☆作者は勝手に育つもの
ここのところでランクインしているエッセイ(s)を読んで、色々と思わされる事が有りました。
前に書いたように、ブロックされるというのは読み手に取ってショックな事ですが、エッセイ作者さんが感想欄で書かれていたブロックする例のようなものを拝見すると、これはしょうがないなあ、と思われるものが多くありました。
というか、そのような感想が多く寄せられてしまう、という事自体が、とても悲しい事ではないかと思います(これも、あるいはジャンル特性があるのかもしれませんけれど。どうもxx警察じゃないけれど、ファンタジージャンルはこの手の事が多いようなイメージが有って)。
さて。以前に「作者は褒めて伸ばそう。作者を育てるのは読者」みたいな話を読んだ事が有ります。まあこれ自体、全てが悪い、とも言えないのですが。
ただ、多分本質は違っているのです。ある程度向上心のある作者なら、きっと作者であり続ける、というだけで勝手に成長する、ものなのです。だから、読者は作者が作者であり続けることの手伝いをすれば十分なのです。
作者を神の様に、読者の絶対的上位に置く必要までは無いと思いますが、少なくとも読者を作者の上に置いて、引っ張っていく存在、育てていく存在、と考えるのは違っているのじゃないかと思います。だから、「こちらの方が良い」と思っていたとしても、展開を強制するようなことはできる立場ではないと思います。
まあ、読者側が、とあるジャンルに絶対的な自信を持っていて、そこに対しての作者側の見識不足があった場合に、指摘したくなる、という事は多分にありそうです。
ただ知識に関しての面はともかく、あくまで作品は作者のものであるのだ、という視点に立てば(まあここを否定される方もおられるようですが)、もし指摘するにしても自ずからやり方、というものがあろう、と考えます。
読者は、作品がなければ読者にはなれません。よりよく作品が生み出されるように、感想などを書くのであれば「☆一番大事な事」は忘れないようにしたいと考えます。
「感想を書く」ということを勧められなくなるような、感想は増えてほしくはないなあ、としみじみ思うのです。
後書きにしようかな、と思ったけれど、本文にて。