2/13
プロローグ②
ここは、日本。
今、一人の男が20年の生涯を終えようとしている…
男の名前は、山河和人。在籍している大学へ向かう途中、車に轢かれた。
最近、ツイてないことが多かったが、今朝は人生で最もツイてない日となった。
男の周りには、彼の血が血溜まりを作り続けている。
男は、朦朧とする意識の中で考えていた。短い人生だったと…
やりたいことは、たくさんあった。やり残したことを思い、後悔の念がよぎる。
男の身体は、死へと近づき、もうどうすることも出来なかった。
男の意識は遠くなり、深い眠りについた…
ここまで、お読みいただき、ありがとうございます。