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百不思議  作者: 上鍵心之輔
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Zombie Apocalypse

とりあえず岩をよじ登り続けた。岩を上るほど賢くはないだろう。だが、登っているときに思った。登ってからはどうする?別にそのままさまようこともできるがどこからゾンビが現れるのかもわからない。少しリスクが高すぎる。その考えを考え直した。今度考えたことは簡単だ。壁を伝ってできるだけ遠くに逃げる。だが、これも危ない。やはり初めの考えでぞこうする必要があった。なのでよじ登ってみた。慎重に。だが、そこには何もいなかった。ゾンビもいないしあるとしても死んだ木や土だけだった。

もうどこを見ても死んだ土地ばかりだった。とにかく一直線に駆け出して行った。


10分経つと緑の草原が見えてきた。喜ばしいことだった。ずっと緑を見ていなかったのでなぜか懐かしく感じた。たかが10分なのに。

だが、そこから町が見えた。その時はじめてわかった。町がどこまで汚れているのかを。

町にはこけだらけだった。空を飛んでいるときは上ばかり見ようとして下を全く見なかった。今町を見てみると苔で建物は覆われているし完璧な建物は1つも見えない。

町まで走っていこうとしたが問題が起こった。崖だ。町とは崖で挟まれていた。なので飛び降りることはできなかった。だが、降りる方法はほかにな勝った。なので飛び降りることにした。

ジャンプすると足元が消えた。落ちる。落ち続ける。地面が近づいてくるのを感じ取れる。


気が付くと地面に寝転がっていた。傷一つない。上を見ると崖が見えた。どうやら飛び降りてから気を失っていたようだ。だが、死んでいないのは良かった。立ち上がると周辺を見ずに町へめがけて駆け出して行った。

なぜか疲れなかった。足音もしなかった。苔を踏みつけても足跡が現れなかった。まるで硬い個体化のようにのっかった。もちろん足音はしない。この街は知っている。だからどこに何があるかはわかる。今向かっているところは倉庫だ。その倉庫にはあの人たちがいる。残った数10人の人たちが。

数分後、全く息を切らさずに倉庫まで来た。入ろうとして倉庫の門を持ち上げようとしたとき、おかしなことに気が付いた。門がびくともしない。ここまで重いはずない。僕を+超えてくれたあの人は軽々と持ち上げたのだから。これはまるで鉄の塊だ。びくともしない。少しの間持ち上げようとしていた時、門が開いた。だが、自分の力ではなかった。反対側から誰かが明けたのだ。

中から出てきたのはあの研究者だった。慌てて声をかけたが反応しない。名前を忘れた研究者は空を眺めた。ため息をつくとつぶやいた。「死後の人生をお大事に」そのままガレージの中に戻っていった。

こっそりとガレージの中についていった。だが、自分のことに気が付かない。何度も呼び掛けたがため息をついただけで変期は帰ってこなかった。

研究者はまだバナナを頬張っている恩人に訊いた。「本当に戻ってこないのだろうか」遠くを見る目で答えた。「あそこに行ったものは帰ってこない、一番お前が知っていることだろう」意味が分からなかった。帰ってこない?今ここにいるはずだ。

大声を出して呼び掛けたが全く気付いてくれなかった。いったいどうことだ。だが、その答えはすぐに来た。

「彼はもう…」少しいいなさそうに間が空いた。「魔木の餌になって、死んでいるだろう」

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