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異世界スペースNo1(ランクB)(EX)(完結編)  作者: マッサン
第三次 疾風怒濤編
256/353

34 久遠 4

登場人物の簡易紹介(誰かわからない奴がいた時だけ見てください)


ジン:地球から召喚され、この世界で改造人間にされた男。

ナイナイ(ナイナ):異世界からこの世界に召喚され、ジンと同じ改造を受けた少年にして少女。

ダインスケン:異世界からこの世界に召喚され、ジンと同じ改造を受けた爬虫人類。

リリマナ:ジンに同乗する妖精。

ヴァルキュリナ:ジン達を拾った女正騎士。竜艦Cガストニアの艦長。

クロカ:女ドワーフの技術者。Cガストニア所属。

ゴブオ:ジンについてきたゴブリン。

アル:冒険者の少年戦士。

パーシー:スイデン国所属の少年騎士。

コーラル:スイデン国所属の青年騎士。


レイシェル:クイン公爵家の令嬢にして魔法戦士。

ノブ:地上最強の霊能者。

ジルコニア:ノブに同乗する妖精。

ドリルライガー:ドリル戦車に宿ったエネルギー生命体。合体形態・ザウルライガー。

リュウラ:クラゲ艦・Cウォーオーの艦長を勤める魔法戦士の少女。

エリカ:オーガーハーフエルフの整備士兼副艦長。

オウキ:元魔王軍空戦大隊の親衛隊。核戦争で荒廃した世界から来た拳法家。

 かつて、王者のいた星があった。

 無敵の王者だった。最強の王者だった。偉大な王者だった。

 そんな星が、いくつも――数えきれないほどあった。


 なにせ宇宙は広大だ。無限だ。

 様々な世界がある。無数の世界がある。

 無数の世界があるならば、王者が無数にいるのも当たり前である。


 だが盛者必衰。

 王座を失う者もまた無数。



 ある星の王者は、絶大な魔力を持っていた。

 その星の全てをその魔力で操る事ができた。

 もはや神であり、万能であり、全能だった。

 だが――その王者はやがて滅んだ。

 絶大な魔力で掌握されていた世界は、今や動く物なく、残骸が苔むし、天まで伸びる柱が虚しく聳え立っているのみ。



 ある星の王者は、無数の神獣を使役していた。

 一体一体が伝説に謳われる最強の神獣を傍らに置き、友として、戦友として、妻として共にいた。

 彼らの前に敵は無く、彼らはその世界の中心だった。

 だが――その王者はやがて滅んだ。

 強大な神獣が闊歩していた世界は、今や動く物なく、残骸が苔むし、天まで伸びる柱が虚しく聳え立っているのみ。



 ある星の王者は、不死身の体をもっていた。

 あらゆる力に、脅威に、害悪に、微動だにせず跳ね返す無敵の王者だった。

 その不死身で敵を制し、あらゆる苦境を押しのけた。

 だが――その王者はやがて滅んだ。

 彼があまねく踏破したその世界は、今や動く物なく、残骸が苔むし、天まで伸びる柱が虚しく聳え立っているのみ。



 ある星の王者は、時を統べる力を持っていた。

 止めるも進めるも戻すも自在。望むがままに流れを操った。

 彼の意思で世界は動いた。彼の意思が全てに優先した。

 だが――その王者はやがて滅んだ。

 彼によって進行を管理されていた世界は、今や動く物なく、残骸が苔むし、天まで伸びる柱が虚しく聳え立っているのみ。



 ある星の王者は、死そのものを己の力としていた。

 彼の望む物は息絶えた。彼に敵意を向ける物も息絶えた。彼の脅威となる物など、彼が意識する前に息絶えた。

 敵対する事さえ許さない、絶対の死が加護であった。

 だが――その王者はやがて滅んだ。

 究極の死を纏った王者のいた世界は、今や動く物なく、残骸が苔むし、天まで伸びる柱が虚しく聳え立っているのみ。



 ある星の王者は、他の星をも掌握していた。

「人」が住む星々をいくつも支配下におき、星を国として帝国を築き上げた。

 彼は宇宙の帝王であり、いくつもの星で絶対だった。

 だが――その王者はやがて滅んだ。

 彼に従属していた全ての世界は、今や動く物なく、残骸が苔むし、天まで伸びる柱が虚しく聳え立っているのみ。



 ある星の王者は、時空を超えたと豪語していた。

 空間を超え、いくつもの世界を渡り歩き、多元なる宇宙を知り尽くしたと称した。

 彼は超越者であり、この世の理の外にある存在だった。

 だが――その王者はやがて滅んだ。

 全知全能に至った者がいた世界は、今や動く物なく、残骸が苔むし、天まで伸びる柱が虚しく聳え立っているのみ。



 かつて、王者のいた星があった。

 武力、知力、権力、魔力、反則能力(チート)。それらを持つ無数の王者の無数の星が。

 だが――それらの中には、滅んだ星もまた多かった。

 数えきれないほど、無数に‥‥。

設定解説


・不死身の体をもっていた


滅んでるなら不死身じゃねーだろ、というならまぁそうかもしれない。

不死身は不滅じゃねーから!という言い訳もまぁあるだろう。

なおどういう意図でこの回を書いたのかは多分後々判明する。

思いつきで金融編とかにスピンアウトしてそのまま消えなければだが‥‥。

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