1/4
旅の始まり
森で一人歩いているのは、2mくらいある刃が鋸のような奇妙な剣を背中に肩に担いでいる青年だった。
「迷った……」
開始そうそう目的地までの道を迷い、森を迷う青年『バン』は森を迷いながらも一週間前に村に置いて来た姉妹を気にかけていた。
「元気にやってかなぁ………」
そんな事を気にかけながら森を突き進むバンだった。
しばらく上の空で歩いていると既に日は暮れていた。そんなバンは、目の前に光があることに気付き光の方へ歩いて行く。
光が近づくにつれそこが小さな村になっている事に気付いたバンは村の違和感に気がついた。
「人の気配がしない…」
普通、家に明かりがついているのは人がいる証拠なのだが、このバンの目の前にある家は明かりはついているが人の気配が全くしない。
いや、目の前にある家だけではなく村の家全てが明かりがついてるのに人の気配がない。
「なんだってんだ一体………」
その日はそのまま村の家に無断に泊まった。
そしてバンは次に立ち寄る街で村の人々がいない理由を知ることになる。