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東京行き 最終便
なし
まあ
とどのつまり
言いたいことが言えたなら
それは
よかったのだろう
涙を流す弟をみて
そう思った。
なんやかんや
あったがそう思う。
時間は、人を疎遠にし
険悪にする。
彼は異国の地
アメリカで
彼なりのやり方で
頑張り
尋常じゃない
半端じゃない
人生のかけかたをした。
ある意味
ギャンブルな生き方。
得るものも多かったが
失うものもあったのだろう。
しかしながら
彼を支える
家族ができたのはよかった。
日本に帰ってきてくれて
本当によかったと思う。
うやうやしく
バーテンが告げる
店が閉まるという
私も行かなければならない。
彼は
またしばらくしたら
日本を離れるそうだ
重い木の扉を
押して
私は
後ろを振り返らずに
最終便の人となった。
東京に戻って
空港から
タクシーを飛ばし
行きつけのバーに行った。
なんとなく悲しい酒になった
夜半に
メールが来た
弟が
交通事故で
意識不明の重体。
時として
このような事がある
スコッチを一氣に飲み干した
因果は巡る
最後に会えたのは
神様の思し召しだったのかもしれない。
なぜかわからないが
涙が
とまらなかった
END
遠く離れた弟に
捧ぐ
いつもいつもよたよた小説を
読んでいただき本当にありがとうございます。




