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 二年前の魔族との戦争時、人々の心には魔族への恐怖があった。しかし、戦いの最前線近くの街以外では別の恐怖があった。

大量殺人犯トライドール。

 トライドールは王都をはじめとする国々で殺人を犯し、多くの国で指名手配を受けていた。人々は遠くの魔族の恐怖よりも、身近な殺人犯の恐怖に怯えた。

多くの兵士が戦争に駆り出され、街の警備は薄くなっていた。人々はいつ自分が殺されるか分からない状況。そしてそれは、トライドールにとっては最高の状況だった。

 しかし、そんなトライドールの楽園も魔族との戦争が終わりを告げると同時に終わった。兵士たちが戻ってきた街は徐々に活気づき、トライドールへの包囲網は着実に敷かれていった。

 最後に演じた兵士たちとの大立ち回り。トライドールは三人の兵士の命を奪った。そして、トライドールは瀕死の重傷を負わされ確保された。

 牢屋の中、トライドールは当然、自身が死刑になることを理解していた。しかし、予想外の事が起こった。王都からの使者と名乗る者がトライドールの前に現れ、ある条件と共に釈放に応じると言った。

 トライドールに提示された条件。それはトライドールの力を以て魔族を殲滅する事。人間を襲うことを止め、その対象を魔族にする。人間を殺すことは許されないが、魔族ならばいくら殺しても構わない。王都の使者はそう言った。

 外に出られる。トライドールは喜びに打ちひしがれ、使者からの条件を飲んだ。そして、トライドールはレベリオ・ホクムとして勇者の仲間になった。

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