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我が知識の断片をここに残す

誤字脱字が有りましたらご報告いただけると幸いです。


 【深淵狩りの大盾】

 

 深淵狩りの大鉈と共に産まれた熔鉄の大盾 大盾には燻る炎が刻まれており 使用者に炎への高い耐性を齎す 守りとは臆病の証では無い 攻勢の勇気の証だろう。


 【銅板の認識票】


 サルヴァ王国で見かける首に掛けれる住所と職業が刻まれた銅製の小さな板 此れを持たぬ者は余所者か或いは薄暗い場所で暮らす者達だろう。


 【陽だまりの貨幣】


 太陽が彫られた貨幣 銅貨・銀貨・金貨・白金貨が存在する。 この星では一般的な通貨であり これが無ければとても不便だろう 親しい者がいないのなら尚更に。


 【ポーション】


 この星で一般的な薬 服用するか患部に直接かけると瞬時に効果を発揮する。 中には体力を回復させる品や魔力を回復させる品や身体を硬化する物も存在する。 知恵とは力であり古くより人々と共にあった。


 【薬虫の丸薬】


 薬効の高い昆虫や薬草をすり潰した飲み薬  主に商店や聖堂や教会で売られている。 毒や寒さ熱に効能がある其れは知恵ある者の宝だろう。


 【スライム】


 スライム界・不定形生物門・ゲル網・スライム目・腐食科/擬態科/寄生科/鉱物科/環境科のいずれかに分類される魔物の総称。 又、スライムの体液はポーションや薬の揮発抑制・薬効の安定化・粘度の増大・味の改善・栄養の追加に使われる。


 【有澤重工製汎用任務遂行用人型兵器】


 工業地帯で働く無人機を戦争の長期化の影響で兵器として運用が始まり、ジェネレーターは原子力から核融合炉式に換装されて宇宙や惑星内でも基幹フレームの頑丈性も相まって音速の速度での回避能力を実現。 然しシステムの欠点を克服出来ず、戦闘支援システム以外のシステムは戦死者の意識で秘密裏に運用していた事が戦後の退役軍人のテロにより発覚し、上層部や開発部門の責任者が逮捕された後に人型兵器部門から撤退する事になった。


 【3000年式インフォーサー人型兵器専用自動光線銃】

 

 人型兵器専用の携帯武器。


 長期戦に重きを置いており、ジェネレーターからエネルギーを直接供給出来る様に設計されている。 出力調整は出来るが装甲目標を破壊する為に通常戦闘型の人型兵器の携帯武器である照射型レーザーブラスター光線ではなく点射型ニードラーブラスター光線を採用している為に出力を落としたとしても対人として運用するには過剰である。

 

 【ヘラルド・ルフ・ガトウ】

 享年23歳 月面基地にて鎮痛剤の過剰摂取による薬物中毒にて死亡。 


 カリフォルニア州で産まれた彼は士官学校を卒業後、火星補給基地防衛艦隊の第三高速宇宙巡洋艦フォールン・ダウン砲術士に所属。


 第一次火星宙域撤退戦の際に敵駆逐艦ガイウス・サリヴァンの宇宙魚雷が左舷に被弾。 飛散した破片により重傷を負い、月面基地の臨時病院に搬送されたが敵の生物兵器の使用により3ヶ月もの監禁状態による錯乱にて鎮痛剤を過剰摂取した事が原因による死亡が検死により判明。


 後に遺体は両親の所属していた有澤重工の研究所に移送された。


 【ロベリア・サリバン】


 享年26歳 拳銃による自殺。

 ヘラルドの人格に混ざった人格の一人。

 

 有澤重工が提供する養育施設で生まれ育ち、人型型兵器の整備士として有澤重工で働いていた女性。


 恐ろしく手際が上手かったが粗暴で喧嘩好きの彼女は度々整備所内で問題を起こして何人もの同僚を病院送りにしていたが、とある強襲型人型兵器【HAL・733325】に搭載された人格と関わり合う度に問題行動が減った。


 ある冷たい雨の降る夜に整備所内で人格を保存するシステムに無断で干渉しているのが発覚、有澤重工本社の尋問官による尋問の際に拳銃を発砲し尋問官を射殺。 整備所に立て籠もり、数時間後に特殊部隊が突入後にある兵器の近くで拳銃自殺を図った彼女の遺体を発見した。 兵器の人格の機密文章に「Dilectus numquam exolescet」と書き殴られていたのも発見されている。 いったい何が彼女を狂わせたのだろうか。


 【コンフェ=ドール=ベルカ】

 ヘラルドの雇い主。 幼くして商才を発揮して商業組織を創設した長髪を後ろに束ねた長身の猫っぽい獣人。


 ロンドールから溢れ出した呪縛者やデーモンの侵攻を食い止める為に殿を務めて亡くなった両親への弔いの為に汎ゆる縁の構築や古代技術の研究に没頭している。


 好きなお菓子は金平糖。


 【グウィン=タワーズ】


 今は亡き亡国カリム出身の大男。 

 炭鉱が多く点在する小国の一つでロンドールとも深く交流があり繁栄を謳歌していたが悲劇の切っ掛けでもあった。

 ロンドールから呪いが蔓延し決壊する数刻前、ある一人の男が満身創痍で見つかり病院で手当を受けていたが次第に容体が悪化し亡くなった。


 検死の際に内臓に黒いヘドロが張り付いているのを確認。


 未知の病気か呪いの恐れの為に廃坑に遺棄されたが同時刻に呪縛者と化した人々と共にデーモンの軍勢が小国カリムを蹂躙し、グウィンの両親もまたデーモンに引き千切られ無残に食い殺されたと言う。


 身に纏う熔鉄の武具がその絶望と怒りを表している。

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