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なつのせみ  作者: mamiko
1/2

あぶらぜみ

なつのせみ。・*?*。・




うざったい・・・・・。

夏なんかこなけりゃいいのに。

向日葵は街で貰ったローン会社のウチワで仰ぎながら思った。


蝉はうるさいし、無駄に暑いし、

大体冬は厚着すればどーにでもなるけど夏なんてどうすりゃいいのよ!?

裸で待ちあるけっつーの??


向日葵のイライラの原因は暑さだけじゃなかった。

主な理由は今日の学校のテストにある・・・・。



向日葵の席は出席番号7番、机縦列左端の最後尾、

後ろから自分の列のテスト用紙を順番に回収しなければならないという損な位置にある。

いっつもこの席を理不尽に思っていた向日葵も今日こそは本気で変わりたいと思った。


ちょうどテスト最終日の最後のテスト世界史の時間だった。

向日葵は世界史はトップレベルじゃないがそこそこで、ラスト10分にはもう終わっていた。

穴が3つもある・・・・。これはいくら見直したてどうにもならない・・。なんたってそれらは向日葵が範囲外だと思っていたのだ。


ありえない。。。。前日になって心配に感じ先生に職員室までわざわざ聞きに行ったのに。あの先生私が嫌いなのかしら。。。。


しかしこうなってはもうどうしようもない。向日葵は自分ではさばさばした性格であると思っている。先生に後で文句を言いに行く気にはならなかった。


さて。。。あと10分どうしよう。。それとなく隣を見てしまったその時・・・・!


あっ、あゆっっ!!??


あよは正方形の小さい紙を左手に持ち、それをちらちら見ながら右手でテストを書いている・・・。

これは多分疑いようもなく・・・・・。


・・・・・かんにんぐ・・・・・!!!



                                 <続>


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