破壊─あなたは満月、私は新月─
暗い夜空に
煌々と輝いている月
月はある人にとっては
暗い夜道を照らしてくれる
道しるべのような
心を励ますものなのでしょう
ですが
月を見ていると
私の心は陰るのです
ストーカー
束縛者
支配者らは
私のことを
好きだと言うけれど
あなたが
好きなのは
あなた自身
あなただけですよね?
あなたが満月になっていくかのように
満ちていくごとに
私は新月になっていくかのように
削られ欠けていく
ある日
不気味な橙色で
爆発しそうなまでに
肥大した
大きな満月を見ました
その日私は
冬に湖に張り始めた
薄い氷のようになったあとに
破壊され
新月になった
最近、特に、暗い詩が多いですね(汗)
まぁ、小説やエッセイ等、他ジャンルも書いているので、お好みの作品を読んでいただけたらと思います(^^)
これからもよろしくお願いします。
お読みくださりありがとうございました。