表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/7

case6

長らくお待たせいたしました。…待ってる人いたのかな…?自己満足でいいのです。テストはなかなか辛いものですが夏休みを夢見てあと一息…!

「お嬢様、ネックレスはどちらにしましょうか。」


「そうね、ちょっと重たいけどこっちの方がドレスに合うかしら…」


「そうですね、パーティの間我慢できるのでしたらこちらの方がお似合いですよ。」


そうは言ってくれたけど…


ドレス?

–––どうでもいい。


ネックレス?

–––どうでもいい。


髪型?

–––どうでもいい。


だって出ないから。いや、出る前に…

ああ、でもやっぱりどうでもいい、じゃあダメよね。そう、


ドレスは

–––身動きできないようなのがいい。


ネックレスは

–––引っ張られるような、重たいのにしよう。


髪型は

–––バランスを崩すくらいに、出来るだけ飾りをつけて。


一気に首が折れるように。

すぐに楽になれるように。

あ、でもダンスが予定されてるから気持ち、程度にしか無理か。


「お似合いですわ。」


「ありがとう。そうね、折角だしちょっと会場の様子を見に行きたいわ。」


「そうですね…向こうも支度が済んでいるでしょうし、見に言ってみましょうか。いつもよりもアクセサリーが多いので落としたりなさらないようお気をつけくださいね。」


「ええ、わかっているわ。」


この国で未婚の女性は公式、非公式を問わずイベントごとではその一族を表すアクセサリーをつける。

母方の一族の物を1つ。父方の一族の物を1つ。そして婚約者ができたらもう1つ、婚約者の一族の物を。

そして、クレムフィル家はネックレス、母方のエルツォ家は指輪。今日はアクセサリーが多いと言われたけどそれは婚約の発表に合わせてもう1つ、つけているからであって、


「…婚約相手、隠す気ある?」


「すみません、何か仰いましたか?」


「いいえ、なんでもないわ。」


今日、多いと言われた「もう1つ」それは


–––王家を表すイヤリング。耳に飾り民の声に耳を傾けるということの象徴、そのものであった。


設定出すタイミング大丈夫だったかな…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ