色んな種族がいるのです!
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いつもの修行も終わり、のんびり宿屋に帰る。
この世界に転生をして、短いとはいえ旅をして王都まで来たが、いつしか疑問に思ったことがある。
なので、部屋でくつろいでいるディベルに聞いてみることにした。
「人間以外の種族です?もちろんいるのです」
エルフは宿屋の受付にいたが、他にはどんな種族がいるんだ?
「この世界には、人種と亜人種、それに上位種と呼ばれる種族がいるのです。人種は、ヒト種、エルフ種、ドワーフ種がいて、文明を持ち各々種族によって文化を作ってるのです。」
袖からいつもの本を出し、ペラペラとページを捲って説明をはじめた。
前に、異世界の情報を教えてくれたときの本だ。
あいかわらず、大きくて分厚い。
説明を聞いて、なるほどと思った。
いわゆる、ファンタジー世界の住人だな。
ゲームや漫画などに出てくる代表的な種族だ。
となると亜人種となんだ?
「亜人種は、ゴブリン種や、オーク種、オーガ種などの低い知能の種族で、ちょっとしたコミュニティを作ってるのです。基本的に、森の奥や洞窟の奥、たまに山奥など、人種の目が届かない場所が生息域になってるのです」
ふむ、この世界はモンスターでも、人型は人として扱われるのか。実際に見たこと無いから、どんな姿をしているのか分からないが、たぶんテンプレ通りの姿だろう。
「亜人種は人種が嫌いらしく、度々人種を襲うので困りものなのです。逆に人種は亜人種に無関心で、危害を加えてきたり、襲ってこない限り手を出したりしないのです」
「やっぱり、エルフは自然が好きで森に住んたり、ドワーフは鉱山や洞窟に住んでたりするのか?んで、お互い仲が悪かったり?」
「そんなことはないのです。エルフもドワーフも仲良しで、大きな街ならどこにでもいるのです。この城下町にも、いっぱいいるのです」
そうなのか、王都に来てから宿屋と道場を行き来してるだけの生活だから、あまり気がつかなかった。
「あとは、上位種なのです。ドラゴン種やマジン種と呼ばれる特殊な種族なのですが、生息域は分からず、他の種族と交流は稀なので謎なのです」
やはり、ドラゴンもいるんだな。
マジンて、魔人かな?魔神かな?
そんなわけで、この国に上位種がいるのかは謎らしい。
「そういえば、アレキサンダーはモンスターなのか、ただの豚なのか謎だ、こっちの方が気になる」
「わたくしの持つ女神の知識では、分からないのです」
何気に正体不明だった。
そんなことは気にもせず、アレキサンダーはカゴの中でイビキをかいて寝ている。
少しだけ、この世界を理解した。
とにかく、いまは強くなることに努めよう。
もうすぐ暑い季節になるらしいので、その辺りで旅に出られるようにしたい。
ここにきて、種族の説明です。
忘れていたわけではないです。
まだ、他種族の絡みがないから後回しにしてました。
なので、少し短めです。