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200文字小説

スイカ(200文字)

作者: うわの空

 スイカを買った。


 最近流行りの、新種のスイカだ。その名も『かわいいプチスイカ』。

 名前の通り、プチトマト大のとっても小さなスイカだ。なかなかかわいい。

 ……なんていうか、スイカ柄のスーパーボールにも見える。とにかくかわいい。

 近所のスーパーで、10玉300円で売られていた。スイカにしては手ごろな値段だと思う。


「しかし……」


 僕はまな板の上の、真っ二つに割れたプチスイカを見ながら呟く。


「食べるところ少なっ!」



原案:母

文章:うわの空

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