アンダルシア
アンダルシアが攻撃を開始する1年ほど前
「それでは会議を始めさせてもらうぞい」
「ほいほい」「ほーい」
白の床と壁にきれいな窓
机の真ん中には円卓があり
三人の年老いた老人が会議をしていた
「会議内容なんじゃっけ?」
一人の老人は内容を忘れてしまったようだ
「おー内容か?」
「会議はエネルギー問題じゃないか?」
「そうじゃそうじゃ、それじゃな」
「進行はワシがやらせてもらうぞい」
「おーたのむたのむ」
「この近くの資源がほとんどなくなってもうて、資源確保をどうするかじゃの」
「資源確保かぁ」
「ワシらには無理じゃのW」
「じゃあ、どうするのじゃ?」
「うぬ、難しいのぉ」
コンコン
「誰じゃ?」
「会議中失礼します!
面会の申し出でございます!!」
「誰からじゃ!」
「それが、、輪真教の使者からです!」
「なに!?おい返せ!!」
「まあまあ、そう言わず、、とはいえ、輪真教か、、」
「今は、我々も困っておる
話だけでも聞くべきじゃろ」
「なぜだ!今の状況を奴等に知られるほど
屈辱的なものは無いぞ!!」
「そやつから良い意見が貰えるかもしれぬではないか」
「貰えなかったらどうするのじゃ!」
「お二人さんや喧嘩はよしなさいな、、今は目の前の問題を解決が先あろう?ならば奴等の情報も大切ではないか?」
「脅されるかもしれぬのだぞ!!!」
「まだエネルギーはつきておらん浅く見積もって
あと数十年はもつ、ワシ等が開発した兵器も
たくさんあるではないか、大切なのは
国を信じる心、それに、
資源が尽き始めているの周知の事実じゃよ」
「話しが通じないようじゃな、、ワシは降りるぞ!」
そう言うと、1人の老人は立ち上がると
部屋を出ていった
残された老人2人はため息を吐き、
扉に向かって声をかける
「通すが良い」
「承知いたしました」
五分ほどの時間が流れ、面会の人が部屋に入る
「わざわざここまで来るとは大変だったじゃろ」
そう言うと老人は男を円卓の席に誘導する
扉からお茶を持った女性が入室し、
男の前にお茶を置いて部屋を後にした
「いえいえ、このお忙しいタイミングで
面会の申し出をしたのに、
通していただいたこと、そして、
お気遣いとご配慮をありがとうございます」
「それでじゃな?ワシらの国は資源がつきかけておるのじゃ、なにか良いアイデアはないかの?」
「ほんとになんでもよいのだ」
「そうですか、、
今回の面会の内容と被りますね、、」
「「ほお?」」
「今回の面会の内容は、極東に位置する巨大な大陸の奥に存在する国を攻めていただきたいのです」
「なぜじゃ?」
「国?」
「神託を頂いたのです、女神様から」
「ほお!女神様からの神託なのか!」
「して、なぜ攻めるようにと?
それになぜ我々のとこに来たのだ」
「女神様からの神託は攻めること、
理由につきましては、
古き宗教を信仰している、からだそうなのです」
「なぜ古き信仰はダメなのだ?」
「それは私には分かりかねます、、」
「まあまあ、女神様の言うことなら
間違いなかろう、だがなぜ我らにそれを?
君達が攻めるなりすればよかろう?」
「いえいえ、我々ではそんな場所にいけませんよ、
極東となりますと海しかありませんので、
どんな生き物がどんな人がすんでいるのかも
分からない状態で生身の人間は、かなり無謀かと、」
男はさらに続ける
「信託の中には海を越えた先に巨大な壁があり
壁は大陸を囲いそのまわりを海が囲うという話
そもそも中に入ることすら困難と予測されます」
「フム。それでワシらに、、
だがワシ等が攻めるメリットがのぉ、それに、
大陸なのだろ?誰も知らぬわけがなかろう?
お主は知っとるか?」
「いや、知らんな、」
「この大陸は800年前の地図に載ってました」
「「800年前だと!?」」
「その大陸、存在を消されていたやもしれぬな」
「それにしても、
800年前の地図がよく残ってたのお」
「ヤガルタ寺院にありました」
「なるほど、、、もっとも東よりの寺院か、」
「この土地には資源が豊富のため、
それを使い人類を豊かにせよとの
女神様からのお言葉でございます」
「ならわしらの国ではなく、
自国掛け合い、単独でやった方が特であろう?
個人では無理でもこれは神託
ソナタの国が動くことも可能じゃろ?」
「たしかにそうですが、先ほども言った通り、
我々ではたどり着けません、そして、
アンダルシア、いえ、貴国の方が資源をより
効率的にかつ、長期の保存も可能なのでは?」
「保存?それなら貴国でもできるではないか?」
「保存は出来ますが
他国からの攻撃を受ければ奪われます
しかし、、貴国が他国から攻められ、
被害を受けたという話を
聞いたことがありませんから」
「なるほど、じゃがな、
我々でも攻められれば被害は出るぞ?」
「いえいえ、あなた方は短期間での
地下都市をも築き上げ
さらには防衛システムにより
完璧な守り、まさに補完の場にふさわしい」
「じゃが、それと被害数は関係ないと思うが?」
「しかし、過去の事例をお出ししますと、
魔法大国に攻められた時の被害数は
兵器の損傷のみであり、
人的被害はゼロとお聞きしますが?」
「それは偶然じゃよ」
「その時以来、アンダルシアは守りの神に守られているだとかの噂が広がり、
攻撃をしかける国が激減したのでしたね」
「よく覚えてきたな」
「調べるのも大変であっただろうに」
「そこは頑張りましたよ」
「じゃが、わしらが資源を
他国のために使うと思うか?」
「そうじゃぞ、何時どんな時でも、国の発展を
一番に考えていたからな」
「女神様の信託にそむくと、?」
「わかったわかった」
「ふむ、 じゃが、宗教関連の世論誘導など
大きな障害ではないぞ? 」
「そうかもしれませんね、、ですが、
お2人が、いえ、3人がここまで登り詰めれたのは
なんのおかげでしたかね?」
そう言うと男は席を立つ
「私が話したい、内容は以上でございます
これからどうするのかは、
お二人で話し合う方がいいかと思いますので
私は退出いたします」
男がぺこりと一礼し、部屋を出る
老人のうち1人は考えるように顎に手を当て
もう1人は面白そうに笑う、
判断次第では、、世界が動くのだ
さらには大きな置土産、、
「さて、、人生最後の、挑戦と行くかの」
笑う老人はこれから起きることが
楽しみなのだろう
考えていた老人は考えがまとまったのか
もしくは、作戦を既に完成させているのか
薄笑いを浮かべる、、その目には
小さな炎が灯っているようにも見えたのだった