表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/24

第4話クレアナ視点

朝の空気は冷たく澄み、戦いには理想的だった。


私はミレイナ様と向き合っていた。

彼女の魔力は制御されている……ように見えたが、内に渦巻くそれは、暴走寸前の凶刃だった。


「……“計算”終了です」


動き、魔力、呼吸、すべてを読んだ。

私の“計算”は、最適な一手を導き出す。

だが彼女は、それを愉しげに踏み越えてくる。


(……もし、あの悪魔が今も彼女の中にいたなら――)


そのときのミレイナ様は、魔王すらしのぐ存在だったと確信している。


私が全力の構えを見せた直後、タイマーが終了を告げた。


戦いは終わった。

けれど、すぐに次が始まる。


「よし、来な」


ミレイナ様が微笑む。

その先に、彼女の弟――カゲナが静かに踏み出してきた。


(……今度は、あの少年の番ですね)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ