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百不思議  作者: 上鍵心之輔
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化け狸

日本の中に貝日小学校という小学校がありました。その学校にはたくさんの不思議なことが起きるという言い伝えがあります。100個以上もあると予想されているため、百不思議の小学校とも言われています。

僕の名前は岡田氏愚弄(おかだしぐろう)、今僕がいるのは学校の半分が知らない部活、不明議部だ。部活の名前は誰一人知らない。僕はこの最近、ある不思議なことが起こっていた。


「それでは話してください、あなたにはいったい何が起きたのか」そこには猫の仮面をかぶり、黒いマントをかぶっている数人が椅子に座り、僕のほうを見ていた。

この場所には不思議なことが起きた人のみ入ることのできる部屋だった。この学校すら知らない。入った人は記憶を持っているが、そのことを話した人は誰一人信じることなく終わっていた。ン案員が言ったとしても誰一人信じることなどなかった。それを言ったことのある人たちはこう呼んだ。『不思議解明部』と。僕がここに来るのは2回目だった。

「初めに体験したときは…」


5日前だった。僕が下校中、いつも通っている竹林を通った。ここは家までの近道だからだ。道と呼ぶところはないが、もう何度も言ったことがあるから帰り道は目をつぶってでも林を通り越すことができる。しかし、今回は何かが違った。なぜか狸の像を見たのだ。今までそんなものはおかれていなかった。

狸の像は竹の帽子をかぶっていて、思った通りに太っていた。笑っていて、偽物の石に乗っかっていた。光の反射を見れば簡単に分かった。高さは僕の2/3ほど、動く気配もなかった。その狸はどこかで見たことがあった。

「こんなものあったっけ?」僕は首を傾げつつ、そのまま歩き続けた。

それから15分後、

「何かがおかしい…」僕は15分間ずっと歩き続けていた。だが、林から出る気配もなかった。いつもなら5分ほどで出ることができるはずだった。「まさか…」僕の顔はみるみると真っ青になった。

「迷子になった?」僕は少しの間、信じることができなかったが、そのまま歩いていると分かった。自分が完全に迷子になっていることを。「どうしよう…」僕はそのまましゃがみこんだ。下校中、迷子になったことは今までの人生でなかったからだ。「もしも帰れなかったら食べ物がなくて災厄…死ぬ!」僕はそういうと立ち上がった。こうなってはどのような手を使ってでも帰ろうと思ったからだ。僕は今持っているものを見ると、防犯ブザーがぶら下がっているのを見た。「これで助けを…呼べそうじゃないな」鳴らそうとすると、電池が切れていることに気が付いた。

「ほかには…」たった一つの手段を逃して焦りながら探っていた。「これだ!」それはスマホだった。インターネットにはつながっていないが、モバイルデータというものでお母さんと電話できると聞いた。

「これで…」僕はランドセルに書いてある電話番号を入力した。『プルルル、プルルル、プルルル…』通信音が鳴ったが、お母さんが受けとるようには見えなかった。最後にはプツリと切れ、通信音も途切れた。

「これもだめだ…」僕の顔は完全に真っ青だった。

変える方法は?ほかに何かあるのか?叫びまくる?こんな林の中に助けが来るとでも思ったのか?僕は 地面に膝をついて頭を抱え、目には涙がにじみ出ていた。「もう死ぬんだ…」そうつぶやいたとたんに周りが真っ暗になった。そしてそれから一瞬で目の前に石の道が現れた。気が付くといつもの帰り道に立っていた。「へ?」背中にはいつの間にかランドセルが背負われていた。

それから何日もそれが続いたのだ。何日も。僕はあの林がのろ割れているのかと思ったからここに来た。

あの林に入ったのが悪いんじゃないかと

「それは違う」一番反対側にいる人が口をはさんだ。

「あの林がもしも呪われているとしたら今まではなぜ呪われなかったのか、あの林が呪われていたのではない。あの狸が呪い自身だったのだ。その名も化け狸、人をたぶらかしたりする妖界だ。そして君はその他抜きが住んでいたばあしょに何かをしたのだろう。思い出してみろ、さっき言った『どこかで見たことがあった』という場所を」僕は目をつぶり、真剣に考えた。

「あ!」僕はいったいどこで見たのかを思い出した。「路地の奥だ、あそこで確か…ごみを捨てたかも…」僕はその次にいうことは知っていた。

「ということは君がボミを捨てたことに怒りを抱き、君を呪ったのだろう。今すぐにそこからごみを拾いなさい、さもないとこれからも一生呪われることになる」僕は慌てて走っていこうとしたときに思い出した。

「他にもあったことを思い出した。道に迷ったんだ。まるで一生終わらないような路地だったよ、これも化け狸の仕業なのかな」そう聞き、反対側に座っていた人はほかの人に向いた。何も言わずに他は立ち上がり、消えた。跡形もなく。

僕は質問する暇もなかった。彼が答えたからだ。「そいつは化け狸じゃない。あの化け狸は自然しか操れないはずだ。これはあいつがやったに違いない。君たちが言うにはゴーストというグループだ」彼はそういうとその場から消えた。男なのかも女なのかもわからなかったが、いったいどこに行ったのかもわからなかった。

僕はとりあえず、その場から消えることを心で願い、ここに入ったより前の場所に戻った。「とりあえず…」僕は狸の像があった場所へと向かった。だが、路地に入るとまた無限のループに入ってしまった。いつものように気が付くと戻ることは知っていたが、今回は時間がなかった。

「待てよ…ここって路地なのは路地だよね、ってことは…」僕は塀の上へ上った。「これってまさか…」僕は目を疑った。その場所はいつもの場所だった。無限に続くはずの路地が嘘のようだ。「まさかあれはすべて厳格?」僕は目を疑い、こすってもう一度見たが結果は全く駆らなかった。僕は塀の上で進み続けると、周りがだんだんとおかしくなってきた。椅子が空に浮いていたり家がなくなっていたり、もう様々だ。しかし、僕は塀の上を走り続けた。「見つけた!」塀の上を走っているとあの狸の場所へ来ることができた。「よいしょっと、」僕はその場から降りて捨てた紙くずを拾い上げた。「あとは待つだけだけど…」僕はそこの壁にもたれかかった。「どのぐらい舞ったらいいのかはわからないな」僕はそのままもたれかかっていると眠りに落ちてしまった。

「寝たか」僕が寝ている間に近くで声がした。「それでは始めるぞ、彼に見られては困る」2人はそういってから消えた。

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