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マーブルとピエールの決断


「よぉ〜、ごくろうさん」


 男は青龍刀を肩に掛け、いひひ、といやらしく笑んだ。

 目つきがかなりアブナイ。

 ピエールは喉をならしてマーブルを背中に隠す。


「ど、どういうつもりだ」


「どうもこうもねえよ。あるお方の頼みでね、その猫ちゃんを、なますにしなくちゃ、いけねえんだわ」


 煉瓦を青龍刀で叩き割る男。

 ピエールは腰を抜かしてその場に座り込んでしまった。


「ピエール」


 マーブルはピエールの肩を押さえる。

 煉瓦の破片が飛んで、彼の肩を傷つけたからだ。

 傷口から鮮血が流れては落ちる。


「くっ、このっ」


「ダメです、動いては」


 男は青龍刀をピエールの鼻先へと突きつける。


「次はコイツでまっぷたつか・・・・・・」


「おやめなさい」


 院長が血相を変えて飛んできた。

 

「院長!」


「ピエールの治療を。わたしはこの男と話があります」


 ピエールと、マーブルは付き添いで医務室へ運ばれていく。  

 マーブルは院長と男がつるんで歩いていくのを、不思議そうに見ていたのだった。

「あ、気がついたですか」


 マーブルが喉をならした。

 ピエールはようやく目を覚まし、だが痛みに悲鳴を上げていた。


「院長は?」


「奥であの男と会話中です・・・・・・」


「そうか。何話してるんだろうな」


 マーブルは片足を引きずりながら、


「私はここをでていこうと想います」


 とくらい面もちで部屋を退出する。

 ピエールは驚いてしまい、修道服を羽織るとマーブルを追いかけて外にでた。


「まてって。いったい何で・・・・・・」


「あなたにこれ以上、迷惑はかけられません。それにみなさんにもです。楽しかった、ありがとう」


「お前・・・・・・」


 ピエールは眉をひそめる。

 そして、意外な決断をするのであった。 

うーん、ありきたりなネタでスマヌ;

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