七賢人でもある私は光魔法で世界を救ってみせます! 1
魔法と契約の物語。
七賢人であるアカリは、人々を病気や怪我から守るため人々に手を差しのべる。そこから聞いたことがない組織や突如変異事件などなどたくさんの面倒事にどんな対処をするのか!
1, 追放
コップが割れる音がした。「アカリ・エバレット今日本日このレッドドラゴンから追放する」腕を組んでパーティーのリーダーであるヒカル・カルックは椅子に座っていた私を突き飛ばした。「どうしてですか?! 私はこのレッドドラゴンにちゃんとパーティーの1人として魔法を援助していました。」ヒカルが机を叩く。「ふざけんじゃねぇよ! おめぇはただぼーっとつ立って報酬だけとってく馬鹿女だろうがよ! パーティーにちゃんと補助をしていたのはリリアだ!」リリア・バタジラ彼女も同じく後方から魔法で支援する人だ。彼らは何かしら仲が良かったのを私は知っている。だから彼女が彼に何かしら自分の都合がいいように言いくるめたのだろう。「分かったらさっさとここから出ていけ!」アカリの話を聞こうともせずに、ヒカルは乱暴にアカリを蹴り飛ばし、パーティーのシェルターから追い出された。そして扉が閉められた。私は立ち上がって両腕を思いっきり伸ばした。「やった〜!やっとあの実力もないただの腹黒パーティーからやっと抜け出せたわー」
そう。私アカリ・エバレットは、七賢人の個人任務としてさっきまで入っていたレッドドラゴンの依頼に派遣された者。
Sランクパーティーレッドドラゴンに入った下級クラスの冒険者から差別され、人間の扱いをされないという苦情が出た。だから七賢人である私が依頼を受け、今日まで表役は魔法の援助、裏では監視役として行っていたのだ。彼らには何一つ実力はないし、Sランクパーティーなんて言われなくなるのも時間の問題だ。
七賢人とは他の言葉で言うと、大魔法使いだ。 火、水、風、岩、の4属性の上級魔法を使える人を指す。また、七賢人として動くには七賢人制服、杖をもち歩き、周りに示すこと。また、七賢人は個人の身を守るため、七賢人としての名前を持つこと。
そしてこの世界は、ある"災厄"が存在する。それは、人の不満や苦しみ、痛み、病気、怪我などによる人のストレスが気体となってこれを「殺気」と言う。これが魔物化し、その魔物を「恐怖」だ。 その「恐怖」は元々人々の苦しみや痛みを和らげてくれる存在だったが、いつからか殺気を使って、人の苦しみや痛みを利用し、人々を呪いや病気などで襲いかかるようになった。「恐怖」を倒すためには、魔法使いが使う光魔法と魔法使いと契約した仙人の仙力を使わなければならない。
光魔法。それは名前の通り人々を苦しみや痛みから解放し、殺気を浄化する魔法。 だが、光魔法を使える魔法使いは七賢人でも1部だ。しかも、光魔法は代償がある。使った後に何かがある訳では無いが、光魔法で救った人の苦しみや痛みを背負う必要がある。背負いすぎてしまうとやがて体の中からストレスが溢れ、自我がも無くなり周りにいる人々を関係なく切り捨ててしまう副作用がある。これを「暗化」と呼ぶ。
それを救う存在が仙人だ。仙人は、寿命がない上、人を超えた更なる力、知識、あらゆる分野に置いて人間よりはるかに超えた存在だ。しかしそこには代償がある。 仙人の身体にまとわりつく気体。瘴気。彼らを蝕んでいく気体だ。その瘴気は、仙人の生命力、身体能力を低下する他、他の植物、動物、人間も苦しめる気体だ。もし瘴気が耐えられないほどの量が発生した場合は、光魔法で浄化するしかない。また、瘴気を定期的に浄化をしなければ仙人は,自我を持たなくなり,魔物のような攻撃力で人々を襲う。これを「闇化」と言う。 その瘴気を纏わる仙人なら少しは耐えられるため、「恐怖」を倒す助力ができる。だが瘴気自体を見えるものはいない。気体だからだ。身体にまとわりついている仙人でさえも分からない。瘴気は、元々「恐怖」が持っていた気体だったが、瘴気や殺気を流出させ、魔物を強化したり、地形の変化と様々な変貌を起こしている。
2,従魔契約
瘴気や殺気を少しでも減らすため国は魔法使いの育成に取り組んだ。そう簡単にはいかなかった。魔法使いは、一般的に1つの属性を使うのに個人差あっても5年以上はかかる。そのためとてもじゃないが魔法の中で扱いが難しい光魔法を使うのは難儀である。 でも私アカリ・エバレットは、七賢人の中でも優秀で、光魔法を扱える数少ない七賢人なのだ。 魔法に関わらず、騎士、鑑定、など戦闘的な職業にはクラスが三つある。
一番下の下級クラス、真ん中の中級クラス、そして一番上が王族クラスの七賢人や賢者のようなものであり、下級クラスは鑑定士や狩人などが含まれており、中級クラスは騎士、魔法使い、治癒士と幅広くいる。最後に王族クラスは、名前的には貴族が多い手の届かないぐらい高いクラスと思われがちだが、貴族も平民関係なく、属している。だがその王族クラスに属している人は10人しかおらず、そのうちの五人は七賢人て、残りの五人は賢者だ。
私アカリ・エバレットは、本日をもって七賢人一年目。七賢人が一年目を迎えたその瞬間、国から試練が与えられる。そう。仙人との契約だ。「えっと、七賢人アカリ・エバレット本日をもって貴方様は、一年目を迎えました。 仙人と契約するべく、お願い申し上げます。 仙人と契約するためには、神社へ行き、仙人直々の試練に合格した場合、仙人と契約が成功となります。 仙人の試練は、紙か、頭の中で聞こえてくるかで変わってきますので、対応して行ってください。また、契約は儀式ですので、前々から送ってある巫女服を着て参加するようお願いします。良き結果になるよう願っております。」こうして国から手紙をもらった私は、地図に記されていた、神社に向かった。「神社って結構静かなんだなー。」神社はびっくりするほど静かだ。風がふいている音も、動物の音、ただ自分の足跡の音が響いていた。そして神社の階段を登り終えたところで自分の周りは霧に包まれていく。本来ここで試験内容が出てくるはずなんだが、、「あれ?なんか手紙ではここら辺で試験内容の紙か、聞こえてくるかして出てくるって書いてあったけど、、何も聞こえないし、何もないな、、」すると霧が晴れ、あたりは森だった。「多分これは、仙人が見せてる幻想だよね。でもこの森、瘴気どころか生き物の気配もしないし、試験内容は出てこないし、困ったな、、とりあえず地面とか周りにある木を調べようかな。」地面を調べると魔物が通った後も、なにかされた跡もなかった。木を調べると水が木の中で運ばれるの感じるだけだった。正常。。「嘘でしょ? 何も手がかりなしって、、ん?川の音?」川の音がしたので行って見た。「ちょっと触ってみよ。」触ってみるとまるで電撃でも走ってるのかと思うくらい強烈の何かを感じた「いたっ、、、ってさっきの感じって瘴気に似た感じよね、、うーん湖に行ってみようかな。」川を剃って歩いて行くと、深そうな湖があった。「随分深そうな湖ね。 ここならもっと正確にわかるかも。」湖に手を入れた瞬間、なにかに手を引っ張られて、体が湖の中に入る。目を開けると竜がいた。それただも竜ではない。白竜だ。
白竜。 川の神と呼ばれている竜の魔物だ。と言っても白竜は危害が無いものには手を出さないし、なんなら怪我をしていたら水で癒してくれる。白竜が操る水は特別で、どんな怪我もどんな病気もその水1口飲めば回復する。しかし人間たちは水をいいことに使わず金儲けにしたり、悪循環な使い方をしていることがわかった白竜は、人間たちの前から姿を見せなくなった。
「白竜がどうしてこんなところにいるのよ、、それに白竜は、悪意があるものには罰を与えるって聞いたことはあったけど、ここは幻想よ?それになんか様子も変だし、、」白竜はなにかに操られている状態を見たアカリ・エバレットは、周囲の水質を見た。「とりあえず白竜の体を見てみよ。」白竜の体に触れ、瘴気を浄化しながら白竜を瘴気から解放した。「これで大丈夫なはず、、」瘴気を浄化した直後凄まじい水流で湖から出された。「パァ! 死ぬかと思った、、でも危なかった。あとちょっと遅かったら白竜助からなかったかも、、」息を整えながら立ち上がる。「助けていただきありがとうございました。お陰で体が楽になりました。」声の方向を見てみると、さっきの湖の水の上で白髪の長い髪に、宝石眼のような青い瞳の青年がたっていた。「え?水の上に立ってる?え?もしかして白竜なの?」疑いながらそう聞くと、「はい。私は白竜。先程瘴気による暴走を止めてくださりありがとう。」と深々と頭を下げた。「あはい。助けられて良かったです。」つられて頭を下げる「もし宜しければ私を従魔にしてくれ。」と白竜は言った。「従魔?! え?従魔契約ってことですよね?」驚きながら聞くと、「はい。あなたさえ良ければ。」
従魔契約。それは自我を持っている魔物と人との契約。契約の中でも1番硬い契約。感情、視覚、感覚、時間さえも共通して繋がる。 そして、繋がりを持つために、共通の装飾をつけ、周りからも契約している印の意味となる。どちらかが亡くなれば、もう1人も亡くなる。
神との契約なんて前例がないほど記録はなく、ましてや神から契約を申し出るなんてよっぽどの事がなければ起こらない。「神との契約なんて恐れ多いです。私からお願いします。」と言うと、白竜は私と手を繋ぎ、契約の呪文を唱えた。「今、契約は結ばれる。1本の赤い糸を携える。今再びここに忠誠を誓おう。従魔契約において名前をくれ。」私は、手を繋ぎながら「おいで、イヤル」契約の印に、私アカリ・エバレットは、髪にサファイヤのリボンがつけられ、イヤルには、サファイヤの首飾りが付けられた。イヤルが手を繋いでいた手を離し、「これからよろしく。」とイタズラぽい笑顔を見せた。
3,仙人との契約
イヤルと契約した湖の壁が消え、年輪が厚くなっている木があった。「壁が消えたと思ったら随分と大きい木が出てきたわね。 しかもあれって守護樹じゃないの?」
守護樹。 この世界に存在する魔力の源,「マナ」を放出している木だ。当然守護樹の水に触れれば魔力回復、体力回復と様々な恩恵を与えられる。しかし人間たちは守護樹も大切に扱わなくなった。守護樹は怒りを沈めるためか、体を休めるためか、理由は不明だが、人間たちの前に消えてしまった。
人間の世界にまだ「マナ」が放出されているということは、守護樹は存在すると言う科学者たちが探索をして見つけようとしたが、見つからなかった。
「まさか守護樹が幻想出てくるとはね、、」と私が言うと,「幻想?笑わせてくれる。未知の世界を幻想と名前をつけるとは中々度胸があるな。」とどこからか声が聞こえる。「誰?、え?ここって仙人が作った幻想か何かを見せられてるんじゃないの?」混乱しながら辺りを見てみでも人の気配はなくて声だけが聞こえる。「貴様は、俺の想像を超えて来たな。面白いやつが来たものだ。」笑いながらどんどん声は大きくなっていく。「まさか白竜を瘴気から解放するだけでなく、従魔契約と言う命の契約をするとはな。」いつの間にか私の背後にたっていた、、、「?! いや、話がどんどん進んでるけど、笑っているあなたは仙人なの?」と状況を把握するため聞いたんだけど、「ああそうだ。 俺は仙人。」手を腰につけ、偉そうな態度を取って私の周りをクルクルと回る。「さっき言ってた通り私は、白竜と契約したけど、そんなに面白いことあった?」思っていた仙人の性格の差が大きすぎて私は半分イラついていた。「いや? 白竜は、歴史において人間たちを敵視してるからな。そんな警戒心持ってた神が従魔契約するなんてこんな面白い話はないと思ってよ。あっそうそう。俺の名前はシムル・エバー・ルコだ。長いからルコで通している。よろしくな七賢人様。」契約は簡単だ。両者が契約を認め契約書を書けばいい。そして自動的に契約者のいた国へと移動する。
4,オルサージル国の危機を救う
まぁなんやかんやあって私は、目的である仙人と契約できた。神社から戻ってくるなり、オルサージ国は何やら落ち着きがなく、冒険者ギルドからの通信モニターが目の前で流れた。「先程門番から連絡があった。もうすぐここ、オルサージル国にあのSランクパーティーレッドドラゴンでさえ倒せなかったベサヤルベアが来る。なぜかわからないが集団でこちらに攻めてくる。冒険者中級クラスのBランク以上は参加を命令する。健闘を祈る。」そういうとギルド長は、通信を切った。まぁあのパーティーが勝てなかったのも納得がいく。ベサヤルベアはAランク。適うはずがない。「帰ってくるなり急にベサヤルベアが出ただの、集団でやってくるだの、何もかも急すぎない?まぁこっちはいつでも行けるけど。」私はイヤルに後方で傷の手当をお願いし、ルコに私以外の冒険者にシールドを貼るようお願いした。そして私は、七賢人制服、杖をもちギルド長の前に立った。「今ここに胡蝶の魔女が現れた。胡蝶の魔女を中心にベサヤルベアを討伐する。ギルド長は、冒険者たちにそのように指示をお願いします。」私はそう伝えると,ギルド長は驚いたが、「胡蝶の魔女に祝福がありますように」と、忠誠を誓った。 私は門番の上にたち、ベサヤルベアの位置を確認し、炎、水、風の3属性を同時発動で攻撃をしたが、ベサヤルベアは倒れなかった。続けて魔法打ち続けていたら、ルコからの通信が来た。「おい。そんなに無駄に魔法を使うんじゃねぇよ。お前は魔力が多いんだ。普段魔力消費しないやつがいきなり魔力消費が出たら体が持たないだろ?大事なのはただ倒すことじゃなく、合理的に判断することだ。なぜ集団行動を好まない龍が集団行動でやってくる?なぜ黒龍は、俺達を攻撃してこない?その理由を頭から考え直せ。」混乱しているうちに、ルコから通信が切れた。ルコから言われた言葉を頭の中で私は考えた。「考え直せって言ったって、確かにベサヤルベアは、体の周りに硬い石が埋め込められてる。攻撃しようと思えばいつでもできたはず。集団行動をするという指示を出している者がいる、?それともなにか裏があるの?」考えたけど何一つ当てはまるものはなくて、魔力が減る一方だった。
ベサヤルベアは攻撃してくる気配もなければ、何かを待っているかのように上を左右に見ていた。彼らには魔物を支配できる魔道具がそれぞれ付けられており、支配者は自分の思い通りに魔物を動かすことができる。私は改めてベザヤルベアがいる位置を見た。
「あれ?ちょっと待って,ベザヤルベアは、体内に炎の属性が付与してる。そして、今ベザヤルベアがいる場所の下は、地下で鍛冶師が武器を作ったりしてるところ、そして武器を作るために巨大な火力暖炉がある、、、つまり!奴らの狙いは!」私は、地下に行って暖炉の方を行くと、同時に全身が黒で包まれていて顔も見えない人が暖炉に向けて水をかけてしまった。 すると、ベザヤルベアがいた位置の下から凄まじい爆弾が王国を巻き込んだ。 地下にいた私は、近くの人を守るので精一杯で、地下は火災が起きていた。「皆さん。私が火災を消化するので安全な地上に戻ってください。 地下にはほかの冒険者や治癒士がいると思うので、落ち着いて避難してください。」私はある程度の消化が済んだ後、地上に戻るとイヤルとルコと合流し、状態を教えてもらった。「魔法使い様。 ちゃんとできたじゃねぇか。ああ、あと、地上は、俺が守ってたからあまり死傷者は出てない。まっでてた方がおかしいんだけどな。」「こっちも同じく怪我人も軽傷者が少数いる感じで、被害は最小限だったよ。」 討伐後、住民の怪我や建物の修復などみんなで協力して1週間程で元の生活に戻った。
5,マカチックの依頼
ベザヤルベアの被害から2ヶ月ほど立ったある日のこと。私は、七賢人として個人依頼の手紙を貰った。内容は、隣の街のマカチックという所でなんと貴族直々の依頼だった。どうやら今、マカチックは瘴気が流出しており、第1王子のキエフエルが主に重症の状態で、治癒士や医者でも治せないらしい。
手紙を受け取った私は、馬車で向かった。道中魔物が実現しやすい森に手間取るかと思ったが、私の魔力で魔物が怯えてで来なかったためスムーズに行った。マカチックは、想像以上に空気が悪かった。私の光魔法で浄化してもまた周囲に広がってしまう。さすがに瘴気が回っているところにイヤルやルコを連れてくる訳には行かないから一人で来たけど、、
酷くなる前に報告すればいいのにと私は心の中でそう思ったのだった。 街は視界がぼやけているせいか人通りは少なく、住民の家など道を歩いている間に重症になりそうな住民を治しては、次々と重症者が出てくる。「おかしいわね。 いくら瘴気が充満してるからってこんなに早く状態が悪くなるわけが無いのに、、 もしかして変容してるのかな?」瘴気には二種類ある。一つ目は、その場の瘴気を浄化すれば消えるもの。
二つ目は、ある程度の瘴気がその場に残ってしまうと、瘴気の塊「芯」がいくつかに別れて瘴気を放出するもの。 二つ目の場合、芯が多ければ多いほど被害は大きくなるし、病気が悪化するのも時間の問題だ。もし芯が大きくなって一つにまとまった時「恐怖」が出てきてしまう。
「恐怖が出たらそれはそれでここの街だけじゃなくて、世界中の滅亡になってしまうわね。」それを避けるべく、私は光魔法で浄化しながら最も瘴気が強いところ,マカチックの城に向かう。 城はたくさんの兵士やメイドたちが倒れており、第1王子キエフエルの部屋であろう所まで着いた。 これまで感じたことがないぐらい瘴気が部屋から出ており、おそらくここに芯がある。「中に入ってみたはいいけど、何一つ前が見えないんだけど! どゆこと?てか芯デカくない?!」辺りを見渡しても真っ暗で自分の視力を疑い始める。目の前にある芯が真っ黒でヒビが入っていた。「よく見たらこの芯ヒビが入ってるからそれで瘴気が漏れ出てこの街の空気が悪くなったのね。」手がかりを探すために光魔法で辺りを照らし、周りを見渡してみたら、家具が壊れていたり、壁や床が傷つけられた跡が残っており、誰もいなかった。「誰だ。我が瘴気に耐え自分の身の危険にも関わらずこの城に入った者は。我が城から立ち去れ。かのものに他者を助けようとする? なぜ力を使う?」低い声。城のどこからも聞こえて、私に問いかけてくる。「なぜか? そんなの考えなくてもわかるでしょ。 人を助けること、それはその人のためでもあり自分のためでもある。誰かが自分のためにしてくれたことを今度は自分が恩返しをする番。 そうして成り立ってるのよ。 それから私はこの国を救う人物となるわ。 」 杖を持ち辺りが明るくなり私は光魔法を発動する「今光を灯す。闇が空をまう時我が光に打ちのめせ。 この光を今捧げる。ここに祝をもたらす!」白色の蝶が国中に飛び回り正気に苦しめられていた人が次々に安らかな眠りにつく。 城に倒れていた使用人たちも顔色が良くなり、国王や王子が芯から出てきた。
「やっぱり芯が特殊個体だったのね。 まぁ芯のことは後で考えるとして、今は状況把握と治療かな。 」
町が瘴気の被害を受けて2週間立った頃、街の状態は少しずつではあるが元の状態に戻りつつあり、瘴気による病気もイヤルとルコのおかげで治まってきた。 城は?というと、国王や使用人さんたちは特に病気の痕跡がなく一応全員診察を受け大事なかったらしい。 そして今回の依頼のキエフエル王子は、瘴気は無くなっているがどうやら体が限界を迎えていたようで熱を出している状態だ。 熱を治すべく私は急遽王族の短期治癒士として城で働いしている。 もちろん七賢人として動いても問題はないのだが七賢人がいるとわかってしまったらこの街に人が押し寄せて来るのを防ぐため私はしばらく王族扱いなのだ。だが少し問題が発生しているのだ。
6,王子の治療
問題が起きた数時間前、私は キエフエル王子の部屋で芯を破壊し、国王や王子を救出して使用人たちの助けもあって部屋に運ぶことができ何とか事態は落ち着いた。 そして国王のハウジル殿下が目が目覚めて今のマカチックの状態を私が説明した。そこでハウジル殿下がマカチックの暮らしが良くなるまで王族の短期治癒士としてここに働いてくれとお願いされて今に至る。そして問題というより困ったことが起きている。熱を出しているキエフエル王子の部屋に入れないのだ。
事の始まりは私が短期治癒士として働くとなってから使用人たちは自分たちの仕事で手一杯でハウジル殿下も王妃のアテシナ様も街の普及による書類の山がある。という感じでみんなそれぞれ城で各自仕事をしているけど落ち着きがない状態の中で私はまぁ少し経ったら落ち着くだろうとそんなに気にしていなかったのだがいざ治療に部屋に向かうと、扉が開かないのだ。原因は従魔契約による結界だ。もちろん私の従魔契約で部屋の扉が開かないんじゃない。王子の従魔契約だ。
従魔契約は、契約の中でも1番硬い契約であり、身の安全がある程度保証される契約だ。 そしてこの契約はどちらかの身の安全が保証されていない状態、つまり病気や倒れるほどの怪我が出た場合契約者による結界が貼られる。そしてその結界はよほどの事がない限り壊れることもなければ無くなることもない。もちろん契約者が状態が良くなれば結界は無くなる。 でも従魔契約はただ結界を貼るだけだから良くなるわけではない。 しかも声や音といった外の状態も見えない、聞こえないのも問題だ。それに契約者ではない者が結界を無理に壊そうとすれば、身の危険を感じた結界はその者を排除してしまう。「どうしたものかね、、 いやどうしようもなくない?!結界は壊せないし壊れない! 手当てしたいけどできない! 相談とかしたいけどみんな忙しそうだし! え?どう、どうしろと?はぁもう〜」頭をどれだけフル回転して考えても答えは一緒だ。 「おい頭の中花畑の魔法使い。」ルコの声が聞こえる方をむくとルコが出てきた。「まぁ状況は理解した。 イヤルならこの結界を抜けられる。 まぁ結界が認めればだけどな」そういうとイヤルが出てきた。「いや結界が認めればって何?! 何でイヤルだったらいいの?」混乱する中ルコが面倒くさそうに私に説明した。従魔契約をしている契約者がイヤルのような神の存在だったら結界が認めれば入ることができるらしい。 詳しく言うと従魔契約は契約者の魔物のランクが一方の従魔契約の魔物のランクより高ければ契約による結界でも入ることが可能らしい。 私が契約しているイヤルは、川の神なので魔物よりはるか上にいる存在なためその上を契約しているものは私以外いないと考えた方がいい。というのがルコの考えだ。 「わかりました。 じゃあ私が入ってみます。」イヤルがそう言うと結界に触れてしばらく扉の結界がイヤルを見つめるように扉には1つの目が出ていた。そして目が消えたと思ったらイヤルの姿が消えた。 どうやら無事入れたようだ。「無事部屋に入れました。王子がだいぶ体が弱っている状態なのですぐに治療しますね。」イヤルは私に通信で状態を伝えながら作業をしてくれて、しばらく経つとイヤルは部屋から出てきて扉の結界は無くなった。イヤルの治療が効いて今は寝ている。数時間経てば良くなるとの事だ。
城に働いて2週間がたった。 城の雰囲気も落ち着いてきて王子の体も城内を歩けるぐらいの体力を取り戻している。 街の様子も品物を買う人々、話をする人々で賑わっており元の状態に戻りつつある。
1週間前王子が目覚めてハウジル殿下やアテシナ様も安心されて「助けてくれてありがとう」「この御恩に感謝を」と涙を流して喜んでいた。王子の方はと言うと今は反抗期なのかお礼ぽいことは言われてないけど「まぁ感謝はしておくよ」と首に手を添えて顔も合わせずに言われてしまった。どうやら初見で少し嫌われたらしい。 それでも王子は私のアドバイスや薬を渡したら、、「まぁやってみるよ」と文句ひとつ言わずに飲んでくれていたからそうではないのかも?と最近は思い始めている。 そして月日は流れ城の生活をして1ヶ月を経とうとしている。 季節は暑い夏がやってきた。 そんな夏のある日のこと城の勤務をしている時に手紙が来た。 七賢人の依頼の手紙だ。
7,ミスサクッス
手紙はミスサクッスという港の国から来ていて海の幸が取れなくて困ってるから海を調べて欲しいと来ていた。
ミスサクッスは海が綺麗で魚料理が美味しいと評判で有名な国だ。魚の輸出入が豊富であった国が近頃おかしいらしいという噂も聞いていたためちょうどいい機会が来たみたいだ。
城の人達に依頼の話をして別れの挨拶をしたら「本当に助かった」「また来たらここに来てくれ」「ぜひ次会った時はお礼をさせてくれ」とお礼を沢山貰った。王子にも挨拶に行くと「お前暇そうなのにな。行ってらっしゃいは言わねぇぞ。」と楽しそうに笑って送ってくれた。ちょっとは打ち解けぽい。
マカチックを出て馬車を乗り進めてみると綺麗な海が見え始めた。 「もうすぐね ミスサクッス国の依頼は大変じゃなきゃいいけど。 ここ最近の依頼はどう考えても急な事が起こりすぎて私が不幸体質なのかと疑っちゃったぐらいだもの。 少しはのんびりしたいわ〜」独り言で馬車を走らせていると「お前がちゃんと考えもしないで1人で全部解決しちゃうから誰か嫉妬知るんじゃねぇか? まっ精々ガンガレ」ルコは相変わらず私をいじってきていて普通っていいなって感じるのであった。
ミスサクッスに着くと人通りが多いわけではないが建物が一つ一つ大きくこれも結構な大都市だ。依頼の内容は冒険者ギルドに着いたら説明してくれる人がいると書いてあるので私は冒険者ギルドに向かった。冒険者ギルドに着くと何なら喧嘩をしている声が聞こえる。「狩人のお前がBランクのサカタックヘビーを倒しただと?!」大きな声がギルドの外から丸聞こえだ。「だ、だから僕は、、」「お前がまず魔物を倒せるわけがないだろ! 俺たちのパーティーでいちばん足引っ張てるやつが俺よりでしゃばってんじゃねぇよ!」怒っている男はなにか話そうとしている彼に対して何一つ話を聞こうとせず暴力を振るっていた。 これが日常茶飯事なのかどうかは周りの目を見たら一目瞭然だ。「あのすいません。 ここ喧嘩するところじゃないので違うところでやってくれますか? 一応ここ冒険者ギルドなのでたくさんの冒険者の人が来て危ないんですよ。」私は見ていられなかったから男の肩に手を乗せて説得した。「あん?! お前には関係ないだろ! 女が出てくるなよ! ただ守られるだけのやつがよ!」男は私の手を振り払いあろうことか私に手をあげようとした。そんな姿を見て私はその手を受け止めた。「ガッカリですよ」私は男の手を握り男の体を縛り付けながら言った。「人を見た目で判断するだけでなく暴力で人を脅そうなんて。あなたには私は倒せないですよ。」「ふざけんな! 勝手に入ってきたお前が悪いんだろ!てか縄外せよ!」男は怒りながら縄を外そうと必死にしていたが一向に取れなかった。当たり前だ。私の力は通常の力でなんとかなる代物ではないからね。そんな騒動の中1つの拍手が聞こえた。「素晴らしい。 適切に会話をし、適切な処分までしてくれるとは私はあなたを見や謝ってしまったようです。」拍手をしながら男性は私に近づいてくる。「失礼ですがどちら様ですか?」近づいてくる男性に私は不思議と既視感を覚えた。「これは失礼。私はライジェルク。ここのギルド長及びこの国のちょっと偉い人みたいな感じ。遥々こんな遠いところから来てくださりありがとうございます。魔法使いさん。」笑顔で話してくれたライジェルクと名乗る人は、会ったことがないはずなのにどこか見たことがある顔をしている。私のそんな混乱の顔を察してライジェルクさんは私と話ができるようにお茶をしている。「突然なことに驚いていると思いますがしばし私の都合上であなたを試させていただきました。」紅茶を飲みながら彼は優雅に私を座らせた。「試す?私は試されたのですか?」私は今何が起きて何から気にすればいい状態なのか分からなかった。 だってこの国の偉い人だと言うライジェルクさんは私が七賢人だと知っているのだ。知らなかったら魔法使いさんなんて回りくどい言い方なんてしない。七賢人の個人情報は法的に守られている。それに情報を集めようと思ってもどこから調べたらいいのか分からないように七賢人という存在は童話の中にあるような存在で、いるかいないかなんてみんな気にしないって感じだ。それに七賢人の依頼は国が問題となっていることが依頼となって届けられる。決して誰かが依頼をするということはよほどの事がない限り来ることは無い。だから王子の件はほんとうにびっくりした。
まぁそんなことは置いておくとして、、いや置いとけないよね?! え?この人どこまで私を知ってるの?いやいや知ってるも何も魔法使いって言われただけだし単に魔力が見えて魔法使いつだって思っただけかもしれないし!そんな憶測を私はあちこち考えていると、ライジェルクさんは真剣に話し始めた。「俺があなたが七賢人であるとしっているのは俺があなたに依頼を出したからなんだ。 もちろん七賢人の個人情報なんて法的に守られてるからそう簡単に依頼を出せるものじゃないって知ってる。でもここ最近ミスサクッスだけじゃなくて冒険者の依頼の扱い方について国同士で話すことが増えたんだ。依頼はこなすけど仲間割れや魔物の奪い合いとか起きててね。そういう人たちが増えてきたからじゃあこちら側もそれに応えようってなって魔物関係の仕事している人の性格を調べるためにギルドで芝居をしてたんだ。 もちろんギルドでやるのは中々無理があるし従業員の気持ちも持たないって言う人も居る。だから俺の友達に今回してもらったんだ。仕事としてね。 だからあれはちょっとしたギルドでやってることなんだ。それで君の性格を見させてもらった。 ほんとに上から見ているみたいで気分悪くさせて悪いと思ってる。でもこちらの状況もわかって欲しいんだ。」ライジェルクさんは私に頭を下げて今の状況を説明してくれた。 「わかりました。そちらの状況もわかりましたし咎めるつもりもないです。 それであなたの評価的には私はどんな人ですか?」私は単に気になってそう聞いて見た。私がそんなことを言うことを予想していなかったのかそれとも予想以上に怒っていないことを察したのかライジェルクさんはとても驚いている顔していた。「ぷっハハ! いやほんとあなたにはびっくりだな。 試されてそんなこと言うやつはあなたが初めてだよ。 どんな人って言われてもなー。 これは中々変わってる人って俺は思うぜ? いやーあんたとは仲良くできそうだ。 さて茶番はこの辺にしといて、じゃあ早速依頼の話に移るか。」ライジェルクさんは私に依頼のことを伝えた。 依頼内容はまず海の水の性質が正常であるかを確かめて欲しいことと何かおかしいことや不思議なことが起きているならそれを何とかして欲しいということ、もし依頼が終わって新しい依頼が来るまではここのミスサクッスの案内をしてくれるらしい。それが今回の報酬だ。七賢人になってから報酬は服とかアクセサリーとかそういう物でしか貰ったことがなかったから正直そんなに大きな報酬を貰ってもいいのかと思ったが、ライジェルクさんが言うにはこれくらいの報酬でも足りないぐらいのことをあんたにはしてもらうからむしろ申し訳ないって言われてしまった。ある程度の説明を聞いて私は早速海に向かった。 海のことを調べるために必要だろうとライジェルクさんは私のサイズに合う水着を貸してくれた。 私は依頼の海へと向かった。
8,海の依頼
海には船やたくさんの観光客がいて、海は基本浜辺でないところでは泳いだらダメなので一通りが少ない海の場所に案内された。ライジェルクさんが言うには海で取れるはずの魚の量が減っていたり、魚の突然の病気が多発しており一部では苦情がきているらしい。私はとりあえず海を水面を見たり、海の中の水を触ったりした。でも特に気になることがなかったので海に潜ることにした。貸してもらった水着に着替えて海に静かに入る。泳ぎは意外と魔法で何とかできるので苦じゃない。海が綺麗と言われるだけあって視界も良好だし地形にも特に変化は見られなかった。私は一通り海の中を1周するように確認してみたが悪いどころか海が綺麗だなって思い知らされるだけだった。魚の変異や突然の病気はもちろん瘴気に関係することだってある。でもあまりにも海が済んでいるからもし悪かったらすぐわかるはず出し、海を潜っている間に魚の体の状態を見るに瘴気に関係無いことがわかった。詳しくまでは分からないが少なくとも私の知識ではどうにもできないことは確かだ。私はこのことをライジェルクさんに伝えるべく海から上がった。水着から普段着に着替えてライジェルクさんがいるギルドに向かった。「私が調査をした感じでは海は綺麗で瘴気による変異又は悪化が見られませんでした。海にいる魚の状態も見てみましたが瘴気ではない何か別のウイルスか細菌が入っていると思います。」私の話を聞いたライジェルクさんは頭を抱えてこういった。「実は俺もこの海の件については瘴気は関係してないって思ったんだ。もちろん七賢人に依頼するぐらい一大事なのは信じて欲しい。 この前のマカチックの問題の件についてはこの国だけじゃなくて他の国でも瘴気による対策が大いに捗っている。だからこの件が問題になったことで国が瘴気だと思い込んでしまったのは1部あると思うんだ。それでもあまりにも病気になって医務室に来る人や見たことがない怪我をしてやってくる人達が増えたんだ。原因がわからなくてアカリさんに来てもらったってわけなんだよ」ライジェルクさんは私にこの国で起きている問題と現状を話してくれた。今の話を聞いていると海の捜索だけではわからないことがあると思った私はライジェルクさんに提案をした。「もし良ければその病院送りになった人達や特殊な怪我になった人たちの状態を見てもいいですか?原因になったものが分かるかもしれないので。」ライジェルクさんは私の提案に酷く感謝してくれて私は医務室に行くことになった。ライジェルクさんの言う通り医務室にはたくさんのベットや布団が敷いてあり、うめき声や痛々しい声が聞こえてきて医務室では部屋が足りなくて協会にまで寝ている人がいた。でもそれより酷いのはここの空気だ。ここの空気は人間がいていい空気じゃない、つまり瘴気が発生している。治療をしている治癒士や協会の方がしんどそうで、おそらく付きっきりで看病をしているんだろう。彼らも長くここにいれば体が持たなくなって寝ている人達より酷くなるかもしれない。私は各地の街に通信を繋げた。「気分が悪い人は協会又は医務室で待機をお願いします。そこに行く人が難しい方はその場で待機を。そうでない人又は治療をしている治癒士や協会の方は退避をお願いします。今ここで私胡蝶の魔女が治療をします。皆さんもう少しだけ耐えてください。」私の通信を聞いた人たちは協会から出る人、入る人が出てきて私は急いで医務室に入った。「今ここに光を灯す。闇を払い聖なる力を示す。」私の体の周りに魔法陣が出て光が辺りを照らす。ある程度の治療を済ませ、治療が早くできたからあまり悪い状態にまで行かなかったのが幸だ。治療を終えてみんなは眠りについた。でもこれではっきりした。ミスサックスの瘴気の状態は、マカチックの被害に全く一緒だ。
瘴気が発生する原因は、人の負の感情による空気が集まってできた気体。 全く一緒のような瘴気が発生することはまず無い。なぜなら一人一人の負の感情は同じように見えてどんな風に感情が出てくるかはその人それぞれ。そしてその負の感情による人が感じる辛さも人それぞれ。 考えられるのはマカチックの被害の瘴気は何者かによって発生してそしてまたこのミスサックスにその瘴気を巻いたか。でも瘴気は普通の人には見えなければ、見ようと思っても見えない。 だから見えない気体を集めてどこかにばら撒くなんて悪人か変人がすることだ。 私はそんなよく分からない状況の中一番瘴気が強いところ、ミスサックスの時計塔に向かった。時計塔の1番上に登ると景色を眺めるように座っている少年がいた。
9,イジェーラアフラック
黒髪の上には猫のような耳のところにピアスがつけてあり、服は白と黒が混じっているようなものだ。肌は少し焼けている。「あっやっときた。」私に気がついた少年は私に近づいてきた。「やっと会えたね。 僕のプレゼントは気に入ってくれた?」彼は私に媚びを売るように腰を低く楽しそうだ。「プレゼント? 何の話?そもそもやっと会えたってどういう意味?」私は警戒を怠らずに彼と距離を置く。「え〜? ここに来たってことは僕を向かいに来たんじゃないの〜? わかったんでしょ?原因。」少年は私の周りを回りながら楽しそうに私の周りを歩く。「今回の件といい、マカチックの騒動もあんたがが関係してるのよね? 一体どういうつもりでこんなことをしたの?どれだけの人が殺されかけたかわかってる?」私は怒りを抑えた。こんな少年が人々を死にもたらす瘴気をどうやって撒き散らしたのかは分からないけど、重要なことはそこじゃない。「あっは!は!は! やっぱりいいねあかりちゃん。 僕が思った通りの人だった。 君なら僕のこと見つけてくれると思ったよ。 僕がこんなことする理由?そんなの決まってるじゃん。 この世界を地獄の海にするためだよ。」「地獄の海ですって? そんなことしたら私たち七賢人が黙ってないわよ。なによりそんなことさせるわけないでしょ。 」「止めらるなら止めなよ。」少年は中に浮き、何も無いところから黒いブラックホールみたいなのが出てきて、そこにはブランコに乗っている双子や少年が来ていた服と同じ服を来た子供がたくさんいた。「僕たち。イジェーラアフラックを見つけられるならね。」少年は暗い夜の中を歩くみたいに消えてしまった。
イジェーラアフラック。 私はそんな名前を聞いたのは初めてだ。 どんな目的で構成されて、どうやってあんなにたくさんの子供たちがいるのか謎だらけだ、、、。
すると体が軽くなって足の感覚が無くなった。 気が付けば私は時計塔から落ちていて、それを運良くルコが捕まえてくれた。「魔力の無駄遣いの次は体力の調整もできないのか?」余裕そうに彼は私に説教をするが私の疲労を感じたのか私をお姫様抱っこして宿屋まで運んでくれた。
目が覚めると久しぶりに眠れたおかげか頭がスッキリしている。「お目覚めかい? 自分の体調管理ぐらいしっかりしてくれよ。七賢人。」ルコはグチグチと独り言のように私に言ってくるが、魔力が回復しやすいようにレモンティーを入れてくれた。イヤルも自分の魔力を私に分けてくれた。二人は本当に優しい。
改めて二人に今回の依頼の状態とマカチックの件のことも合わせて伝えた。「まぁマカチックの依頼の時点で短時間であんなに瘴気が充満する方がおかしかったからな。 なんか裏があると思ったけど、イジェーラアフラックっていう組織?かなんか知らねぇけどやべぇもんができちまったってことだけはわかるな。」どうやらルコやイヤルのように長生きをしている人なら何か知っていると思ったけど二人とも心当たりがないみたいだ。「これからどうする? さすがにここまで大事になったら僕たちだけではさすがに無理があるよ。」
私はレモンティーを飲み干してしばらく考えた。。 確かに私たちだけでは解決できる問題では無い。 すると翼の音ともに私の前に白い鳩が飛んできた。 どうやらあちら側も動き始めたみたいだ。
そう。七賢人と賢者が集まる「黒き翼の会議」。 「これは久々に大会議をする必要がありそうね。」私は扉を開いて1歩踏み出した。
10,黒き翼の会議
するとさっきとは違って人や住宅街がなく静かな森林の真ん中に大きなテーブルが置いてあり、10脚の椅子がある。
「ようこそ黒き翼の会議へ。」黒いベールを被った真ん中の席に座っていて人が手を叩くと私はいつの間にか席に着いていた。
周りを見渡してみるとどうやら私が最後の一人だったようでみんな座っていた。 この黒き翼の会議は何年かに一度王族クラスである七賢人や賢者が集まり、国の状態や依頼の報告をする機密性が高い会議だ。 そして中央に座っている彼女は、この会議の開催者。 つまり王族クラスより遥かに上の身分であり、正直私は彼女が何者か知らないし、名前も知らない。 だからみんな彼女のことを「黒の魔女」って呼んでいる。 「無事この会議を開けたこと、そして七賢人、賢者が全員参加してくれたことに嬉しく思います。 さて今回の会議についてですがみなさんお気つぎのようでこの世界の危機が迫っています。 具体的には胡蝶の魔女に説明してもらいましょう。」彼女が手を叩くと私に光が当てられ私は席を立ち上がった。「はい。 では私から説明させていただきます。 私が依頼で向かったマカチックとミスサックスでの出来事は同じ瘴気による病気や怪我が違う国にほとんど同じ時期に発生していたことです。皆さんご存知の通り、同じ瘴気が発生することはありえないため、原因としてはイジェーラアフラックという世界の滅亡を企てている子供たちがなにか関係してるようですがまだ未だに解説できていません。 」私が席に座るとみんな口々にざわき始めた。当然だ。 同じ瘴気が発生している国が離れているのに空気的に流れたという考えはできにくい他そもそも瘴気を見えるという七賢人と賢者という王族クラスの人ではないと見えないのだ。 「イジェーラアフラック?今はただでさえ瘴気の被害による影響で人手が足りないって言うのにこれ以上問題が出てしまってら俺たちには手が追えないじゃないか。」立ち上がって私に話しかけてきたのは大地の賢者ルイミラルだ。「でもこうして俺たちを呼び寄せたってことは黒の魔女?なにか策があるんじゃないのかい?」黒の魔女は静かに微笑み、私に視線を向けた。「今回の問題についてはまだ不明点が多いですが、一つ考えられるとしたらイジェーラアフラックと名乗る子供たちは同じ繰り返しをして自分たちの目的を果たすでしょう。 何より彼らの姿を見た胡蝶の魔女がいれば解決できる可能性が高い。そして彼らが目星をつける国「ナサビリギラグ」に行くでしょう。」
ナサビリギラグ。私が依頼で行ったマカチックやミスサックスとほとんど距離が変わらなく、作物や人通りもよく豊かな国だ。 「ということで胡蝶の魔女にはナラビリギラグに行ってもらいます。頑張ってきてください。」黒の魔女が手を叩くと私はミスサックスの門前まで来ていた。「会議は終わったか? 中々いい収穫が取れたみたいだな。」「早く行こう。」ルコとイヤルが私の前に来て手を差し出してくれる。
きっとこれからも大変なことは起こるだろう。でも二人と一緒ならどんなことにだって立ち向かいたい!
、、、、、、、、、、その頃、、、、、、、、、、、
??「ねーねーボス〜早く私たちの夢の世界を作ろうー」
??「楽しみだねー 人か沢山いっぱい!」
ボス(仮)「さぁ宴の開幕だ。 アカリちゃん僕を止めることができるかな?」
あとがき
ここまで読んでくれてほんとうにありがとうございます!!
こういう所面白かった!とかここ分かりにくい、、とかなんでもいいのでコメント貰えると嬉しいです! もちろん遅くなるかもですが続きをどんどん書いていきますので応援していただけると幸いです!




