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世の中
世界には2種類の人間がいる。
どーでも良い人間とそうでない人間だ。
私にとってどーでも良い人間というのは妹以外のその他全てである。
幼い頃、私は姉や兄たちに虐げられていた。
........いや、詳しく言うなら現在もか。
とにかく、私は酷い仕打ちを受けていた。
優等生と劣等生の差とでも言えば良いのか。
優秀すぎるほど優秀な姉や兄を持つ私は日々プレッシャーに怯えながら生きていた。
結果を残さなければ存在価値はない。
そう言われ続けてきた。
しかし、常に何かを目標にして日々を励んでいる姉兄たちに対し、毎日着いていくだけで必死だった私にそんなものあるはずもなく。
いつからだったっけ。
全部どーでも良くなって投げ出した結果、姉兄たちにゴミを見るような目で見られるようになったのは。