表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/41

おちた

中学のときだ。屋上から女子生徒が飛び降りた。彼女としっかり目が合ってしまった俺は、高校、大学と進学しても彼女の顔を忘れられなかった。


教員免許を取得した俺は現在、母校の中学で教鞭をとっている。自殺した女子生徒は今や七不思議の一つになっている。

自殺した日と同じ曜日の同じ時間になると、彼女は屋上から真っ逆さまに落ちていく。あの日と変わらず美しい姿で。窓越しの一瞬の逢瀬は、俺をしごく幸せにする。死ぬまでこの幸福が続けばいい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ