表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百不思議  作者: 上鍵心之輔
52/52

最強薬

一人が天井を眺めてため息をついた。

ついこの間だってチェスで負けた。

今まで、チェスで勝ったことがなかった。

どう頑張っても勝てなかった。

人一倍頑張っているはずなのに、いつも敵のほうが上手だ。

「どうすればもっと強くなれるんだ…」どうしてかはわからないが、とりあえず外に出た。

心を休めることができると思ったからかもしれない。

街中を歩いていると、おいしそうなによいがいろいろなところからに終えてくる。

まあ、ここは商店街だ。おいしいによいが漂っているのが普通だ。

だが、その中で一番目に入ったものがあった。

それは店でもない。おいしそうなに匂いでもない。

ただの路地だ。

この商店街に存在した、路地だった。

「なんだ?ここは」またもやどうしてかはわからないが、その中が気になって仕方なくなった。

誘惑に負けてしまい、その中に入っていくと、そこには今までで見たことのない場所があった。

大通りではあったが、そこら中に飛んでいる不思議な生き物や、普通の世界では想像の世界にしか存在しない者がたくさんいた。

「ここはいったい…」前に歩いていると、気が付けば家の中にいた。というかただの部屋だった。

周りを見たが、何一つ物が置いていなかった。ここは店だとしても、商品が一つも置かれていなかった。

真っ白な部屋のど真ん中に背の高い背もたれのない椅子が置いてあるだけだった。

その上にはガラスの箱がぴょこりとおいてあった。

「いらっしゃいませ」誰かの声が聞こえてきた。

男性だと思うが、実際的にはどうなのかわからない。

「お望みの商品は何ですか?」とても不思議な質問だったが、一番最初に考えたことを口から出した。

「チェスで勝ちたい」

すると、彼は箱の前に行った。

箱が視線からふさがれると、彼は箱を開けた。

その中には一つの薬があった。

「これをどうぞ。ですが、これは飲めばそれからの人生、どんなことでもプロのようにできます。なので、飲む前に考えてください。いいことが起こるという保証はありません」

それを受け取ると、言われた金額を払った。たったの200円だったので、すぐに払うことができた。

うきうきと家に帰り、考えずにのんだ。

その時は何も思わなかったが、すぐに効果が表れ始めた。


それから数日が立ち、試合が始まった。

初めはそこまで何も思わなかったが、時間が進んでいると効果が表れ始めた。

どうしてか勝つ方法に頭が回り始めたのだった。

どうしてかはわからないが、すぐに勝ち始めた。

「効果は本当だったのか…」だが、だんだんとチェスが面白くなってきた。

「チェックメイト」いくら手を抜いても毎回勝ってしまった。

勝つことはでき始めたが、負けることができなくなった。

他にもいろいろと試してみたが、どれをやっても方法がわかるのだった。

天才といわれたが、ただ暇だった。

「あんなもの食べるんじゃなかった…」店の店員が言っていた「飲む前に考えてください」という言葉を思い出し、悔やんだのだった。

彼はため息をついた

「これからどうするか…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ