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大切な人…

作者: 優子

大切な人は、自分で見つけないと見つからない・・・かも

「私は今、幸せなんだろうか?」

「何で、こんなこと思うかって?」

「もしあなたが、愛してる人が、いたら、きっとそう思わないと思う」

私は、23歳のフリーター、好きな事は『今を楽しむ事』、だからといって、売りとかやってるわけじゃない、ただ真剣な恋したんだ・・・

19の時、何もわからなかった・・・友達が・・・親が・・・規則が・・・『何ナノそれ?』

いつも私は、独りだった・・・つらいこととか忘れてた。

できる事なら、独りで生きて行きたい・・・そう思っていた・・・ある日

「理央?」

あれ私の事?後ろを、振り返ると、1歳年下の彼氏がいた

「またボーとしてたの?」

なんかむかつくと思い、頭にデコピンした

『痛ー ナニすんだよ!!』そういうと彼はうずくまった・・・

『いきなり呼ばれて、怖くなった仕返し?』

「そうだけど?」

そっけなく言う私、何でもっと可愛く言えないのかなと思い少し反省

起き上がる彼

「今日は、お前の誕生日だろう」

やばい、自分でも忘れてた・・・

「それがどうしたのよ?」

はは、いいかえしてやった!

あいつは気が弱いからきっと・・・

突然「俺、理央にあげられる物なんてないから、一緒に暮らさないか?」

『え?』

かなり動揺する私・・・

いままで強がって、本当の自分を見せたことのない私に、なんで・・・

彼が言う「だって、理央は何でも独りでやろうとしてるから」

むか!「何?独りじゃだめなの?」

すかさず、彼は「俺は独りじゃ生きていけないから・・・」

彼の言っている意味がわからなくなる

返事に困るな・・・どうしよう

彼は、困る私を見て「お前の事、正直知らないし、お互いこれから知っていけばいいんじゃない?」

「そうだね、あんたの事なーんにも知らないんだけど・・・」

本当は知ってた、でも彼のことが、はじめてイトオシク思えた瞬間だった・・・

その場で、一緒に暮らすことにした

次の日、彼が私の部屋に、越してきた

荷物は、着替え、大切にしている本、だけだった・・・




彼が越してきて、すこし変わった、普段ご飯なんて作らない私がご飯を作っている。

失敗しても、彼がいつも慰めてくれた。

朝起きると、二人で熱いコーヒーを飲む・・・

夜は、二人でお互いのことを、話し合う

そんな同じ毎日でも楽しかった。


そして突然、別れに近いものもやってくる


ある朝、彼はこういった

「俺、出て行くよ」

知っていた・・・自由になりたいってよくいっていたっけ

束縛していたのかもしれない事は、気が付いていた・・・

私は、ただ見送るだけ

『行ってらしゃっい・・・』

彼は出て行く・・・

でも彼が、帰ってくることことを信じて私は、手をふる・・・

こらえきれない涙を、我慢して・・・


ある日、私は家でぼーとしていた

あれ、いつの間にか23歳だ早いなー。

彼が出て行って2年、今日は私の誕生日

「今、あいつは、何してるんだろう?」

「ああ・・・今、私幸せなのかな?」

突然ドアが開く

『ただいま』彼の声が響く

2年ぶり、あいつの声だ!

2年前と出て行った服装のままだった・・・

変わってない彼を見て、私は嬉しくてたまらなかった。

聞きたいこともいっぱいあるけど・・・

とりあえず『おかえりなさい』という私

彼は申し訳なさそうに私にキスした・・・

そして彼が重い口をひらく「2年も待たせてごめんね、20歳の誕生日に渡せなかったものがあるんだ」

彼はそう言うと

恥ずかしそうに、ポケットの中から小さな箱を出した

「これ・・・もらってくれるかな」

下を向く彼が重い口を開く

「2年間、がんばって働いて買ったんだ」

「君の指に会うかな?」

嬉しくて涙が止まらなかった・・・


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