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いつもの授業
「ふわぁーーー……眠……」
私……結城凛はなるべく小さくあくびをした。昨日遅くまで漫画を読んでたせいで寝不足である。要するに今すぐ寝たい。
だが、今は授業中。
しかも、よりによってあの口うるさいことで評判の山口先生なのだ。
(ほんっとついてねーー……)
仕方ないから、外の景色をみて気を紛らわすことにした。
烏が木の枝にとまってカアーカアーと鳴いている。それだけならまだいいのだが……
(な、なんでこんなに?)
その数およそ三十羽。
木の枝というか、もはやあれじゃあ烏のなる木だ。気持ち悪いけど。
(気味が悪いなあ)
普段はこんなにいることはないのに……
てか、みんな何で気づかないの?
窓見たらもう外の景色黒だよ?
真っ黒だよ?みんな真面目すぎるだろ……
その真面目さを私にください。
そう私がくだらないことを考えている間に
授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。
いつも通りの音だった。普通に。平凡に。
キーンコーンカーンコーン
だが、この音を気持ち悪いと、本能的に
思った。嫌な胸騒ぎがする。
だが、この時の私はまだこれからなにが起こるかをわからなかった……




