、もういいだろう。それより、さっさとこれ貼って帰ろうぜ」


そう言いながら夏火は金属で出来た『夏火竜登』と書かれた板を大河に見せる。

今日やるべき行事は終わったが、新入生には今日帰る時に自分の使う下駄箱にネームプレートを貼るというミニ行事が残っているのだ。ただ、それはミニ行事と言っていいのかと疑ってしまう程にあっという間に済み、自分の下駄箱を探すついでのような事なので大河も夏火も別に面倒だと思わず、下駄箱が並んでいる学校の出入り口の所に着くと早速自分が使うべき靴の置き場所を探した。どこに自分のクラスの下駄箱があるのか事前に説明されていたので、見つけるのはあっという間に終わり、後は左上から始まる出席番号一番から右に数えていけば、自分の使う場所に自ずと辿りつくので、二人は慎重に順番を数えていき、自分の使う場所を見つけると、それぞれ持っていたプレートを下駄箱へ貼った。

ただ貼ると言ってもボンドやテープを使って貼りつけるのではないので、プレート用に空けられた窪みに差し込むと言った方が正しい。


「これで、よし…っと」


差し込まれた『大河大河』と書かれたプレートを指でなぞりながら大河が呟く。


「ふ~…こっから、始まるんだな…新しい俺達の戦いが」

「ウゼえからカッコつけんなよ。………でも、まっ、間違っちゃいないのかな?」


大河に続くように夏火も自分のプレートを指でなぞった


「でもよ…なんか、懐かしいよな。この感じ」

「………あぁ、そうだな」


夏火は無表情のまま一言返すだけだったのに、大河は、その一言からまるで夏火の心情を全て察したかのように意味深な笑みを浮かべて夏火の肩に手を置いた。


「じゃあ、帰りますか…」

「あぁ…やることも終わったしな。さっさと帰ろう」


互いに意思を確認し合うと、二人とも上履きから靴へと履き替える為、今朝靴を入れたビニール袋から靴を取り出す。ただ、その途中に、


「あれっ!?」


聞き覚えある声で誰か驚いたのが聞こえてきた。二人が揃って声のする方を見てみると、その先には今朝知り合った同じ新入生である森田の姿があった。


「「あっ!」


今朝といい。昼といい。あまりの偶然の多さに大河と夏火も流石に驚いた声を出した。だが、大河だけは驚いてはいてもふざける事は忘れていなかった。


「よお!いや~奇遇だな!森田一○アワー君」

「急にギネス番組になった!?」


いきなりのボケも見事に拾う森田に夏火は見事だ。と心の底から感心した。


「(ほんの一日でここまで大河のボケにツッコムことが出来るなんて、人に対する適応力はかなりのモンなのかもな…)」


と、夏火が無駄な分析力を発揮していたが、森田はこの流れに慣れてきたのか、それ以上のツッコミをせずに話題へと変えてきた。


「いや~、ホントに奇遇だね…二人も今から帰り?」

「あぁ、まぁな…」

「さっさと帰ってジャンプ読みたいしな、っておおっ!思い出した!!」


簡単な会話をする途中、大河は昼に森田からジャンプを借りたまま返していないのを思い出し、鞄に入れていたジャンプを取り出すと、森田へ確認させるように見せつけた。


「悪かったな。これ…」

「あぁ…はい、確かに…」


サラリーマンが名刺を受取る時のように森田は丁寧にジャンプを受け取った。そして、二人への用事が済んだはずの森田だったが、そのまま直ぐに帰ったりせずに、二人の近くで立ったままだったので、二人に森田が待っているのだと悟り、慌てて上履きから靴へと履き替えた。


「悪いな。待って貰っちゃって…」

「ううん…僕は青野町に住んでるから、家はすぐそこだから。二人は寮じゃないの?」


『寮』とは学校から歩いて数分ほど離れた所にある魔法高専専用の学生寮のことである。全国にある『魔法高専』の数は三十二校。一つの県に一校もない計算である。よって、高専に通うために県外から来る生徒というのも少なくなく、この『愛鷹高専』にも何十人もの県外出身の生徒がいる。そんな彼らの為に全国の魔法高専では、国の補助を得て寮を用意し他県出身生徒のバックアップを行っているのだ。因みに森田が先ほど言った青野町は、『愛鷹高専』から徒歩で3・40分は掛かる距離である。決して近い訳ではないが県外の生徒に比べれば、まだ徒歩の範囲内というやつだ。


「あぁ、俺達も普通に自宅通いだ。でも、青野町か…じゃあ、途中まで同じだな、俺達は屋敷町だから」

「へ~ってことは、僕の家より近いね。じゃあ、家はそんなに離れてないのかな?」

「かもな。あれ…でも」


大河は、簡単に返すだけのつもりだったが、不意にある疑問が浮かんだ。


「俺達、今まで一回もあった事ないよな。そんだけ近けりゃ、小学校の時に一回くらい会ってそうだけど…」

「あぁ、実は生まれはここら辺じゃないんだ。この学校に通う為に、親に無理言って引っ越してきたんだよ。だから、住み始めたのは最近なんだ」

「ふ~ん…」


素っ気なく返したが、大河は少し驚いていた。森田が言った通りで学校が遠ければ近くに引っ越してくればいい。だが、先ほども述べた通り、この学校には『寮』が存在するので普通に通うのが困難ならば『寮』に入れて後は学校側に任せる。大抵の親はそうするものだが、ごく稀に子供為に学校の近くに家買ったり、マンションを借りたりする金持ちの親もいるのだ。尤も、そういった事は稀なのだが、大河は、もしかしたら森田の親はその類の親なのかもしれないと頭に過ったのだ。実際にそうなのか、聞いてみればいいだけの事なのだが流石にまだまともに友情を育んでいない人に「家金持ち?」って聞くのは失礼かもと、今までの大河にしては珍しく常識的な事を思ったので、直接尋ねようとはしなかった。そして、その後はしばらく互いの身の上話(深い部分に触れない軽い内容)で盛り上がっていると、


「ちょっと待って、新入生君!」


正面玄関を出て校門へと向かう3人の行く手を阻むように数人の男子生徒が現れた。

全員誰がどう見ても明らかな不良で、特に真ん中に立っているリーダーらしき男は大河達より身長が高く髪型を不良の象徴とも言えるリーゼントでピシっときめて、今朝会ったの不良達との格の違いを感じさせていた。


「ちょっと、いいかな?」


そう言ったのはリーゼント頭のリーダーらしき男だった。もうすでに嫌な予感しかしない森田だったが、まだ声を掛けている相手が自分達だと決まった訳じゃない。そう言い聞かせて平静を保っていたが、


「どうやら、今日ダチが世話になったらしいな」


その希望を打ち消すように他の不良達が周りをガッチリ囲んで逃げられないようにした。


「(わぁ~!!!どうしよう!!?純度100%で狙いは僕達だ~!)」


半ばヤケクソ気味に森田は心の中で泣きだした。

同じように囲まれている夏火はというとヤレヤレと言った感じに頭に手をあて溜息をつき。

大河の方は、何故か、まったくの無表情のまま不良達をジ~っと見つめていた。


「どうした?黙っちまって、ビビらせちゃったか?」

「そんなイジメてやんなよ…高橋」

「今日始まったばっかなのに、学校来んのが嫌になっちまうかもしれないだろ?」


言っている事は優しくても、態度は明らかにフレンドリーでなかった。何で一日に計3回も不良共に絡まれるのか、森田は今日の自分の運勢を呪っていると、


「…………あの~」


真っ先に口を開いたのは無表情で不良達を見つめていた大河だった。一体に何を言うのかと、森田だけでなく不良達もその言動に注目する中、大河の口から出た言葉は、


「演劇部の…方ですか?」


その瞬間、森田を含む不良達が「……はぁ?」といった表情になったが、大河は気付いていないのか、そのままの調子で続ける。


「すいませんけど…俺、劇はやるよりも見る方が好きなんで、誘うなら他の人に…」


不良達は未だに大河が何を言っているか分かっていない様子だったが、森田は大体の予測ならついた。つまり、大河は今目の前にいる不良達が演劇部の人で自分達を勧誘しに来たのだと思っているらしい。随分と無茶苦茶な思い込みのようだが、確かにこのご時世にこんないかにもな不良の格好をしている者など、マンガの中でくらいしか見る機会はないだろう。だが、そのような格好だったからこそマンガ好きな大河にとってはコスプレのように感じたのかもしれない。


「いや~にしても本格的ですね~ここまでレベル高かったなんて知りませんでしたよ~」


あまりの想定外すぎる事に不良達が言葉を失っていると、大河のフォロー役?である夏火がヤレヤレと頭を抱えながら口を動かす。


「はぁ…違うぞ大河。この人達は不良で、俺達にケンカを売りに来たらしい」

「…えぇっ!?じゃあ何!?この格好は真面目にやってんの!?」


ここにきて大河の顔が驚き変わった。

そして、今度はマジマジと目の前のリーゼントヘアーのリーダーを見つめた。


「へ~本気ガチでこんな格好してんだ~。へ~まだいたんだ~。とっくの昔に絶滅したと思ったのに」

「おいおい、あんまり刺激すんなよ。絶滅危惧種は丁重に扱わないと…」

「いや~でも俺、初めて見たよ。もうほとんど空想上の生き物みたいなもんだと思ってた

からな…へ~ホントに存在するんだ~…」


大河はずっとそんな調子で目の前の不良を見ていたが、


「テメェラ、コラァ…ふざけてんのか」

「ゴチャゴチャと訳分かんねぇことを…」


流石にバカにされている事は一目瞭然。不良達の怒りのボルテージは上がりっぱなしである。だが、そんな事も気にせず大河は目の前にいるリーダー格の男の頭、正確には彼のリーゼントを指差して


「あれっ!。じゃあ竜…このフランスパンみたいな髪型は何だ!?」

「え~っと…多分不良のオシャレでやってんじゃね?」

「えっ!?じゃあ何?あのフランスパン。無理矢理やらされてるんじゃないの!?」


大河が森田が見る限り今日一番の驚いた顔を浮かべて尋ねた。


「いや~俺は、てっきりなんかの伝統芸能的なもので、無理矢理やらされてんのかと…でもさ、何でこんな髪型にすんだ?なんかの役に立つのか?」


大河の質問に夏火は、ギクッと核心を突かれたような難しい顔になった。


「あっ、あれだよ。あの……ここぞって時に使う髪型なんだよ」

「えっ!?ここぞって時に使うって、まさかデートもあれで行くの!?」

「そりゃ、お前…ここぞって時なんだから、デートもあれだろ…」


そう答えているが、夏火は自信がないのか、大河と決して目を合わせようとしなかった。


「でもさ、あの状態で彼女とキスする事になったらどうすんの?あんなの髪型じゃ、キスするとき彼女のおでこにコツコツ当たるばっかで、邪魔にしかなんないよな?」

「いや…ほら、きっと、彼女もちゃんと避けてくれるから…」

「避けなきゃいけないって事は、結局邪魔って事だろ?だったらなんであんな髪型にしたの?彼女は何で「その髪型止めて」って言わないの?一体彼女はどんなつもりで、あの髪型の男と付き合おうと思ったの?」


怒濤の質問ラッシュに流石の夏火も嫌になったらしく。


「ああぁ!!もう!!じゃあ、はっきり言わせてもらうけどな!俺だって分かんねぇよ!あのフランパンの何がいいのか!!何なら教えて欲しいくらいだね!」


今までのうっ憤でも吐き出すように夏火は腹から声を出して言った。それが原因で、という訳ではないのだろうが、かなりの大声だった為に、辺りでは彼らの様子の異変に気付いた他の生徒達の見物人が次々と現れ始めた。



「なんだなんだ…ケンカか!?」

「おい、あれは…2年生と新入生じゃないか?」

「あの格好…『堕ち組』の奴か…」

「初日からよくやるな…」



見物人が見物人を呼び、その数は時間を増すごとに増えていった。ただし、皆ベラベラと喋っているだけで、誰も助ける気配がなく期待できそうになかった。

だが、森田は別にそれで構わないと思い始めていた。


「(このまま騒ぎが大きくなれば、いずれ先生達の耳にも届くはずだ…)」


森田は改めて辺りを見渡した。最初の内は、ほとんどの生徒は彼らを気にせず通り過ぎていたが、今はかなりの人数が足を止めてこの騒動を見守っている。


「(それまで二人が変な事をしないでいてくれれば…)」


いずれ助けが来て何とかなるだろう。そう考えた森田は二人がこれ以上、不良達を怒らせないことを望んだ。のだが、


「何だよ。じゃあ、竜も何でこんなフランスパンにしてるのか分からないのか?」

「知らねえよ。そんな事…!。あっ、あれじゃねえ?子供の頃からアンパンマ○が大好きでフランスパンマンに(いるか知らないが)憧れたとか。そんな理由じゃねぇの?」

「あぁ!なるほど!確かに俺も子供頃ウルトラマ○とか仮面ライダ○に憧れたわ!」

「そうだ!つまりこの髪型はな!夢は諦めなければ必ず叶う!そういう思いが込められていんだ!しっかり覚えとけ!ここテストに出るから!」

「なるほど…流石先輩達だ。いい勉強をさせてくれる」


どう考えても、彼らに喧嘩を売っているとしか思えなかった。

大河の人間性を今日一日見た限り、無自覚に他人を怒らせる習性、俗にいう天然の気質がある事に森田は薄々感づいたが、夏火の方は今日一日付き合った限り、そのような印象は受けなかった。つまり、このふざけたやり取りはわざとやっている事になる。そうなるとそれはそれで、かなり質が悪い。現に夏火の言葉に大河が返していく度に周りで見ている生徒達はクスクスと不良達を笑い。不良達の面目を丸潰れになっていた。

流石にこれ以上は他の生徒の前でバカにされる訳にはいかない。二人の会話を黙って見ていた不良達は、威厳を取り戻そす為に口を開いた。


「クソッ!さっきから高橋の髪型バカにしやがって!」

「この髪型はな!不良の象徴!高橋の誇りなんだよ!」

「なっ!そうだろ高橋!?高…橋…?」


突如、一人の不良の言葉が詰まった。どうしたのかと森田は彼の視線の先を見てみると、

そこには、


「うっ、うっ!うぅ!そこまで言うのかよ……」


不良達のリーダー格である高橋と呼ばれていた男が、下を俯いて何やら液体らしき物体を重力に従ってポタポタと下に落としている姿があった。


「(メンタル弱ッ!!)」


口に出しそうだったが、森田はギリギリのところで飲み込んだ。


「ちょっ!高橋!何泣いてんだよ!?」

「大丈夫だって!その髪型カッコいいから!!」

「マジでイケてるから!!」


大河達を囲んでいた不良達はもう大河達など見ていない。皆、高橋を励ます為に必死になっていた。しかし、励まされた高橋はというと、


「別にッ!!カッコいいとか、そういうのでやってる訳じゃねえし!むしろ邪魔だと思ってたし!!時代遅れだもんな、こんなフランスパン!!」


そう言ってリーゼントに手を伸ばし、クシャクシャとその形を崩し始めた。


「ちょっ!何やってんだよ!?高橋!!」

「止めろって!それ整えんのにすげえ時間掛かるって言ってたろ!?」

「うるせェェ!!前々から邪魔だと思ってたんだよ!こんなフランスパン!!」


仲間達はリーゼントを崩そうとする高橋を必死に抑えつけた。


「おい!お前らのせいなんだから!見てないで手伝え!!」

「えっ!?」


急に手伝いを求められ森田は困惑した。確かに騒動の原因はこちらであるが、森田は全く関係がない。強いて原因を挙げるとしたら、隣の大河と夏火が勝手に始めた討論が原因で起こってしまった出来事だ。因みに、騒動の原因達はと言うと、


「でもさ竜、俺思ったんだけど、アンパンマ○ってさ。なんやかんや言って正義を乱用してるよな。バイキンマ○のやってる事なんて、所詮は食い逃げ的な事だろ?それだけで山の向こうまでぶっ飛ばすっていうのはやりすぎじゃねえか?」

「いや、でも所詮は子供向けのアニメなんだし…悪い事をしたら怒られるって事を教えるだけならいいんじゃないか?」

「いや~やっぱ子供向けだからこそ歪んだ正義を教えちゃいけないと思うんだよね。いきすぎた正義は正義じゃない…○NE‐PIECEの赤い犬で習っただろう?正義なんて、所詮はただの言葉。見方によって色々変わる。って」

「う~ん。確かに…一理あるな。何が正義だ悪だって聞かれても…答えはないもんな」


と、出だしのわりになんか深い話をして盛り上がっていた。


「だあぁぁ!放せぇ!こんなフランスパン時代遅れなんだよォ!!」

「落ち着けって高橋!!」


不良達は必死になって高橋を止めてはいたが、心の底では面倒くさがっているのだろう。もう嫌々やっているのが表情から見て取れた。しかし、高橋は仲間のそんな表情は見えていないらしく、大声を出しては、ただただ騒ぎを大きくさせ、見物人の数もどんどん増やしていくだけった。もちろん森田はそれで一向に構わないのだが、不良達からすれば、このままでは教師達が来る来ない以前に、ただ単純に恥をかくだけになりそうだったので、一先ず高橋の口を塞ふと、その場から離れるという選択を取った。

「クソッ!オイ行くぞ!ここじゃ目立ちすぎる!」

「あぁ!取りあえず、来い!お前らも!!もう…お願い!!」


情けない顔で後輩にそう告げると、不良達は騒ぐ高橋を引きずってどこかへ歩き出した。






以上です。


いや~今回もギャグ回ですね~

なんか読んでる人よりも、俺の方が飽きてきている気がします。

なんか…展開が…飽きて…

あっ、やべ、作者として絶対言っちゃいけないこと言った!!

まっ、いっか、そんな見てる人いないだろうし!

そして、気づいてると思いますがリーゼントのくだりは

ご察しの通り銀○のくだりです。

何かおもしろい事思いつけばよかったんですが、

なかなか思いつかなかったので…

は~俺って…才能内ないな…


っと、いろいろ愚痴っぽい事いいましたが、

次回はやっとこそバトル回。

長かったな~10話以上掛かりましたが、

まぁ最初の下積み話は仕方ないですね~。

色々忙しくなる前に進めたいのですが…


一先ず今回はこの辺で誤字脱字がありましたらご指摘お願いします。

ではでは、次回もがんばります。



あっ、ステイ○奮闘記の○ドマ○の件。

ホントすいません。

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