悪夢
今回初めて小説を書き、投稿させていただきました。正直すごく緊張しています。慣れない作業のため、文章力がなかったり誤字脱字があるかもしれませんが、読んでいただけたら幸いです。
なるべく投稿しますが、期間が空いてしまったらごめんなさい。長々と続いたり、綺麗に終われたりできないかもしれませんが、頑張って書こうと思います。
私の小説で楽しんでいただけたら幸いです。
——キキ―ッ! ドンッ!
「おい! 人が轢かれたぞ!」
「何? 事故?」
周りがとても騒がしい。車の運転手らしき人が大丈夫かと声をかけたり、救急車を呼んだりしている。
動揺したり、写真を撮ったりしている人も多かった。
「ゆ、う、くん?」
ようやく出せた言葉は、これが精一杯だった。目の前には私のいとこであり、初恋の人が血を流して倒れている。
周りが何を言っているか分からない。遠くから救急車のサイレンが聞こえる。
空は厚い雲が覆っていて、夕方ということもあり辺りはとても薄暗かった。しばらくするとポタポタと雨が降り始め、雨粒は大きくなり、雨脚も早まった。遠雷も聞こえ始めた。
雨はユウ君の血をどんどん流していく。私はゆっくり近づき、そっと頭を持ち上げて抱き締めて泣いた。
私の泣き叫ぶ声は雨音で掻き消された。
「――ッ!」
次に目に飛び込んできたのは見慣れた天井だった。ゆっくり体を起こすとパジャマも布団も濡れていた。時計を見るとまだ朝の5時。
「また、あの夢……」
あの夢を見るのはこれが初めてではない。何度目の夢なのか、いつから見始めたのかさえも忘れてしまった。
「今日が入学式だから見たのかな……」
壁にかけてある制服を見る。今日は高校の入学式がある。
私はベッドから下りて服を着替えた。まだ少し肌寒さが残る季節なのに、こんなにも汗をかくなんてね。
着替え終わった私は、勉強机に飾ってある写真を見た。その写真は幼い頃に、ユウ君と撮った写真だ。2人とも大好きなひまわりをバックにしている。
写真の中の幼い私たちは、すごく無邪気に笑っていた。何も知らない、純粋無垢な笑顔だった。
「ごめんなさい、ユウ君……」
私は写真の中のユウ君に謝り、そっと部屋を後にした。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。最初で情報も少なく、何が何だか分からないかと思われます。これからどんどん出していくので、これからも読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、またお願いします。
@mijukunagisa
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