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重い愛を永遠に

作者: 実瑠さくら
掲載日:2025/08/10

 「斗真のことがだ〜いすき。なのに、なんで私だけを見てくれなの? ねぇ、なんで?」

 

 私はいつも気持ちを伝えている。

 それに、斗真が好きな料理を作ったりと献身的だ。

 なのに斗真は、スマホの中の女性ばかりを見たりする。


 「ねぇ、早く答えてよ」


 ソファに座り、またもやスマホを見ている斗真に、私は必死に話しかける。


 「美織のそういう面倒なところが嫌なんだよ!」


 斗真が、まるでゴミを見るような目で私を見る。

 

 「……ひどい、ひどい、ひどい!」


 「はぁ、だるっ」


 最初の頃は、私が世界で一番大好きって言ってくれていたのに。


 「俺たち、別れた方がいいんじゃね? お前よりも可愛い女なんて沢山いるし」


 いきなり別れる? そんなのありえない。

 絶対、絶対別れない。


 「斗真は、私のこと……嫌い?」


 「……あぁ」


 そうだったんだ。

 いつから何だろう。


 「ふふ、あはははは」


 「おい、いきなりどうしたんだよ! 気持ち悪りぃんだよ!」


 斗真がとっても嫌な顔をしている。

 そんな顔も可愛くて、かっこよくて、大好き。


 「ねぇ、斗真? 私にやさしさなんて、要らないよね? これからも永遠に一緒にいようね!」


 「は? 何言ってんだよ」


 私は事前に用意していたあるものを差し出した。


 「これ、斗真へのプレゼントだよ! 開けてみて!」


 斗真は、恐る恐るプレゼントを開ける。

 ゴツゴツとしているが、美しい指で、丁寧にリボンを解きながら。


 「……な、何だよ。これ」


 「ふふっ。何かって? 首輪と手錠だよ!」


 斗真が戸惑っている間に、手錠と首輪をつける。

 私は、彼が自分1人だけのモノになったという優越感 に浸っていた。


 「おい! やめろよ! お前、こういうのが趣味だったのか?」


 「うるさい!」


 私は、思いっきり首輪を引っ張った。


 「んんっ。く、苦しぃ」


 本当に苦しそうだ。

 こんな表情、今まで見たことがない。

 普段より、こっちの表情の方が好きかも。


 「暴れないで? まぁ、そういう性格も大好きだよ。これからもずーっと一緒にいようね。私が大切にお世話してあげる!」


 こうして、2人は幸せに暮らすのでした。

 これからも、永遠に。

 めでたし、めでたし。

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