御宿かわせみ・秋の蛍
ボピ「驚くべきドラマを見たので、みな
さんにご報告したいと思いまちゅ」
海斗「どんなドラマだい?」
ボピ「1980年にNHKで放送された
御宿かわせみ・秋の蛍というドラマを
再放送していたのでちゅが、あまりの
ヒドさに啞然としまちた」
海斗「いったい、どんな話しなんだよ」
ボピ「江戸時代のことでちゅ。ハナ肇の
演じる中年男性とその娘が旅をしてい
まちた。そして、かわせみという名前
の宿に泊まりまちた。」
海斗「ふーん、それで?」
ボピ「実は、その娘は赤ん坊の頃に迷子
になっていたのをハナ肇が拾って育て
た子供なのでちゅ。」
海斗「ふーん、それから?」
ボピ「結局、色々あって、かわせみとい
う宿の人たちが彼女を生みの親の元に
返すことになったのでちゅ」
海斗「生みの親たちは喜んだろうね」
ボピ「はい。とても喜びまちた。しかし
ほんの数日、生みの親の家にいただけ
で、彼女は家を抜け出し、かわせみと
いう宿に戻ってきてしまいまちた」
海斗「えっ!どうして?」
ボピ「なんとなく馴染めなかった、とい
うことだと思いまちゅ。この後、どう
なったと思いまちゅか?」
海斗「その生みの親というのは別に悪人
ではないんだろ?」
ボピ「はい。善良な夫婦でちゅ」
海斗「それなら、彼女によく言い聞かせ
て、生みの親の家に返すべきだろう」
ボピ「そうでちゅよね。ところが、かわ
せみという宿の人たちは、彼女とハナ
肇が一緒に旅を続けられるように手配
したのでちゅ。そして、二人はどこへ
ともなく旅立って行ったのでちゅ。こ
の間、生みの親にはいっさい報告しま
せんでちた」
海斗「えーっ!それじゃあ、生みの親の
立場はどうなるんだよー」
ボピ「しかも、驚くべきことに、かわせ
みという宿の人たちは良いことをした
と満足そうにして、ドラマは終わった
のでちた」
海斗「なんだか、モヤモヤした気持ちに
させられる話しだなあ」
ボピ「クピー!こんなデタラメな話しを
放送ちゅるのはやめてくだちゃーい」
読み方~御宿ーおんやど
肇ーはじめ




