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case7

サブタイトルが苦しくなってきたので番号にて統一しました。

心臓が早鐘を打つ。


「お嬢様、会場の方からいらしていただいて大丈夫だとのことです。」


空っぽの胃から、いや胃そのものがせり上がってくる感覚。


「そう、じゃあ行きましょうか。」


せめて声が震えないように。


「本番では大勢いらっしゃいますからゆっくりみられませんからねぇ。」


せめて指が震えないように。


「そうねぇ。折角なんだから今くらいは飾られたお花なんかをゆっくりみてきたいわ。」


足が、すくまないように。


「階段、お気をつけくださいまし。」


「ええ。」


ごめん。


「あっ。」


その声はどちらのものだったか。


スローモーションで落ちてく体。


まるで時が止まったかのような一瞬の静寂、を裂くような転がり落ちる音。


誰かが空気を飲む音。


遅れてやってくる現実。ああ、首が熱い。


「い、いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


悲痛な叫びもどこか遠くに、私の意識はまたどこか遠のいていった。



章とかは考えていなかったんですけどここで第1章終わり、という感じです。

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