★非常に汎用的なパターン: 要約と一言
ご挨拶が住んだら、平常運転。
次は非常に使いやすいパターンをひとつ。
まずは、本文を、全部が難しければその一シーン、あるいはシチュエーション、関係など何か大事な所を数語程度にまとめる。要約する、というか要約にあたる表現を持ってくる。そして、それに対して一言付け加える。ただそれだけ。
例えば、ラブコメだったら「ラッキースケベ」とか「修羅場」とか最強のシチュエーションワードがありますよね。それを持ってきて一言とか。
もちろん、本文と関係のないワードを持ってきても意味がないのです。これは、「本文ちゃんと読んでいるよ」というアピールの一環でもあるわけですから。
以下実例ですが、アプローチを競っている子が朝食を作りに来てくれるというシチュエーションでは
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うむ、単に襲来しただけでなく、胃袋掴みに来ましたか。
とりあえず、ポイント+1?
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デートの前の波乱の種に。後半は、主人公が自分の行動パターンで他人を推し量っていたから
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水族館につく前に、すでに波乱の予感とは。
自分のセオリーを他人に当てはめてはいけませんね/w
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その直後の回とかで
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いい雰囲気になれば邪魔が入るのはお約束。
(中略)
しかし、それでも思った以上に順調なの!
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短編向けなんだけれど、同様なパターン
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ある種の中二病なのかな。それを全部わかっている彼女。
初々しくて可愛いものです。
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出来事、ではなく関係みたいなものを対象にすると
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恋人でもない、兄の友達でもない、微妙な距離
それは、多分今だけの、とても不安定だけど貴い距離か。
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後半の部分を膨らませると3行に
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入れ違いになるのかと思ったけれど、ここで再会。
でもちょっと遅かったのかなあ。
二人の関係が、どのように再構築されていくでしょう。
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※最後に疑問を放り投げておく、というのは期待感を示すという意図なんだけれど、これ残念ながら往々にしてうまく行かない。
いずれもかなり最近に書いたものです。
こういった形なら、意外と簡単に書けませんかね? 最初の修羅場だったら「おお、修羅場突入/はたしてどちらが勝利するのか」とか「やっぱりね、修羅場来るとは思ったけれど/こんなんどうやって収まりつけるんだろう」みたいに、いくらでも持っていきようがあると思うのです。
ちなみに、要約って、けっしてあらすじじゃないです。いや、作者に向かってあらすじを示すって無謀だよね。
これは、読者が本文をどのように捉えているか、正しく認識しているか、を作者に示す、という効果もあります。明らかに間違った形で内容を纏めていたとしたら。それは作者側に何らかの形でフォローを要求しているのかもしれません。