★不憫な時には不憫と
さて。読者に作者の作ったストーリーを曲げる権利はない。これは大前提です。
でも、じゃあストーリーに不満じゃないけど、感じる事を言ったらいけないか。それを全部否定したら感想を書く意味も半減してしまうでしょう。
話を曲げようとは思わない。作者の結論は受け入れる。でもね。やっぱり不憫な子は不憫なのよ。その気持ちだけは示させてほしい。まあそう言う事もあります。
あと例えば。その気になればやり直せる。その二人で幸せをつかむ事も出来る。そういう道が見えているのに。結局二人はそれを選ばないんだろうなあ。そんな未来がはっきり示されている場合。
判ってはいても。やっぱり悲しくなるんですよ。それって。
ある作者さんにとっては、複数ヒロインの誰かを好き、と言われる事だけでも恐怖があるとか。それは、もしその子を選ばなかったら、読者がアンチに回るかもしれないから、と。
個人的には考えすぎなような気もするのですが、作者さんがそういうには、きっとそう言う事が過去にあった、という事なのでしょう。まあ、複数ヒロインハーレム物は、商業でも選ばれなかった推しを持つ人々が騒ぐことは確かにあるようですし。
だから、もしそういう意見表明をするなら、ちょっとだけ「判ってる。判ってるんだ。だれけどね、」って前置きをつけておくと良いかもしれないです。
以下引用。
3人のヒロインs。ある意味最もそばで主人公を支えてきた「後輩ちゃん」に
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復活を望んでいた三人。一人は共にある事で、
もう一人はライバルであり続ける事で、彼を支える。
そして、後輩ちゃんは… 今後直接彼を支える事はできなさそうだし。
その想いが実る事はなさそうだから。
やっぱり「正当なトップアイドル」への道へと進んで行くのかな。
実はここまでは一番彼を支えてきたのは、
彼女だったのかもしれないのにね。
判っていたことなんだけれど。やっぱり不憫。
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その数話後。いよいよ、結末がはっきりして
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最初にトップアイドルさんがアイドルの条件を話した時から、
こうなる事は見えていた気がします。アイドルは恋愛禁止だけれど、
後輩ちゃんの気持ちは届かないことがわかっていたから…
自分が隣にいる事が出来ないなら。
例え敵になったとしても意識し続けていて欲しい。
そんな心が感じられて。けなげだけれど、やっぱり不憫だなあ、と。
(後略)
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別の話。きっと共にはいない未来に向かって歩いて行く二人に対して
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初恋は呪いだって?
まださ、子供なんだから。綺麗に思い出にしようなんてかっこつけなくたっていいじゃない。
もっと、泣きわめいて駄々こねたっていいじゃない。二年前も、今も。
無理にスマートにしようとして諦めようとしたり、抱え込んだりするから、
なおさら痛々しく見えるんだよ。それこそ悲しいほどに。
次も辛いのね。
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まあ、そういう時には饒舌にもなるものです。