オタク少女との邂逅
見返して見るとオタク要素少なかった事に気づきました。
次回はオタク要素多めなんで許してください。
「なぁキミってラノベ主人公に似てるね。」
俺は入学したての普通の高校生一年生なのだが、入学初日なのに変な少女に絡まれた。
めんどくさそうだし見て見ぬ振りして帰るか。
「この距離で聞こえないなんて事は無いと思うんだけどなぁ。」
「もしかして難聴系主人公?」
「面倒そうな事を避けようとするとは本当にラノベ主人公だね。キミは。」
「...流石に無視が過ぎるんじゃないかい?」
「・・・」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「うるさいっ。」
「やっと反応してくれたね。」
あっ、しまった。
「...なんなんだお前は。」
「ふふっ、私は紅花、紅花 玻璃 さ。」
「そっか紅花って言うんだな、じゃあ俺はもう帰るから。」
「いやいや、ちょっと待ちたまえよラノベ主人公君。」
「その呼び方は止めろ。」
「えー、でもキミの名前を知らないからしょうがないじゃないか。」
名前教えたくないな...でも教えないとあのふざけた名前で呼ばれるのか。
「俺の名前は雨野瓶一だよ。」
「そっか雨野瓶一というのかキミは。」
「お前は何のために俺に話し掛けたんだ。」
「それは勿論雨野クンがラノベ主人公に似てたからね。気になって話しかけたんだよ。」
「そうか。」
「まぁ、話して見てわかったけど似てたじゃなくてラノベ主人公そのものだったけどね。」
嬉しくねぇ。
「勘違いしてるようだから教えてやるけどラノベ主人公に似てるは誉め言葉じゃないからな。むしろ悪口側の呼び方だからな。」
「で、雨野クンは友人が少なかったり右手に異能を無効にする力を持ってたりナルコレプシー患ってたりVRMMOの世界でデスゲームやらされたりヒステリアモードになれたりするのかい。」
ラノベ主人公のチョイス全体的になんか古いな。後ナルコレプシーはゲームの主人公だろ。
「全部当てはまらねぇよ。」
「あら、残念。」
あら残念じゃねぇよ。
「じゃあ俺は帰るから。」
こいつともうこれ以上話したく無いしな。
「では雨野クンまた明日。」
明日ってどういう事だ?
まぁ帰るか。
翌日
「やぁ、また会ったね雨野クン。」
俺が教室の席に座ってスマホを弄っていたら横から聞いたことのある嫌な声が掛かってきた。
「え?何でお前がこんな所に居んの?え、まさか同じクラスとか言わないよな。」
また明日ってそういう事かよ。
「そのまさかだよ雨野クン。」
「これから一年間よろしくね。」
紅花は笑顔で言った。
「は?最悪だ...。」
一年間の学校生活を想像して俺は絶望した。