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現代の生命

作者: 永井晴

我ら土から土へと、

生まれては還る運命(さだめ)の上、

幻のように眺めては、

そっと後ろも顧みん、


我は未だに若草なれど、

気安く触れぬただの土塊(つちくれ)

生命(いのち)の渇望とこの体、

熱情を包む理性の安全、


我ら病架より病架へと、

受け渡される運命の上、

真っ白な部屋にただ静か、

枯死のような臭いもせん、


初め終わりの(かん)ずっと、

生から遠い景色の朧気(おぼろげ)

優しさのように冷たいこれは、

現代往生図と言わん、


まさに病める如き()の、

外に飛蚊(ひぶん)の群れを見て、

ぞっと感じた嫌悪の裏側、

花輪に舞った蝶々に同じ、

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