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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

仏教

学道用心集

作者: Eliphas1810
掲載日:2026/06/02

永平初祖 学道用心集


第一


(べき)、発、菩提心、(こと)


右。

菩提心、多名一心、也。

龍樹祖師、曰、「(ただ)、観、世間 生滅 無常、心、(また)、名、『菩提心』」。

然、(すなわち)(しばらく)(よって)(この)心、(べき)(なす)、「菩提心」、(もの)()

(まことに)(それ)、観 無常 時、

吾我之心、不、生、

名利 念、不、起、

恐怖、時光之太速。

所以(ゆえに)、行道、救、頭燃、顧眄(かえりみる)、身命、不、(堅牢)

所以(ゆえに)、精進、慣、翹足。

(たとえ)、聞、緊那 迦陵 讃歎之音声、夕 風、払、(みみ)、也。

(たとえ)、見、王嬙(王昭君)、西施、美妙之容顔、朝 (つゆ)、遮、眼、也。

(すでに)、離、声色之繋縛、(おのずと)、合、道心 理致(道理)()

往古来今、(あるいは)、聞、寡聞 士、(あるいは)、見、少見 人、(おおくが)、堕、名利 (あな)(ながく)、失、仏道之命。

(べき)(あわれむ)

(べき)(おしむ)

不可(べからず)、不 (しる)

(たとえ)(あっても)(よむ)、権実之妙典、

(たとえ)(あっても)、伝、顕密之教籍、未、(なげすてる)、名利、未、称、「発心」。

(ある)、云、「『菩提心』、(とは)、『無上正等覚心』、也。不可(べからず)(こだわる)、名聞 利養」。

(ある)、云、「一念三千之観解、也」。

(ある)、云、「一念不生 法門、也」。

(ある)、云、「入仏界 心、也」。

如是之輩、未、知、「菩提心」、(みだりに)(そしる)、菩提心、於、仏道中、遠之遠、矣。

(ためしに)(かえりみて)、吾我 名利之当心、

融、一念三千之性相、(いなか)

証、一念不生之法門、(いなか)

(ただ)(あって)、貪名 愛利之妄念、(さらに)、無、菩提 道心、可、(とる)、乎?!

古来 得道 得法之聖人、(といえども)(ある)、同塵之方便、未、有、名利之邪念。

法執、(ですらなお)、無。

(まして)、世執、乎?!

所謂(いわゆる)、菩提心、(とは)、前来所云、観 無常 心、便(すなわち)(これ)(そのうちの)、一、也。

(まったく)(ではない)、狂者 所指、也。

彼 不生 念 三千 相、発心 以後之妙行、也。

不可(べからず)(みだれる)()?!

(ただ)(しばらく)、忘、吾我、而、潜、修、(すなわち)、菩提心之親、也。

所以(ゆえに)、六十二見、(をもって)、我、(なす)(もと)、也。

(もし)、起 我見之時、静坐、観察。

今、我 身体 内外、所有、(をもって)(なにを)(なす)(もと)、乎?

身体髪膚、(うけている)、於、父母。

赤白二滴、始終、(これ)(くう)

所以(ゆえに)(ではない)、我。

「心意識」智、繋、於、寿命。

出入 一息、畢竟、如何?

所以(ゆえに)(ではない)、我。

彼此(あれこれ)、無、(べき)、執、乎?!

迷者、執、(これ)

悟者、離、(これ)

而、計、無我之我、執、不生之生、不、行、仏道之可行(おこなうべき)、不、断、世情之可断(たつべき)(きらい)、実法、(もとめて)、妄法、(どうして)、不、(あやまる)、乎?!





第二


見聞(みききしたら)、正法、(かならず)(べき)、修習、(こと)


右。

忠臣、(けんじょうすれば)、一言、(しばしば)、有、回天之力。

仏祖、(めぐらせれば)、一語、莫、不 回心之人。

(みずからが)(ではなければ)、明主、無、容、忠言。

(みずからが)(ではなければ)、抜群、無、容、仏語。

(ようなもの)、不 回心、()順流(ながれにしたがってしまって) 生死、(これ)、未、断。

(ようなものは)、不 容 忠言、治、国、徳政、(これ)、未、(おこなう)、矣。





第三


仏道、(かならず)(よって)、行、(べき)、証入、(こと)


右。

(ぞく)(いわく)、「(まなべば)(すなわち)(ろく)(ある)其中(そのなか)」。

仏、言、「行、(すなわち)、証、(ある)其中(そのなか)」。

未、(かつて)、得、聞、不、(まなぶ)、而、(えた)(ろく)(ものや)、不、行、而、(えた)、証、(もの)

(たとえ)、行、(あっても)、信法、頓漸之異、(かならず)(まつ)、行、兮、(こえる)、証、焉。

(たとえ)(がく)(あっても)、浅深 利鈍之科、(かならず)(つむ)(がく)、兮、(あずかることができる)(ろく)、矣。

(これ)(すなわち)、非、(ひとり)、王者之優、()、不優、(べき)(よる)、天運之応、()、不応、()?!

(もし)、非、(まなぶ)、而、(うける)(ろく)(ものであれば)(だれが)(つたえる)、先王 理乱之道?!

(もし)、非、行、而、(える)、証、(ものであれば)(だれが)、了、如来 迷語之法?!

(べき)、識。

(たてて)、行、()、迷中、(える)、証、()、覚 (のまえ)

于時(ときに)(はじめて)(しって)、船筏之昨夢、(ながく)(たつ)、藤 蛇之旧見。

(これ)(ではない)、仏之強為。

(ところ)(させている)、機之周旋、也。

(まして)、乎、行之所招、(とは)、証、也。

自家之宝蔵、不、(より)(そと)(くる)

証、()、所、使(つかう)(とは)、行、也。

心地、蹤跡、(どうして)(べき)、回転?!

(けれども)(しかし)(もし)(まわす)、証 眼、兮、(かえりみる)、行 地、()、無、一翳、()(あたる)、眼、(まさに)(みる)()、白雲、万里。

(もし)(あげて)、行 足、擬、証 階、()、無、一塵、()(うける)、足、(まさに)(ふむ)()、天地懸隔。

於是(ここで)、退歩、足孛跳、仏地、矣。(※「足孛」は一文字の漢字と見なしてください。)


天福二、甲午、三月九日、(かいた)





第四


(もって)、有所得心、不可(べきではない)、修、仏法、(こと)


右。

仏法 修行、(かならず)(うけて)、先達之真訣、不、(もちいる)、私 用心、()?!

(まして)、乎、仏法、(をもって)、有心、不可(べきではない)(える)

(をもって)、無心、不可(べきではない)(える)

(ただ)、操行 心、()、道、不、符合、身心、未、(かつて)、安寧、也。

身心、未、安寧、身心、不、安楽。

身心、不、安楽、(しょうしても)(みち)荊棘(いばら)(しょうじてしまう)、也。

所謂(いわゆる)、操行、()(みち)、合、如何(どのように)、行履?

心、不、取捨、心、無、名利、也。

仏法 修行、不、(これ)(ために)、人、修、也。

(のようなものは)、今世人、仏法 修行 人、(その)心、()(みち)、遠之遠、矣。

(もし)、人、賞翫、()(たとえ)、知、非道、(すなわち)、修行、(これ)

(もし)、不、恭敬 讃嘆、(といえども)、知、「(これ)、正道」、棄、而、不、修。

痛、哉。

汝等、(ためしに)(しずめて)、心、観察。

(この)心行、(なすことができる)、仏法、()

(ではない)、仏法、()

(べきである)(はじいる)

(べきである)(はじいる)

聖眼、(ところ)(てらす)、矣。

(それ)、仏法修行、(とは)(なお)、不、(ため)、自身。

(まして)(ため)、名聞 利養、修、(これ)、乎?!

(ただ)(ため)、仏法、(べきである)、修、(これ)、也。

諸仏 慈悲、哀愍、衆生、不、(ため)、自身。

不、(ため)、他人。

(ただ)、仏法之常、也。

不、見?

小虫畜類、養育、(その)子、身心、艱難、経営、苦辛、畢竟、長養、(には)、父母、(ついに)、無益、耶。

(けれども)(しかし)、念 子之慈悲、小物、(ですらなお)(そうなのである)

(おのずと)、似、諸仏之念 衆生。

諸仏之妙法、不、(ただ)、慈悲 一条。

(あまねく)、現、諸門。

(その)(もと)、皆、(そうなのである)、也。

(すでに)(なのである)、仏子。

(どうして)(ならわないのか)、仏風、乎?!

行者、不可(べきではない)、念、「(ため)、自身、而、修、仏法」。

不可(べきではない)(ため)、名利、而、修、仏法。

不可(べきではない)(ため)(える)、果報、而、修、仏法。

不可(べきではない)(ため)(える)、霊験、而、修、仏法、焉。

(ただ)(ため)、仏法、而、修、仏法。

(すなわち)(これ)(みち)、也。





第五


参禅 学道、(べきである)、求、正師、(こと)


右。

古人、云、「発心、不正、万行、(むなしく)(ほどこしてしまう)」。

(まこと)、哉、(この)言。

行道、可、(よる)、導師之正、()、邪、()?!

機、(のようなものなのである)、良材。

師、似、工匠。

(たとえ)(といえども)(なのである)、良材、不、(える)、良工、()奇麗(綺麗)、未、(あらわれる)

(たとえ)(といえども)、曲木、(もし)(あう)、好手、()、妙 功、(たちまち)、現。

(にしたがって)、師 正邪、(ある)、悟 偽 真。

(をもって)(これ)(べきである)(さとる)

(ただし)、我国、(より)、昔、正師、未、在。

(なに)(をもって)、知、(これ)(そうなのである)、乎?

見、言、而、察、也。

(のようなものである)(くむ)(ながれ)、而、(しらべる)(みなもと)

我朝、古来、諸師、篇集(編集)、書籍、(おしえ)、弟子、(ほどこす)、人、天。

(その)言、(これ)、青。

(その)語、未熟。

未、到、学地之頂。

(どうして)(およぶ)、証階之辺?!

(ただ)、伝、文言、(させる)(よむ)、名字。

日夜、(かぞえて)、他 宝、(みずからには)、無、半銭 分。

(せき)、在、(これに)

(あるいは)(させてしまう)、人、求、心外之正覚。

(あるいは)(させてしまう)、人、願、他土之往生。

惑乱、起、()(これ)

邪念、職、()(これ)

(たとえ)(といえども)(あたえる)、良薬、不、(おしえる)銷方(薬の飲み方)(なる)、病、(これ)(はなはだしい)(よりも)、服毒。

我朝、(より)、古、(あたえる) 良薬之人、(ようなものなのである)、無。

銷 薬 毒之師、未、在。

(これ)(をもって)、生病、難、除。

老死、(どうして)、免?!

(みな)(これ)、師之咎、也。

(まったく)(ではない)、機之咎、也。

所以(ゆえん)()、何?

(である) 人師 者、(させてしまう)、人、捨、(もと)(おう)、末。

(これ)(させてしまう)(そう)、也。

自 解、未 立 以前、(ひとえに)(もっぱらにして)、己 我之心、(みだりに)(させてしまう)、他人、(まねく)(おちる)、邪 境。

(べきである)、哀。

(である) 師之者、未、知、(この) 邪 惑。

弟子、何為(どうして)、覚了、是非、乎?!

(べきである)、悲。

辺鄙之小邦、仏法、未、弘通。

正師、未、出世。

(もし)、欲、学、無上之仏道、遥、(べきである)(たずねる)、宋土之知識。

(はるかに)(べきである)(かえりみる)、心外之活路。

不、(える)、正師、不如(しかず)、不、学。

(それ)、正師、(とは)、不問、年老耆宿。

(ただ)(あきらめて)、正法、兮、(える)、正師之印証、也。

文字、不、(なす)(さき)

解会、不、(なす)(さき)

有、格外之力量。

有、過節之志気。

不、(こだわる)、我見。

不、滞、情 識。

行 解、相応。

(これ)(すなわち)、正師、也。





第六


参禅(さんぜんで)(べき)、知、(こと)


右。

参禅 学道、(とは)、一生 大事、也。

不可(べきではない)、忽。

(どうして)、卒爾?!

古人、断臂、(きる)、指。

神丹之勝躅、也。

昔、仏、(すてたし)、家、(すてた)、国。

行道之遺蹤、也。

今人、云、「(べきである)(おこなう)、易行之行」。

(この)言、(もっとも)()、也。

(はなはだ)、不、合、仏道。

(もし)(もっぱらにして)(こと)(もって)、擬、行、()、偃卧、(なお)、懶、也。

懶、于、一事、懶、于、万事。

好 易之人、(おのずと)、知、非、道 器、矣。

(まして)、乎、今世 流布之法、(これ)(すなわち)、釈迦大師、無量劫、来、難行 苦行、然後(そのご)(すなわち)(えた)(この)法、也。

本源、(すでに)(そうなのである)

流派、(どうして)、可、易、乎?!

好 道之士、(なかれ)、志、易行。

(もし)(もとめてしまえば)、易行、(さだめて)、不、達、実地、(かならず)、不、到、宝所、(もの)()?!

古人、具、大力量、(なお)、言、「(がたい)(おこない)」。

(べきである)、識。

仏道、深大。

(もし)、仏道、本自(もとより)、易行、()、古来、大力量之士、不可、言、「難行、難解」、也。

(をもって)、今人、(くらべると)、古人、不及(およばない)、九牛之一毛。

(しかも)(をもって)(この)少根薄識、(たとえ)、励、力、(もって)、擬、「難行、能行」、(なお)、不可、及、古人之易行 易解、也。

今人之所好、易解 易行之法、(とは)(それ)(これ)、何、耶?!

(すでに)(ではない)、世法。

(また)(ではない)、仏法。

未、(およぶ)、天魔波旬之行。

未、(およぶ)、外道、二乗之行。

(べきである)、云、「凡夫 迷妄之甚」、()?!

(たとえ)(といえども)、擬、出離、(かえって)(これ)、無窮之輪廻、也。

(みると)(その)(おり)、骨、(くだく)、髄、(また)、不、難、乎?!

調 心操之事、(もっとも)、難。

長斎 梵行、(また)、不、難、乎?!

調 身行之事、(もっとも)、難。

(もし)、粉骨、(べき)、貴、()、忍、(これ)(もの)(より)、昔、(といえども)、多、得法之者、(これ)、少。

斎行 者、可、貴、()(より)、古、(といえども)、多、悟道之者、(これ)、少。

(これ)(すなわち)、調、心、(はなはだ)、難、(ゆえ)、也。

聡明、不、(なす)、先。

学 解、不、(なす)、先。

「心意識」、不、(なす)、先。

「念想観」、不、(なす)、先。

向来、(まったく)、不、用、(これ)、而、調、身心、(もって)、入、仏道、也。

釈迦老子、云、「観音、入流、(なくす)、所知」。

(すなわち)(この)意、也。

動静、二相、了然、不、生。

(すなわち)(これ)、調、也。

(もし)(をもって)、聡明、博解、可、入、仏道、()、神秀上座、(その)人、也。

(もし)(をもって)、庸体、卑賤、可、嫌、仏道、()、曹渓高祖、(どうして)(あえてした)、乎?!

(をつたえて)(える)、仏道、()、法、在、聡明 博解之外。

(こと)(において)(ここ)、明、矣。

探、而、可、尋、顧、而、(べきである)、参。

(また)、不、嫌、年老耄及。

(また)、不、嫌、幼稚、壮齢。

趙州、()、六旬余、兮、(はじめて)、参。

(といえども)(そうである)(なる)、祖席之英雄。

鄭娘、()、十三歳、兮、(ひさしく)、学。

(よく)(また)、叢林之抜萃、也。

仏法之威、(みえるし)()、加、()、不加、(わかる)()、参、()、不参。

(あるいは)、教家 久 習、(あるいは)、世典 旧才、(みな)(べきである)(たずねる)、禅門。

(その)例、(これ)、多。

南嶽慧思、()、多才 人、也。

(なお)、参、達磨。

永嘉玄覚、()、秀逸之士、也。

(すでに)、参、大鑑。

明、于、法、得、于、道、可、(なのである)、参師之力。

(ただし)、参問 宗師之時、聞、師 説、而、(なかれ)、同、己見。

(もし)、同、己見、()、不、得、師 法、也。

参師聞法之時、浄、身心。

静、眼耳。

(ただ)、聴受、師 法、(さらに)、不、(まじえる)、余念。

身心如一、而、(のようにしなさい)、水、(そそぐ)(うつわ)

(もし)(よく)如是(このよう)(まさに)、得、師 法、也。

今、愚魯之輩、(あるいは)、記、文籍、(あるいは)、薀、先 聞、(もって)、同、師 説。

(この)時、(ただ)(あって)、己見、古語、師 言、未、(かなう)、矣。

(あるいは)、一類。

己見、(なして)(さき)、而、披、経巻、記持、一、両語、(もって)(なす)、仏法。

(のちに)、参、明師 宗匠、聞法之時、(もし)、同、己見、()(なす)()

(もし)、不、合、旧意、()(なす)()

不、知、捨 邪之方。

(どうして)、登、帰 正之道、乎?!

(たとえ)、塵沙劫、(なお)(であろう)、迷者。

(もっとも)(べきである)、哀。

不、悲、(これ)、乎?!

参学、(べきである)、識。

仏道、在、思量、分別、卜度、観想、知、学、慧解、()(そとに)、也。

(もし)、在、此等之際、生来、常、在、此等之中、常、(もてあそんでしまう)、此等。

何故(なぜ)、于、今、不、覚、仏道、乎?

学道、(では)不可(べきではない)、用、思量分別等之事。

常、(おびて)、思量等、(をもって)、吾 身、而、扌㑒点、(において)(ここ)、明鑑者、也。(※「扌㑒」は一文字の漢字と見なしてください。)

(その)、所入、門、(あって)、得法之宗匠、(きわめつくす)(これ)

(ではない)、文字 法師之所及、(のみ)


天福、甲午、清明日、(かいた)





第七


修行(しゅぎょうし)、仏法、欣求(ごんぐする)、出離、人、(すべからく)参禅(さんぜんするべき)(こと)


右。

仏法、(すぐれている)(よりも)、諸道。

所以(ゆえに)、人、求、(これ)

如来、在世、(まったく)、無二、教。

(まったく)、無二、師。

大師、釈尊、(ただ)(をもって)、無上菩提、誘引、衆生、而已(のみ)

迦葉、伝、「正法眼蔵」、以来、西天、二十八代、唐土、六代、乃至(ないし)、五家、諸祖、嫡嫡、相承、(さらに)、無、断絶。

然、(すなわち)、梁、「普通」中以後、(はじめて)(より)、僧徒、乃至(ないし)(まで)、王、臣、抜群者、無、不、帰、矣。

(まことに)(それ)所以(ゆえん)(べきである)、愛、(すぐれているのを)(もの)(べきである)、愛、(すぐれているのを)、也。

不可、如、葉公、愛、龍、歟?

神丹以東、諸国、文字、教綱、布、海、(あまねく)、山。

(といえども)(あまねく)()、山、無、雲心。

(といえども)、布、()、海、枯、波心。

愚者、(たしなむ)(これ)

(たとえば)、如、撮、魚目、以、執、珠。

迷者、(もてあそんでしまう)(これ)

(たとえば)、如、蔵、燕石、以、崇、玉。

多、堕、魔 坑、(しばしば)、損、自身。

(べきである)、哀。

辺鄙之境、邪 風、易、(あおぎ)、正法、難、(つうじ)

雖然(けれども)、神丹、一国、(すでに)、帰、仏 正法。

我朝、高麗、(など)、仏 正法、未、弘通。

何為(どうして)

何為(どうして)

高麗国、(なお)、聞、正法之名。

我朝、未、(かつて)、得、聞。

前来、入唐、諸師、(みな)、滞、教綱、(ゆえ)、也。

(といえども)、伝、仏 書、如、忘、仏法。

(その)益、(これ)、何?

(その)功、(ついには)(むなしい)

(これ)(すなわち)所以(ゆえん)、不、知、学道之故実、也。

(べきである)、哀。

徒労、過、一生之人身。

(それ)、学、仏道、初入門時、聞、知識、(おしえ)、如、(おしえ)、修行。

(この)時、(ある)(べき)、知、(こと)

所謂(いわゆる)、法、転、我。

我、転、法、也。

我能転法之時、我、強、法、弱、也。

法還転我之時、法、強、我、弱、也。

仏法、従来、有、(この)両節。

(ではない)、正嫡、()、未、(かつて)、知、(これ)

(ではない)、衲僧、()()(なお)(まれ)、聞。

(もし)、不、知、(この)故実、(もの)、学道、未、弁。

正邪、(どうして)(する)、分別、焉?!

今 参禅学道 人、(おのずと)、伝授、(この)故実。

所以(ゆえに)、不、誤、也。

余門、無、矣。

欣求 仏道之人、(ではなければ)、参禅、不可、了知、真 道、焉。





第八


禅僧、行履、(こと)


右。

仏祖、以来、直指、単伝、西乾、四七、東地、六世、不、添、糸毫(わずかも)

(なし)、破、一塵。

衣、(およんで)、曹渓、法、(あまねくいきわたった)、沙界。

于時(ときに)、如来 正法眼蔵、(さかんである)()、巨 唐。

(その)為体(様子)、模索、不、得。

求覔、不、得。

見処、(なくす)、知。

得 時、超、心。

失、面目、()、黄梅。

断、臂腕、()、少室、得、髄、(ひるがえし)、心、兮、(かい)、風流、(もうけ)、拝、退歩(たいほし)、兮、(おちる)、便宜。

(けれども)(しかし)、於、心、於、身、無、住、無、(しゅうちゃくする)、不、留、不、滞。


趙州、僧、問。

「狗子、(かえって)、有、仏性、也、無?」


趙州、云。

「無」


於、無 字 上、擬量、得、麼?

擁滞、得、麼?

(まったく)、無、巴鼻。

(こいねがわくば)(ためしに)(てっしなさい)、手。

(しばらく)(てっして)、手、(みなさい)

身心、如何?

行李、如何?

生死、如何?

仏法、如何?

世法、如何?

山河大地、人 畜、家屋、畢竟、如何?

(みて)、来、(みて)、去。

自然(しぜんと)、動静、二相、了然、不、(しょうじる)

(この)不生時、不、(これ)、頑然。

無、(ひと)、証、(これ)

迷、(これ)(これ)、多。

参学 人、(しばらく)、半途、始、得。

全途、(なかれ)(やめる)

祈祷。

祈祷。





第九


(べき)、向道、修行、事。


右。

学道 丈夫、(まず)(すべからく)、知、向道之正、不正、也。

(それ)、「釈雄」、「調御」、坐、菩提樹下、得、見、明星、忽然、(きゅうに)、悟、無上乗 道。

(その)所悟 道、(ではない)、声聞、縁覚等之所能及。

仏、(よく)(おのずと)、悟、仏、伝、於、仏、于、今、不、断絶。

(その)得悟者、(どうして)(ではない)、仏、耶?!

所謂(いわゆる)、向道者、了、仏道之涯際、也。

明、仏道之様子、也。

仏道、人人、脚跟下、也。

(られる)、道、(ささえる)、兮、当処、明了。

(られる)(さとり)(ささえる)、兮、当人、円成、矣。

(よって)(これ)(たとえ)(といえども)、挙、十分之会、(なお)、落、一、半之悟、歟?

(これ)(すなわち)、向道之風流、也。

而今、学道之人、未、弁、道之通塞。

(しいて)、好、見験之有。

不、(あやまる)、阿誰?!

捨、父、逃逝、棄、宝、跉跰。

(といえども)(である)、長者之一子、(ひさしく)(なる)、客作之賤人。

(まことに)(ある)(ゆえ)、矣。

(それ)、学道者、求、(されるのを)(みちに)(ささえる)、也。

被道礙者、(なくす)、悟跡、也。

修行仏道者、(まず)(すべからく)、信、仏道。

信仏道者、(すべからく)、信、「自己、(もとより)(あって)、道中、不、迷惑、不、妄想、不、顛倒、無、増減、無、誤謬」、也。

(しょうじて)如是(このような)、信、(あきらめて)如是(このような)、道、(よって)、而、(おこないなさい)(これ)

(すなわち)、学道之本基、也。

(なるは)(その)風規、坐断、意根、兮、(させる)、不、向、知解之路、也。

(これ)(すなわち)、誘引初心之方便、也。

(その)後、脱落、()、身心、放下、()、迷悟、第二様子、也。

大凡(おおよそ)、信 自己 在 仏道之人、最難、得、也。

(もし)、正信、「在、道」、自然(しぜんと)、了、大道之通塞、知、迷悟之職由、也。

人、(ためしに)、坐断、意根、十之八、九、忽然、得、見道、也。





第十


直下、承当、(こと)


右。

決択、身心、(おのずと)、有、両般。

参師聞法、()、功夫坐断、矣。

聞法、()、遊化、()、心識。

坐禅、()、左右、()、行、証。

(これ)(をもって)、入、於、仏道、(なお)不可(べきではない)(すてて)、一、而、承当。

(それ)、人、(みな)(ある)、身心。

作、(かならず)(ある)、強弱。

勇猛、()、昧劣。

(または)、動、(または)、容、(をもって)(この)身心、(じかに)、証、()、仏。

(これ)、承当、也。

所謂(いわゆる)、不、回転、従来 身心。

(ただ)(したがって)、他 証、(さるのを)(なづけ)、「直下」、也、(なづける)、「承当」、也。

(ただ)(したがって)、他、(さる)

所以(ゆえに)(ではない)、旧見、也。

(ただ)、承当、去。

所以(ゆえに)(ではない)、新 巣、也。

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永平初祖 学道用心集


第一


可、発、菩提心、事。


右。

菩提心、多名一心、也。

龍樹祖師、曰、「唯、観、世間 生滅 無常、心、亦、名、『菩提心』」。

然、乃、暫、依、此心、可、為、「菩提心」、者、歟?

誠、夫、観 無常 時、

吾我之心、不、生、

名利 念、不、起、

恐怖、時光之太速。

所以、行道、救、頭燃、顧眄、身命、不、牢。

所以、精進、慣、翹足。

縦、聞、緊那 迦陵 讃歎之音声、夕 風、払、耳、也。

縦、見、王嬙、西施、美妙之容顔、朝 露、遮、眼、也。

已、離、声色之繋縛、自、合、道心 理致、歟?

往古来今、或、聞、寡聞 士、或、見、少見 人、多、堕、名利 坑、永、失、仏道之命。

可、哀。

可、惜。

不可、不 知。

縦、有、読、権実之妙典、

縦、有、伝、顕密之教籍、未、抛、名利、未、称、「発心」。

有、云、「『菩提心』、者、『無上正等覚心』、也。不可、拘、名聞 利養」。

有、云、「一念三千之観解、也」。

有、云、「一念不生 法門、也」。

有、云、「入仏界 心、也」。

如是之輩、未、知、「菩提心」、猥、謗、菩提心、於、仏道中、遠之遠、矣。

試、顧、吾我 名利之当心、

融、一念三千之性相、否?

証、一念不生之法門、否?

唯、有、貪名 愛利之妄念、更、無、菩提 道心、可、取、乎?!

古来 得道 得法之聖人、雖、有、同塵之方便、未、有、名利之邪念。

法執、尚、無。

況、世執、乎?!

所謂、菩提心、者、前来所云、観 無常 心、便、是、其、一、也。

全、非、狂者 所指、也。

彼 不生 念 三千 相、発心 以後之妙行、也。

不可、猥、歟?!

唯、暫、忘、吾我、而、潜、修、乃、菩提心之親、也。

所以、六十二見、以、我、為、本、也。

若、起 我見之時、静坐、観察。

今、我 身体 内外、所有、以、何、為、本、乎?

身体髪膚、稟、於、父母。

赤白二滴、始終、是、空。

所以、非、我。

「心意識」智、繋、於、寿命。

出入 一息、畢竟、如何?

所以、非、我。

彼此、無、可、執、乎?!

迷者、執、之。

悟者、離、之。

而、計、無我之我、執、不生之生、不、行、仏道之可行、不、断、世情之可断、厭、実法、求、妄法、豈、不、錯、乎?!





第二


見聞、正法、必、可、修習、事。


右。

忠臣、献、一言、数、有、回天之力。

仏祖、旋、一語、莫、不 回心之人。

自、非、明主、無、容、忠言。

自、非、抜群、無、容、仏語。

如、不 回心、者、順流 生死、之、未、断。

如、不 容 忠言、治、国、徳政、之、未、行、矣。





第三


仏道、必、依、行、可、証入、事。


右。

俗、曰、「学、乃、禄、在、其中」。

仏、言、「行、乃、証、在、其中」。

未、嘗、得、聞、不、学、而、得、禄、者、不、行、而、得、証、者。

縦、行、有、信法、頓漸之異、必、待、行、兮、超、証、焉。

縦、学、有、浅深 利鈍之科、必、積、学、兮、預、禄、矣。

是、乃、非、独、王者之優、与、不優、可、由、天運之応、与、不応、歟?!

若、非、学、而、受、禄、者、誰、伝、先王 理乱之道?!

若、非、行、而、得、証、者、誰、了、如来 迷語之法?!

可、識。

立、行、於、迷中、獲、証、於、覚 前。

于時、始、知、船筏之昨夢、永、断、藤 蛇之旧見。

是、非、仏之強為。

所、令、機之周旋、也。

況、乎、行之所招、者、証、也。

自家之宝蔵、不、従、外、来。

証、之、所、使、者、行、也。

心地、蹤跡、豈、可、回転?!

然、而、若、回、証 眼、兮、顧、行 地、者、無、一翳、之、当、眼、将、見、者、白雲、万里。

若、挙、行 足、擬、証 階、者、無、一塵、之、受、足、将、踏、者、天地懸隔。

於是、退歩、足孛跳、仏地、矣。(※「足孛」は一文字の漢字と見なしてください。)


天福二、甲午、三月九日、書。





第四


用、有所得心、不可、修、仏法、事。


右。

仏法 修行、必、稟、先達之真訣、不、用、私 用心、歟?!

況、乎、仏法、以、有心、不可、得。

以、無心、不可、得。

但、操行 心、与、道、不、符合、身心、未、嘗、安寧、也。

身心、未、安寧、身心、不、安楽。

身心、不、安楽、証、道、荊棘、生、也。

所謂、操行、与、道、合、如何、行履?

心、不、取捨、心、無、名利、也。

仏法 修行、不、是、為、人、修、也。

如、今世人、仏法 修行 人、其心、与、道、遠之遠、矣。

若、人、賞翫、者、縦、知、非道、乃、修行、之。

若、不、恭敬 讃嘆、雖、知、「是、正道」、棄、而、不、修。

痛、哉。

汝等、試、静、心、観察。

此心行、為、仏法、耶?

非、仏法、耶?

可、恥。

可、恥。

聖眼、所、照、矣。

夫、仏法修行、者、尚、不、為、自身。

況、為、名聞 利養、修、之、乎?!

但、為、仏法、可、修、之、也。

諸仏 慈悲、哀愍、衆生、不、為、自身。

不、為、他人。

唯、仏法之常、也。

不、見?

小虫畜類、養育、其子、身心、艱難、経営、苦辛、畢竟、長養、於、父母、終、無益、耶。

然、而、念 子之慈悲、小物、尚、然。

自、似、諸仏之念 衆生。

諸仏之妙法、不、唯、慈悲 一条。

普、現、諸門。

其本、皆、然、也。

既、為、仏子。

盍、慣、仏風、乎?!

行者、不可、念、「為、自身、而、修、仏法」。

不可、為、名利、而、修、仏法。

不可、為、得、果報、而、修、仏法。

不可、為、得、霊験、而、修、仏法、焉。

但、為、仏法、而、修、仏法。

乃、是、道、也。





第五


参禅 学道、可、求、正師、事。


右。

古人、云、「発心、不正、万行、空、施」。

誠、哉、此言。

行道、可、依、導師之正、与、邪、歟?!

機、如、良材。

師、似、工匠。

縦、雖、為、良材、不、得、良工、者、奇麗、未、彰。

縦、雖、曲木、若、遇、好手、者、妙 功、忽、現。

随、師 正邪、有、悟 偽 真。

以、之、可、暁。

但、我国、従、昔、正師、未、在。

何、以、知、之、然、乎?

見、言、而、察、也。

如、酌、流、而、討、源。

我朝、古来、諸師、篇集、書籍、訓、弟子、施、人、天。

其言、是、青。

其語、未熟。

未、到、学地之頂。

何、及、証階之辺?!

只、伝、文言、令、誦、名字。

日夜、数、他 宝、自、無、半銭 分。

古 責、在、之。

或、教、人、求、心外之正覚。

或、教、人、願、他土之往生。

惑乱、起、于、此。

邪念、職、于、此。

縦、雖、与、良薬、不、教、銷方、作、病、之、甚、於、服毒。

我朝、従、古、与 良薬之人、如、無。

銷 薬 毒之師、未、在。

是、以、生病、難、除。

老死、何、免?!

皆、是、師之咎、也。

全、非、機之咎、也。

所以、者、何?

為 人師 者、教、人、捨、本、逐、末。

之、令、然、也。

自 解、未 立 以前、偏、専、己 我之心、濫、教、他人、招、堕、邪 境。

可、哀。

為 師之者、未、知、是 邪 惑。

弟子、何為、覚了、是非、乎?!

可、悲。

辺鄙之小邦、仏法、未、弘通。

正師、未、出世。

若、欲、学、無上之仏道、遥、可、訪、宋土之知識。

逈、可、顧、心外之活路。

不、得、正師、不如、不、学。

夫、正師、者、不問、年老耆宿。

唯、明、正法、兮、得、正師之印証、也。

文字、不、為、先。

解会、不、為、先。

有、格外之力量。

有、過節之志気。

不、拘、我見。

不、滞、情 識。

行 解、相応。

是、乃、正師、也。





第六


参禅、可、知、事。


右。

参禅 学道、者、一生 大事、也。

不可、忽。

豈、卒爾?!

古人、断臂、斬、指。

神丹之勝躅、也。

昔、仏、捨、家、捐、国。

行道之遺蹤、也。

今人、云、「可、行、易行之行」。

此言、尤、非、也。

太、不、合、仏道。

若、専、事、以、擬、行、者、偃卧、猶、懶、也。

懶、于、一事、懶、于、万事。

好 易之人、自、知、非、道 器、矣。

況、乎、今世 流布之法、此、乃、釈迦大師、無量劫、来、難行 苦行、然後、乃、得、此法、也。

本源、既、爾。

流派、豈、可、易、乎?!

好 道之士、莫、志、易行。

若、求、易行、定、不、達、実地、必、不、到、宝所、者、歟?!

古人、具、大力量、尚、言、「難、行」。

可、識。

仏道、深大。

若、仏道、本自、易行、者、古来、大力量之士、不可、言、「難行、難解」、也。

以、今人、比、古人、不及、九牛之一毛。

而、以、此少根薄識、縦、励、力、以、擬、「難行、能行」、猶、不可、及、古人之易行 易解、也。

今人之所好、易解 易行之法、者、其、是、何、耶?!

已、非、世法。

又、非、仏法。

未、及、天魔波旬之行。

未、及、外道、二乗之行。

可、云、「凡夫 迷妄之甚」、歟?!

縦、雖、擬、出離、還、是、無窮之輪廻、也。

観、其、折、骨、砕、髄、亦、不、難、乎?!

調 心操之事、尤、難。

長斎 梵行、亦、不、難、乎?!

調 身行之事、尤、難。

若、粉骨、可、貴、者、忍、之、者、従、昔、雖、多、得法之者、惟、少。

斎行 者、可、貴、者、従、古、雖、多、悟道之者、惟、少。

是、乃、調、心、甚、難、故、也。

聡明、不、為、先。

学 解、不、為、先。

「心意識」、不、為、先。

「念想観」、不、為、先。

向来、都、不、用、之、而、調、身心、以、入、仏道、也。

釈迦老子、云、「観音、入流、亡、所知」。

即、之意、也。

動静、二相、了然、不、生。

即、之、調、也。

若、以、聡明、博解、可、入、仏道、者、神秀上座、其人、也。

若、以、庸体、卑賤、可、嫌、仏道、者、曹渓高祖、豈、敢、乎?!

伝、得、仏道、之、法、在、聡明 博解之外。

事、於、是、明、矣。

探、而、可、尋、顧、而、可、参。

又、不、嫌、年老耄及。

又、不、嫌、幼稚、壮齢。

趙州、者、六旬余、兮、始、参。

雖、然、為、祖席之英雄。

鄭娘、者、十三歳、兮、久、学。

能、亦、叢林之抜萃、也。

仏法之威、見、于、加、与、不加、分、于、参、与、不参。

或、教家 久 習、或、世典 旧才、皆、可、訪、禅門。

其例、是、多。

南嶽慧思、者、多才 人、也。

尚、参、達磨。

永嘉玄覚、者、秀逸之士、也。

已、参、大鑑。

明、于、法、得、于、道、可、為、参師之力。

但、参問 宗師之時、聞、師 説、而、勿、同、己見。

若、同、己見、者、不、得、師 法、也。

参師聞法之時、浄、身心。

静、眼耳。

唯、聴受、師 法、更、不、交、余念。

身心如一、而、如、水、瀉、器。

若、能、如是、方、得、師 法、也。

今、愚魯之輩、或、記、文籍、或、薀、先 聞、以、同、師 説。

此時、唯、有、己見、古語、師 言、未、契、矣。

或、一類。

己見、為、先、而、披、経巻、記持、一、両語、以、為、仏法。

後、参、明師 宗匠、聞法之時、若、同、己見、者、為、是。

若、不、合、旧意、者、為、非。

不、知、捨 邪之方。

豈、登、帰 正之道、乎?!

縦、塵沙劫、尚、為、迷者。

尤、可、哀。

不、悲、之、乎?!

参学、可、識。

仏道、在、思量、分別、卜度、観想、知、学、慧解、之、外、也。

若、在、此等之際、生来、常、在、此等之中、常、翫、此等。

何故、于、今、不、覚、仏道、乎?

学道、者、不可、用、思量分別等之事。

常、帯、思量等、以、吾 身、而、扌㑒点、於、是、明鑑者、也。(※「扌㑒」は一文字の漢字と見なしてください。)

其、所入、門、有、得法之宗匠、悉、之。

非、文字 法師之所及、耳。


天福、甲午、清明日、書。





第七


修行、仏法、欣求、出離、人、須、参禅、事。


右。

仏法、勝、于、諸道。

所以、人、求、之。

如来、在世、全、無二、教。

全、無二、師。

大師、釈尊、唯、以、無上菩提、誘引、衆生、而已。

迦葉、伝、「正法眼蔵」、以来、西天、二十八代、唐土、六代、乃至、五家、諸祖、嫡嫡、相承、更、無、断絶。

然、則、梁、「普通」中以後、始、自、僧徒、乃至、于、王、臣、抜群者、無、不、帰、矣。

誠、夫、所以、可、愛、勝、者、可、愛、勝、也。

不可、如、葉公、愛、龍、歟?

神丹以東、諸国、文字、教綱、布、海、徧、山。

雖、徧、于、山、無、雲心。

雖、布、于、海、枯、波心。

愚者、嗜、之。

譬、如、撮、魚目、以、執、珠。

迷者、翫、之。

譬、如、蔵、燕石、以、崇、玉。

多、堕、魔 坑、屢、損、自身。

可、哀。

辺鄙之境、邪 風、易、扇、正法、難、通。

雖然、神丹、一国、已、帰、仏 正法。

我朝、高麗、等、仏 正法、未、弘通。

何為?

何為?

高麗国、猶、聞、正法之名。

我朝、未、嘗、得、聞。

前来、入唐、諸師、皆、滞、教綱、故、也。

雖、伝、仏 書、如、忘、仏法。

其益、是、何?

其功、終、空。

是、乃、所以、不、知、学道之故実、也。

可、哀。

徒労、過、一生之人身。

夫、学、仏道、初入門時、聞、知識、教、如、教、修行。

此時、有、可、知、事。

所謂、法、転、我。

我、転、法、也。

我能転法之時、我、強、法、弱、也。

法還転我之時、法、強、我、弱、也。

仏法、従来、有、此両節。

非、正嫡、者、未、嘗、知、之。

非、衲僧、者、名、尚、罕、聞。

若、不、知、此故実、者、学道、未、弁。

正邪、奚、為、分別、焉?!

今 参禅学道 人、自、伝授、此故実。

所以、不、誤、也。

余門、無、矣。

欣求 仏道之人、非、参禅、不可、了知、真 道、焉。





第八


禅僧、行履、事。


右。

仏祖、以来、直指、単伝、西乾、四七、東地、六世、不、添、糸毫。

莫、破、一塵。

衣、及、曹渓、法、周、沙界。

于時、如来 正法眼蔵、盛、于、巨 唐。

其法 為体、模索、不、得。

求覔、不、得。

見処、亡、知。

得 時、超、心。

失、面目、於、黄梅。

断、臂腕、於、少室、得、髄、翻、心、兮、買、風流、設、拝、退歩、兮、堕、便宜。

然、而、於、心、於、身、無、住、無、着、不、留、不、滞。


趙州、僧、問。

「狗子、還、有、仏性、也、無?」


趙州、云。

「無」


於、無 字 上、擬量、得、麼?

擁滞、得、麼?

全、無、巴鼻。

請、試、撒、手。

且、撒、手、看。

身心、如何?

行李、如何?

生死、如何?

仏法、如何?

世法、如何?

山河大地、人 畜、家屋、畢竟、如何?

看、来、看、去。

自然、動静、二相、了然、不、生。

此不生時、不、是、頑然。

無、人、証、之。

迷、之、惟、多。

参学 人、且、半途、始、得。

全途、莫、辞。

祈祷。

祈祷。





第九


可、向道、修行、事。


右。

学道 丈夫、先、須、知、向道之正、不正、也。

夫、「釈雄」、「調御」、坐、菩提樹下、得、見、明星、忽然、頓、悟、無上乗 道。

其所悟 道、非、声聞、縁覚等之所能及。

仏、能、自、悟、仏、伝、於、仏、于、今、不、断絶。

其得悟者、豈、非、仏、耶?!

所謂、向道者、了、仏道之涯際、也。

明、仏道之様子、也。

仏道、人人、脚跟下、也。

被、道、礙、兮、当処、明了。

被、悟、礙、兮、当人、円成、矣。

因、是、縦、雖、挙、十分之会、猶、落、一、半之悟、歟?

是、則、向道之風流、也。

而今、学道之人、未、弁、道之通塞。

強、好、見験之有。

不、錯、阿誰?!

捨、父、逃逝、棄、宝、跉跰。

雖、為、長者之一子、久、作、客作之賤人。

良、有、以、矣。

夫、学道者、求、被、道、礙、也。

被道礙者、亡、悟跡、也。

修行仏道者、先、須、信、仏道。

信仏道者、須、信、「自己、本、在、道中、不、迷惑、不、妄想、不、顛倒、無、増減、無、誤謬」、也。

生、如是、信、明、如是、道、依、而、行、之。

乃、学道之本基、也。

為、其風規、坐断、意根、兮、令、不、向、知解之路、也。

是、乃、誘引初心之方便、也。

其後、脱落、于、身心、放下、于、迷悟、第二様子、也。

大凡、信 自己 在 仏道之人、最難、得、也。

若、正信、「在、道」、自然、了、大道之通塞、知、迷悟之職由、也。

人、試、坐断、意根、十之八、九、忽然、得、見道、也。





第十


直下、承当、事。


右。

決択、身心、自、有、両般。

参師聞法、与、功夫坐断、矣。

聞法、者、遊化、于、心識。

坐禅、者、左右、于、行、証。

是、以、入、於、仏道、尚、不可、捨、一、而、承当。

夫、人、皆、有、身心。

作、必、有、強弱。

勇猛、与、昧劣。

也、動、也、容、以、此身心、直、証、於、仏。

是、承当、也。

所謂、不、回転、従来 身心。

但、随、他 証、去、名、「直下」、也、名、「承当」、也。

唯、随、他、去。

所以、非、旧見、也。

唯、承当、去。

所以、非、新 巣、也。

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