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擬人  作者: 松歳 夕御飯
2/6

「『愛する人』は妥協できない」

まだシリアスには入ってませんね―

擬人村。

そのつっかかるような言い方に慣れたころ、近くに最近越してきた人がいることを知った。

ちょうど同じ年齢の人だった。

興味を持って会ってはみたが、とても高飛車な女の人だった。

こういう人は僕には合わない。

この村の雰囲気も彼女には合わないだろう。

いずれこの村から姿を消すだろう、と思っていた。


擬人村。

豊かな自然、深い地域の関わり、都会のビルも見えないので嫌なことを完全に忘れられる。

そうテレビでは謳われていた。

しかし、裏を返せば便利な人工物はなく、その場所に縛り付けられる。

おしゃれなものが売っている都会からは遠く離れている。

しかし、それすら僕にとっては欠点に感じなかった。

僕はネットがなくても、外に出なくても、流行りに合わせなくてもよいのだ。


擬人村。

この何もない、平穏でいい村。

しかし、一つ、たった一つだけ平穏とは真逆のものがあった。

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