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運命  作者: ガオー
14/14

お店




「いらっしゃっせぇー!!」 




店の扉を開けると、とても大きな声がお出迎え


「めちゃくちゃ、こえでかくね?」


「あー、お前はこういうの初めてか?」


「こういうの、というか、ここ何屋なの」


そう言いながら周りを見渡す



皆、でかい皿、、いや、おわんか?

その中に入ってる細長い何かを美味しそうに

吸ってる、、、のか?


「あー、、ラーメン屋だよ」


そう言いながら紙に名前を書いている


「佐藤様!いっらしゃいますか!!」


すると、椅子に座っていた一人が手をあげる



「お席ご案内します!!

 1名様ごあんなーい!!」


そういって店の奥に入っていった



「へー、、こんな感じなんだ」


「こういうとこ来たことないのか?」


「ないね、、こんな、、雑なとこ来たことないね」


「こういうとこもいいぞ?普通に楽しい」


そう言って笑う、なんか腹立つな、、


「澤田様いらっしゃいますかー?」


「はい」


普通に手を上げた、が、それよりも驚きがあった


「おまえ、澤田っていうのか」


「え?覚えてないの?」


「、、、」


「お席ご案内します!!

 2名様ご案内!!」


店員さんがにっこり笑顔で案内してくれた

隣の人の顔怖いけど


「こちらの席にお座りください

 お冷お持ちしますね」


そう言って、店員はお辞儀をして戻っていった



「俺の名前を言ってもらおうか?」


あ、、怒ってる、これ、、


「や、えっとっすね、、」


ニッコリ笑う、、目の奥が笑ってない怖いって


「ワカンナイデス」


「おし、表出ろ」


「ごめんって!?」


「ゆるさん、表出ろ」


「いや、待って、言い訳をさせてほしい」


「納得できる内容なんだろうな?」


「うん、理由は3つ」


そう言って、言い訳を考える

やべぇ、どうしよ


「まず!!お互いの名前言わないこと」


「ほお?」


「お互いに名前呼びをせず!おいそこの!!

 なんて言ってたら!!名前覚えれないさ」


「覚える気がないんじゃねぇの?」


「グフッ、、精神的ダメージがっ」


「で?2つ目は?」


「えっと、、記憶力がない人に!!そんな!

 名前覚えろは鬼畜です!!」


「いや、魔法学院で暗記問題あっただろ」


「そこは、魔法を作って盗み見突破したよ」


「、、、、3つ目は?」


「えっとぉ、、、僕の名前覚えてない人が!

 人のこと言えるんですか!!!!」


「いや、名前言えるけど」


「え??言ってみなよ」


「加藤琥珀」


「、、、、」


「おし、表出ろ」


「注文しましょうよ!!」


「お冷でーす」


ニッコリ笑顔でお水を持ってくる店員


「ご注文決まりましたらお声掛けください」


「あー決まってます!」


ここで、店員さんがいなくなったら

表出ろがまた来る、、逃がしてはいけない!!


「一番高いやつを!!」


「い、一番高いやつですか?」


「はい!」


「分かりました〜」


「あ、俺も注文するわ、

 豚骨ラーメンでニンニクマシマシの追い油頼むわ」


「えーと、、わっかりました!」


そう言って、紙にメモをして戻っていった


「慣れてんね〜」


「ここに何回も通ってたからな当然よ」


「へー?すごいね」


「ここのラーメン美味いのよ」


「僕はラーメンはじめてたべるな、、」


「そっか、食ったことねぇのか

 絶対に気にいるよ、うめえから」


「まあ、普通に美味しそうな匂いだし」


そう、、すごく美味しそうな匂いで

店は埋め尽くされている


甘くも、しょっぱくも、ほんのり肉の匂い


なんとも言えない美味い香りなのだ



そんなことをなんやかんや話して

表に出ろを回避していると



「おまたせしました、こちら、豚骨ラーメンです」


そう言って定員さんが持ってきたのは

大きなどんぶりふたつである

右手のどんぶりは肉がはみ出していた


びっくりするぐらいでかい、、



「こちら、チャーシュー麺です」


「肉すごっ」


目の前に置かれたラーメンに目を奪われてしまう

ちらりとはみ出していた肉を真上から見下ろす

肉はまるで、麺を隠すかのように並べられている


「美味そう、、」


思わず、声がこぼれてしまう

ラーメンの匂いが鼻をくすぐる


「伸びる前に食え、麺はスープを吸って

 ブヨブヨになるからな」


そう言って、彼はラーメンを食い始めた


「いただきます、、」


箸で麺をつかみ、口に近づける

麺が唇に触れると麺の熱が唇を刺激する

息をふきかけて、冷まして、口に運ぶ

口の中に、香りが広がり、あとから麺の味が舌を刺激する


「暑いから気をつけろよ〜」


そう言いながら、彼は大きなスプーンの様なものを使って

スープをすくい、その上に麺を乗せて一緒にすすっている

それを真似してみると、今度はスープの味が口の中で暴れる

しかし、今回は麺の味を感じる時も、

スープの風味が残っていた


結論、美味い


僕は全く話さずに、ラーメンを食べ

気がつけば、スープを残して、完食してしまい

残りのスープすらも、飲み干してしまったのだ


「ご馳走様でした」


彼も食べ終わり、お互いに手を合わせて、祈りを捧げる


「じゃあ、会計するか」


「あ、僕払うよ、良い体験させてもらったからさ」


「いや、ここは俺が払う、

年上として、先輩として、払わせてくれ」


そういって僕の目を真っ直ぐと見つめてきた


こう言われたら、否定するのも悪いな、


「ありがとうございます」


「じゃあ、入口で待っててくれ、すぐ終わらせっから」


そう言って、彼は席から立ち上がると足早にレジに向かった


僕は言われた通り、入口に行く、そして、外に出る、

暖かいような優しい風が歩を撫でる

僕は外の空気を思いっきり吸い込んで吐き出す


「お腹いっぱいで満足してる時の

この空気の美味しさなんなんだろう、、」


そんなことをのんびり考えていると


「ドロボー!!」


大きな声が響きわたり、僕は思わず声の方向を向く

そこにはおばあちゃんが起き上がろうとして

それを手伝う人の姿

そしてその目の方向には、

顔を隠した人が走り去るとこだった


僕は考える前に、手が動いてしまった


「リストレイント!!」


走り去る男の体の自由を奪い男はそのまま転倒した


周りの人が駆けつけ、男を抑える


「おい、会計が終わっ、、何だこの人混みは」


店からでてきた彼が困惑の表情を浮かべる


「あ〜、ドロボウらしいから、とりあえず、拘束魔法を」


それを聞いて、彼は驚きの顔と焦りの顔を見せる


「は、?おま、ここで?」


「え、?そうだけ、、」


彼は返答を待たずに僕の手を引っ張って走り出す


「え!?ちょ!?」


「いいから来い!!」


後ろではおばあちゃんがみんなに

お礼を言ってるような気がした


大きな道を走り

裏路地を走り抜け、細い裏道に出た


「ちょ!これ以上は無理っ」


「体力ねーなぁ、、まあ、ここまで来ればいいか」


彼はそう言うと、走る速度を緩め、振り向く


「んでっ!なんで走らされてんのっ」


呼吸を整えながら、質問をする


「魔法が使えるのがバレたらダメだろ」


「なんで、、」


「いや、そもそも魔法を使える人が少ない

それを、魔法陣無し、無詠唱

そんな化け物は王室の魔道士になるんだよ」


「いや、僕らは王室の魔道士だろ」


「そうだけど、なら、なんで今外にいるんだ?」


「???」


「王室の魔道士は期限内の城外への外出は禁止されている

逃げられるのを防ぐためなのもあるし、

情報が漏れないようにするためでもある」


「何を言いたいんだ、、」


「王は俺達が外にいるのはまだ知らないだろ?

でも、俺らが外で魔法使って騒ぎになってみろ」


「、、リーダーの迷惑に、、?」


「そういう事だ、それに、、

あいつを助けなくちゃ行けないだろ、?」


「、、、」


「だから、騒ぎになったらダメなんだよ」


「ごめん、、」


「まあ、今回使った魔法は具現化しないやつだったから

バレてないと思うけど、、、」


そう言うと、彼は静かになり、辺りを見回す


「え、?なに?」


「静かにっ、」


小さな声で僕に指示をする、細い裏道のせいか

より緊迫した雰囲気が僕を襲う



「そこにいるのは分かってるぞ、出てきたらどうだ」


すると、上の方から、キラキラした顔で1人が顔を出した


「さっきの魔法ですよね!?凄いです!!」


後ろの方からはバカ!っと、小さな声が聞こえ

それに対して、良いじゃん!どうせバレてたんだし!

と、言い合いをしていた


ふと、隣の彼を見ると、少し、汗をかいていた、

小声でどうしたのと聞くと、

上から来ると思っていなかった

とかえってきた、


「さっきの!魔法陣無しで!無詠唱!ですよね!?

拘束系?それとも!弱体化魔法ですか!?」


キラキラと眩しい笑顔を見せながら質問攻めをしてくる

バカ!相手に警戒されるでしょ!質問しすぎ!!

いーじゃん!別にこんな質問、する前から警戒されてるし!

と、また言い合いが始まった、


怒られてる方は、声の質から男だろう、、もう1人は女か、


「戦う気はなさそうな気がするけど、、」


そんなことをつぶやく


「まあ、、でも、警戒はしとけよ、、?」


注意された、、


「おい!そこの二人!

俺らに用があるんだろ!さっさと話せ!」


その声を聞いた2人は顔を見あわせ、屋根から飛び降りた


「危ない!!」


僕は反射的に物体操作、地面に両手を当て、

落ちてくる落下地点を柔らかくしたが


2人は壁を蹴って僕たちの隣に着地したのだ

澤田が2人の方向に体を向けるのと


「私達の組織の幹部になってください!」


は、ほぼ同時であった


「「は?」」


組織、?幹部?


「たまたま見かけただけですが!

魔法をここまで使える人は絶対に

逃しちゃダメだと思うんです!!」


「私達が!ボスに全部事情はお話します!」


「いや、そう言われても、、」


僕は澤田の方を向く

彼はまだ、僕を庇う形で、棒立ちしていた


「そもそも、どういう組織なんですか?」


すると、男が女を見て、女が頷き口を開く


「我々の組織は、、今の、

この国を変えるために創設されました」


「この国を変える、?」


女は頷き、今の国の現状、そして、王の支持率の低さ

国民は不満を抱えていたのだという、


「私達は、その不満を持つ国民

一人一人に寄り添い話を聞いて行く中で、

現王政打破を掲げる過激派が増え、今の組織が出来ました」























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