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嵐は突然に

すみません。一日遅れです。

 皆様ご機嫌よう。初めまして。

私皆さんご存知…え?知らない?じゃあ今日覚えてお行きなさいな。

 コホン…気を取り直しまして、ワンダーランドの赤の女王の娘ルージュにございます。

 そして、ここはテイルグリーム学園あらゆる国のご子息ご息女が通っている学園でありまして…

「うわぁ〜〜んっ!ルージュ様ーっっ」

 ………………あらゆる国のご子息ご息女が通っている学園でありまして

 「ルぅージュっつさぁまぁっ!!」


 「んもうっなんなんですの!?」


 「聞いてくださいなっ!ピエールがピエールまでもがぁっ!」


ぐ、なんだかとっても嫌な予感がいたしますわ。


 「ピエール様がどうかなさったの?」


 「あの女、またしても婚約者狩りですわぁっ!しかも今度は私のピエールをぉっ!!」


えー、皆様急展開すぎてついてこられておられないと思いますのでここで一旦順を追って説明を致しましょう。

 まず濃い茶色の髪に、緑の瞳のこの娘は私の友人のチョロッソ国の公爵ご息女のリオル・ウルフィ嬢にございます。 

そして、彼女の頭には彼女のお父上譲りの立派な可愛らしい狼のお耳と、尻尾がありますわね。

 このモフモフがまた、たまらないので……と、また脱線するところでしたわ…。

そして、リオルが嘆いている理由…それは今学園を騒がせているあるご令嬢の行動がリオルの婚約者のピエール様にちょっかいをだしたからなんですね。

あれ程優秀でいらしたピエール様もあのご令嬢の手にかかってしまうなんて………。

 は?あのご令嬢とは誰かと?ああッ私としたことが!!申し訳ございませんでした!

彼女とは、私と同じ出身国ワンダーランドの子爵令嬢アリス・マーク様。この容姿は金髪碧眼の愛らしい美少女です。見た目は。


 さて、このご令嬢がしでかしている事案とは大まかに言うと、婚約者のいる男子生徒、恋人がある男子生徒挙句の果てには、既婚者の男性教諭までもを誑かし側に侍らせているという噂なのですが。

その毒牙にはい、さっすが優等生のピエール様っ★しっかりと引っかかってくださいましたわ★

 何してるんですの本当に…


 まあ、こんな具合で私の周りの人達も最近じわじわと侵食されてきてまして、今回の被害者がリオルだったわけでございますわ。

   「ゔわぁーーーんっ好きでしたのにぃっーーーーっ」


     ………………さて、どういたしましょうか…。


 親同士の政略結婚だとは言え幼い頃から慕っていた彼を取られるのはつらいですわね。


 今まではまぁ目に余る行動はありましたが身内のものでなかっただけにあまり関与してきませんでしたので気にしておりませんでしたが、流石にリオルにまで魔の手が伸びてくるとなると、黙っている訳にはいきませんわね……


 なにか対策を考えないと……。


あら、何かしら?

 え?なんだか聞いたことのある話ですって?

 そんなことありませんわ!

 そんなこと…ありませ、せ、せん?わ?え?

な、に?この既視感は……


グラッ


「あっ」

と声を出したのは私ではなくリオルだった。


私は突然の目眩と激しい頭痛に襲われそのまま意識を失った。





ちょっと急ぎ足ですが頑張っていきますので宜しくお願い致します!

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