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ファルコンZ  作者: 大橋むつお
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8:H系ガイノイド(女性型アンドロイド)ミナホ

ファルコンZ:8 

『H系ガイノイド(女性型アンドロイド)ミナホ』         



 H系ガイノイド(女性型アンドロイド)のミナホがニコニコと見つめている。


 二つの意味で気持ちが悪い。

 第一は、ミナコ自身とそっくりであるということ。

 第二は、H系ガイノイドなので、今の今まで船長とHしてたということ。


 そして、その気持ち悪さが、どうでもよくなるような不安。


――あたしは、これからどうなんの!?――


「ミナコの不安に答えておくわ。ミナコとあたしがそっくりなのはたまたま、ほんとよ。でも、微妙なとこで違う。例えバストのサイズはミナコの方が3センチ小さい」

「ど、どうして、そんなこと?」

「ポチとシンクロしてるときに計測したから」

 みなこは、ポチがホンダの中で、自分のルーズブラウスの中に潜り込んできたことを思い出した。

「そんなの息を吐いたら、3センチぐらい、すぐに変わるわよ」

「バストサイズって、トップとアンダーの差で決まるのよ。呼吸は関係ないわ」

「あ、そう……」

「怒らせたら、ごめんね。完全にソックリじゃないってことを分かって欲しくて。ほら、これを見て。わたしとミナコの肌を拡大したもの」

 

 ミナホは、モニターに拡大された皮膚を映し出した。


「このザラザラしたほうが、ミナコ。スベスベなのが、わたし。ね、違うでしょ?」

「それって、フォローになってないんだけど」

「あたしが、替わるわ。ミナホはナビお願い」

 コスモスが、休憩用のソファーを示した。

「ミナコの肌は、標準よりスベスベよ。ミナホは、ただ自分との違いを言いたかっただけなの。それから、ミナホはミナコが考えてるようなガイノイドじゃないわ。ある特別な人の心を載せるために特別に作られたものなの。それでも不十分なんで、船長が火星でパーツを集めて、やっと起動するようにしたの。それが出来上がったのが、ついさっき。ミナホが本来だれなのか、ここにいる誰も知らないわ」

「え、そんな……」


「ほんとよ、ミナホ自信も知らない。ただ船長は引き受けたの。ミナホを無事に送り届けることを」

「どこへ?」


「それも分からない。決まったところまで行かないと依頼者から教えてもらえないの。まあ、この船は、そういう危ない仕事をやるために存在してるの」

「船長でしょ、引き受けてくるのは」

「カタチの上ではね、もう少ししたらミナコにも分かるわ。それから、この船は光速の何十倍ものスピードで飛ぶから、時間を超えてしまう。だから仕事を終えて帰ってきたら、地球時間では、2369年3月。バイトを引き受けた明くる日に戻れるわ。それから……」

「船長、0・1パーセク先に船籍不明の船団、アクティブ光子を出しています。二分ほどで掴まります」

「海賊やな。各員戦闘配置!」

「ええ、なに!?」

「ミナコ、上部の銃座に行って!」

「あんなの撃てないわよ!」

「銃座に収まればだれでもできる。問題は負ける気にならないこと」

「AKBのホログラムを、あそこまで使いこなしたんや。楽勝やで」

 船長は、あたしを抱き上げると、上部の銃座に放り込んだ。そのとき左の胸とお尻をもろに掴まれた。油断のならない船長だ。


 銃座につくと、すぐ目の前に、的の戦闘艇のドットがバカみたいに現れた。恐怖心から、やっつけなければという気持ちになる。すると……敵のドットはロストしていく。

「これって、やっつけたことに……」

「なってる。そのままイテまえ!」


 ミナコの初めての戦闘が始まった……。



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