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異世界スペースNo1(ランクB)(EX)(完結編)  作者: マッサン
第三次 疾風怒濤編
340/353

117 久遠 14

登場人物の簡易紹介(誰かわからない奴がいた時だけ見てください)


ジン:地球から召喚され、この世界で改造人間にされた男。

ナイナイ(ナイナ):異世界からこの世界に召喚され、ジンと同じ改造を受けた少年にして少女。

ダインスケン:異世界からこの世界に召喚され、ジンと同じ改造を受けた爬虫人類。

リリマナ:ジンに同乗する妖精。

ヴァルキュリナ:ジン達を拾った女正騎士。竜艦Cガストニアの艦長。

クロカ:女ドワーフの技術者。Cガストニア所属。

ゴブオ:ジンについてきたゴブリン。

アル:冒険者の少年戦士。

パーシー:スイデン国所属の少年騎士。

コーラル:スイデン国所属の青年騎士。


レイシェル:クイン公爵家の令嬢にして魔法戦士。

ノブ:地上最強の霊能者。

ジルコニア:ノブに同乗する妖精。

ドリルライガー:ドリル戦車に宿ったエネルギー生命体。合体形態・ザウルライガー。

リュウラ:クラゲ艦・Cウォーオーの艦長を勤める魔法戦士の少女。

エリカ:オーガーハーフエルフの整備士兼副艦長。

オウキ:元魔王軍空戦大隊の親衛隊。核戦争で荒廃した世界から来た拳法家。

 異世界インタセクシル。

 大地を見下ろす‥‥というには少々遠すぎる、その星の輪郭が露わになり、大陸の形さえ視認できる高度——地上から400kmの位置。

 そこに巨大な住居があった。

 地上のいかなる城より巨大な、木造の住居が。



 その住居から下界を見下ろす物の一人、かつてディーンと呼ばれていた元公爵家騎士が、アミルアリアンと称する奇怪な機体の中で嘲り嗤った。

『おやおや。ここに来るようですよ』


 少し離れた所に立つ、別のアミルアリアン。

 その中にいる、かつてディーアと呼ばれていた元大国姫が、溜息混じりに呟く。

『まさかここまでとは、想定外ね。余計な事を感づかれないようにしてあったのに‥‥』


『結果的にですが、魔王軍の存在が彼らを生んでしまった事になりましたか。まさか目論見の正反対になるとはねぇ』

 ディーンが困った顔を見せる‥‥のだが、その顔はわざとらしく作ったものだった。

 一方、ディーアは‥‥こちらは本当に嫌気のさした表情だ。

『もしかしたらこの星も、()()()から逃れて生き延びるのかしら』


 二人から少し離れた所に、腰を下ろすまた別のアミルアリアンが一機。

 その中で、低く堅い声で呟くのは、かつてタレスマンと呼ばれていた元賢者。

『可能性はゼロではない。そして試行回数が無限大であれば、どこかに存在はするのだ。今までも生き延びた星は有った』


『ええ、ええ、ありました。ゼロではありませんよ。そう、ゼロではない』

 頷くディーン。



 三人の暗黒大僧正は()()()()()()()

 銀河になる星の数にも等しいほどの銀河を捕食し、搔き集めて、今の本体——最初に食った知的生命体の星でアザナワンと名付けられた、己自身——が構成されている。

 それほどの数の星が襲われてきた。

 だが襲った星全てを捕らえ、食ってきたわけではない。

 永い永い時の中、捕食されずに生き延びた星もあったのだ。



 それを思い出しつつ、ディーンは‥‥嗤った。

 今度は、声に出して。

 嗤いながら言った。

『有りますよ。数字にすれば小数点以下がいくつ並ぶのかわからない生存率がね。数学には詳しくありませんが、あまり小さい数は無い物として扱っていいそうです。そういうレベルでの勝率なら、あの星にも、まだ‥‥ね』

 嬉しそうに、楽しそうに、彼は下界を見下ろす。

 先ほど、魔王軍の拠点へ向けて破壊光線を放った方向を。

 その先から高速で近づいてきている筈の、二隻の艦を。

『彼らを歓迎しようじゃありませんか。()()()が。無限の世界の住民が。生存率を無とする膨大な分母を為す、過去の戦績、敗れる事で勝者となった真の神の細胞が‥‥ね』

 ディーンが言うと、住居のあちこちから巨大な影が現れた。


 影どもはディーン同様に見下ろす。

 次の獲物である星を。

 それがどうなるのか、それらはかつての経験から知っていた。

 誰よりもよく知っている物達だった‥‥。

ここら辺を書いていた頃だったか。

昔のゲームの攻略本を何の気なしに開いてみて、背表紙が外れかけている事に気づいたのは。

まぁダンジョンMAP見るために重石乗せてたから仕方ねぇな‥‥。

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